- 投稿日:2025/05/30
- 更新日:2025/10/09
こんにちは。ChatGPT有料化をきっかけに、
すっかり生成AIにハマった主婦会社員のまきと申します。
先日の学長ミッションから、
NotebookLMを使い始めた!という方もたくさんいらっしゃると思います。
使っていく中で、この情報、ソースに入れて大丈夫?と
不安になることはないでしょうか。
NotebookLMは便利なツールですが、
ソースとして扱う情報はどれにするかも、自分の裁量に任せられるため、
こうした疑問も自然と湧いてくるものだと思います。
NotebookLMだけに特化したプライバシーに関する情報は開示されていなかったので、
この記事では、運用元である
「Googleの公式プライバシーポリシー」をもとに、
どのような考えを持っているか調べることにしました。ただ、
Googleの公式プライバシーポリシーや、機密情報の扱いに関する文書は、
どうしても、読み解くのが難しい。
(思考が停止することばが、たくさん・・・)
そこで今回は、NotebookLMに
Googleの公式プライバシーポリシーのURLを読み込んで
NotebookLMのソースに入れる情報の
秘密保持に関して教えてと聞いてみました。
この記事を通じ、みなさまおひとりおひとりが、ご自身で、
「どんな情報なら入れていいかな?」
「どう工夫すれば安全に使えるかな?」を考える、
ひとつのきっかけにしていただれば幸いです🎉
Google公式ポリシーではどうなってる?
「NotebookLMのソースに入れる情報の秘密保持に関して教えて」
という問いに対し、Google公式ポリシーでは以下のように回答しているとNotebookLMから回答が返ってきました。
•原則として個人情報を外部と共有しない:
Googleは、以下の場合を除いて、ユーザーの個人情報をGoogle以外の企業、組織、個人と共有することはありません。
※以下の場合とは:
・ドメイン管理者の場合(例:組織の従業員や学生アカウント)
・外部処理の場合(Googleの指示に基づき、プライバシーポリシーなどに従ってGoogleのために情報を処理する関連会社や信頼できる第三者)
・法律上理由がある場合(強制力のある政府機関の要請に応じるためなど)
また、これは別の情報源になりますが、Google社が以前
「NotebookLM原則としてAIモデルの学習に使われることはない」と公表していることもあり、比較的機密安全性の高いAIであるという解釈ができるかと思います。
ただし、フィードバックを提供した場合(例:サムズアップ/ダウン機能の利用時)には、Google担当者がそのフィードバック内容(クエリ、アップロード、モデルの回答を含む場合がある)を確認し、サービス改善に利用することがあります。
この場合でも、提供されたデータが直接AIモデルのトレーニングに使用されることはないと言われています。
・情報の保護に尽力している:
Googleは、保持する情報への不正なアクセス、改変、開示、または破壊からユーザーとGoogle自身を保護すべく尽力しています。
・強力なセキュリティ機能を備えている :
Googleのサービスはすべて、ユーザーの情報を継続的に保護する強力なセキュリティ機能を備えています。セキュリティ脅威を検知し、自動的にブロックする取り組みが行われています1。
・様々なセキュリティ対策を実施:
具体的な対策には、データ伝送中の暗号技術の使用、アカウントを保護するための各種セキュリティ機能(セーフ ブラウジング、セキュリティ診断、2 段階認証など)の提供、システムへの不正アクセスを防止するための情報収集、保存、処理方法の見直し(物理的なセキュリティ対策を含む)、情報へのアクセスを必要とする担当者に限定し、厳格な守秘義務を課すことなどが含まれます。
で、結局、どこまでの情報なら入れていいの?
ここまで読んできて、ユーザーのプライバシーを重視するGoogle社の想いも感じることができました。怖がりすぎず、気軽に使っていくことができるAIとして、さすが、色々考慮されていますね。
とはいえ、ここからはITに向き合う姿勢について、私の見解ですが、
全てのIT、生成AIにおいて、
「万万が一の漏洩があったとしても、大丈夫なように、守る力と持って扱う」ことが、とても重要だと思います。
この点をチャッピーと壁打ちしてスタンスを決めてみました。
機密度で分ける
ChatGPTと安全なNotebook LMの使い方について相談しあってみたところ、
「現実的には取り扱う内容の「機密度」で使い分けるのがおすすめ」
とのこと。たとえば──
保育園の予定や家庭のToDo:問題なし。ただし子どもの名前などは伏せ字にするとより安心!?
会社名入りの企画書:個人アカウントでは避けたほうが無難。Workspaceアカウントで、社内ポリシーに沿って使うのが理想。
契約書や顧客情報などの原本:いずれのアカウントでも避けるべき。こうした情報はNotebookLM以外の閉じた環境で扱うのが鉄則。
※契約書に関しては、たとえば機密情報を含まない形の状態で、一部分の解釈を尋ねるなどの範囲であれば、活用も可能だと思います。顧客情報も、オープン情報であれば安心ですね。
私自身の、運用スタイル
実際、私も、NotebookLMを使うときはこんなルールで使っています。
仕事用は、Google Workspaceアカウントで利用。NDA(機密保持契約)がある資料は、基本アップロードしないか、社内で共有が必要な場合は、規定の則り、要約版や匿名化したメモだけアップロードするなど、注意を払っています。
プライベートは、「万が一人に見られても困らないレベル」に整形して使う。基本的には怖がりすぎず、節度を持って向き合う、という姿勢を崩さないことを心がけています。
まとめ:守る力は忘れず、でも恐れすぎずに使い倒していきましょっ
NotebookLMは、セキュリティやプライバシーの面でも、
比較的しっかり設計されたツールであることが、
今回色々と調べてみて改めてわかりました。
重要なことは、こうしたちょっとした工夫や判断基準があると、
より安心して業務にもプライベートにも活用できるかなと思います。
「これ入れていいかな…」と迷うときには、
同じように、該当の生成AIツールのプライバシーポリシーをNoteBook LMにソースとして入れ込んで、要約して確認するのも一つの方法かもしれません。
便利なNotebookLM活用、ぜひ進めていきましょう!
記事に対するレビューやいいね、ブックマークなどいただけるととても嬉しいです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。