- 投稿日:2025/05/29
〜健診結果から広がる“血糖の見方”を深掘り〜
こんにちは、内科医のすずかです。 今回は、健診でもよく登場する「血糖」について、少し深く掘り下げていきます。
血糖の“数値”を見るとき、空腹時血糖やHbA1cだけで判断していませんか? 実は、年齢やホルモンの影響、体質や生活スタイルによって、見えにくいリスクも潜んでいます。
今回は、数値の見方とともに、インスリン抵抗性、ホルモン変化、話題の薬やCGM(持続血糖モニター)など、現代の血糖管理に欠かせない知識をやさしく解説します。
🔍 健診結果の見方:空腹時血糖とHbA1cの違い
空腹時血糖:その瞬間の血糖の状態(通常は朝食前の値)
HbA1c:過去1〜2ヶ月の平均的な血糖状態
どちらも糖尿病のスクリーニングに使われますが、片方だけでは見逃しもあります。
📊 基準値の目安:
空腹時血糖:99mg/dL以下(正常)
HbA1c:5.6%以下(正常)/5.7〜6.4%(境界型)/6.5%以上(糖尿病の診断基準)
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