- 投稿日:2025/05/28
〜年齢とともに変わる体の仕組みと対策〜
こんにちは、内科医のすずかです。
「気づいたら去年より体重が1kg増えてた…」「若い頃はすぐに減っていた体重が最近は全然減らない…」 そんな経験、ありませんか?
今回は、健診で「体重増加」が気になる方に向けて、医学的な視点からその原因と、今日からできる工夫をお話しします。
🔍 原因①:基礎代謝の低下
年齢とともに筋肉量が減ると、体が消費するエネルギー(基礎代謝)が落ちていきます。
20代 → 30代で約2〜3%、
40代 → 50代でさらに低下しやすくなります。
同じ食事・同じ生活でも、燃やす力が下がっていくため、少しずつ脂肪が蓄積されやすくなります。
🔍 原因②:ホルモンの変化とストレス
特に女性では、更年期以降にエストロゲンの分泌が減少することで、
・内臓脂肪がつきやすくなる
・インスリン抵抗性が上がり、血糖が乱れやすくなる
など、太りやすい体質に変わっていきます。
さらに見逃せないのが、ストレスによるコルチゾールの増加です。
慢性的なストレス状態にあると、コルチゾール(副腎皮質ホルモン)が上昇し、血糖上昇や内臓脂肪の蓄積を招きやすくなります。
→ 寝不足・過労・心の緊張も、体重増加の引き金になるのです。
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