- 投稿日:2025/06/23
はじめに
こんにちは!私は北海道で歯科医として勤務しています。
この間、札幌オフィスで水の代わりに炭酸水を飲んでいるリベ友がいました。好きなの?と聞いたら、「ただ何となく飲んでいる」とのこと。確かに、健康のために「無糖の炭酸水」を日常的に飲む人が増えています。欧州では食事中に炭酸水を飲んでいますよね。ただ、歯科医の立場からすると、炭酸水はちょっと怖い存在なんです。今回はそのお話をしようと思います。
炭酸水、身体にいいけど…歯にはちょっと注意?
炭酸水には、炭酸ガス(二酸化炭素:CO₂)が含まれていて、これが水に溶けると「炭酸」という酸性の成分になります。
つまり、炭酸水は「無糖でも酸性の飲み物」。
その酸が、少しずつ歯の表面(エナメル質)を溶かしてしまうことがあるんです。
特に気をつけたいのは、pH(ペーハー)値が5.5より低いもの。
エナメル質は、pH5.5以下になると“脱灰(だっかい)”といって溶け出すといわれています。
市販の炭酸水の多くはpH5前後。ちょうど歯が溶け始めるラインなんです。
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