- 投稿日:2025/06/03
- 更新日:2025/10/17
FP2級の資格を持ち、日々家計簿とにらめっこしている私です。
しかしこの数年、家計はずっと「旦那さんの月々の給料の手取り=支出」でトントンまたは赤字です。
それでも貯金できているのは、ボーナスや株の配当のおかげという状態です。ボーナスや株の配当金がなければ貯金ゼロどころか赤字です。大ピンチ!
「ちゃんと家計管理してるのに、なぜかお金が残らない」「物価高だから仕方がないよね」と私のように悩んでいるかたは多いのではないでしょうか?

今回はそんな“家計が黒字にならない理由”を見つめ直し、毎月黒字化するためにやるべきことを5つのステップで考えてみました。
1. 【現状把握】「固定費だけで家計が圧迫されてないか確認」
・住宅ローン/家賃
・通信費(格安SIMやネット回線の見直し)
・保険(不要な掛け捨てや貯蓄型を精査)
・夫婦の小遣い
・子どもの教育費や習い事
🔍 ポイント:毎月の支出の50%以上が固定費なら見直しの余地大
<わが家の場合>膨らみがちな教育費はできる範囲で絞る
わが家は通信費と保険、小遣いは限界まで見直しました。
教育費は削りにくいなと感じます。子ども2人は未就学児(5歳と3歳)で、上の子が私立の幼稚園(こども園)、下の子は公立の保育園に通ってます。
幼児教育・保育の無償化になったとはいえ、私立か公立か、幼稚園か保育園かで負担額がだいぶ変わりますね。
私立の幼稚園(こども園)は内容が充実しているぶん高い印象です。全部の園がそうだとは限りませんが、うちの子が通っている幼稚園は高めだと思います。転勤族なので引っ越してきてから受け入れてくれた園に入園したんですよね。
そして子どもの年齢が上がるにつれて教育費は高くなっていきますね。未就学児の段階で「教育費が高い」と言っていたらどうなる事やら・・・。
習い事は上の子が2つ、下の子が1つの状態です。
教育費はあまり削りたくないと思うかたが多いでしょうが、金銭的にできる範囲で無理なくやるしかないですね。例えば自宅学習やオンラインにして費用を抑える方法があります。
また、親が習わせたいけど子どもがやりたがらない習い事は潔くやめてしまいましょう。お金があれば何個でも習い事をさせればいいのですが、ないのであればそういうわけにはいきません。うちも思い当たる節があり、上の子の習い事のひとつは旦那さんがやらせたくてやっているものの、子どもはイヤイヤやっている状態なので先払いした回数券ぶんが終了したら終わりにします。
2. 【変動費の改善】「食費・日用品・レジャー費の“浪費だけど使いたいものやこと”はポイント払いで」
・食費は“買い物頻度”と“外食回数”を減らすだけでも効果あり
・浪費だと分かっていてもついつい買ってしまうコンビニスイーツ大好きな私。ポイント払いにすれば罪悪感なし。我慢しすぎはよくないのでほどほどに。
🛒 実践例:週1まとめ買い・外食の楽しみも月1回までと決めるとラク
<わが家の場合>浪費はポイント払いを徹底する
うちは子連れ(未就学児2人連れ)で買い物することが多く、お菓子のついで買いが多くなりがちです。
また、私自身がコンビニのキャンペーンにも弱くてよくつられてホイホイ買ってしまいます。なので”おやつはポイントで買う”を徹底しはじめました。貯まった楽天ポイントを使って楽天ペイ払いしたり、Vポイントをカードの支払いに充てています。外食は月一程度で楽しんでます。
3. 【収入を増やす】「本業収入が限界なら、副収入と非課税制度を活用」
・配当金や株の売却益は立派な副収入
・NISA・iDeCoで節税しながら資産形成
・スキルを活かした副業(ブログ、ライティング、ポイ活など)
📈 「収入を増やす」ことも「予算内でやりくりする」ことと同じくらい大事
<わが家の場合>投資のおかげで生活に潤いを感じる
旦那さんの職業は国家公務員で副業禁止。私は自営業(収入の波があり、今はほとんどなし)。株や投資信託は副業ではなく禁止されていないので、夫婦揃ってやってます。
つみたてNISAは毎年夫婦分のつみたて投資枠と成長投資枠をフルで使ってます。
イデコは自営業の私が毎月5,000円を掛けていて、手数料節約のため年2回に分けて入金しています。
投資はかれこれ10年やっており、貯金の半分以上は投資資金になっています。株の売却益や配当金のおかげで生活に潤いを感じます。
4. 【マインドセット】「ボーナス・投資益を“あてにしない”暮らし方」
・「ボーナスなしでも暮らせる設計」が真の安定家計
・「余ったら貯金」から「最初に貯めて、残りで暮らす」へ
💡 実践法:先取り貯金/天引き貯金/自動積立設定の活用
<わが家の場合>毎月定額の貯金で大型出費に備える
車用の支出(車検やタイヤ代、保険料、税金など)と旅費、大型出費に備えて毎月定額で貯金しています。
特別出費(年数回の大きな額の出費)はわかる範囲で備えておいて、ボーナスをあてにせず、全額貯金できるようにしたいところです。
5. 【家族で共有】「家計の収支内容は家族で共有する」
・夫婦で定期的な“お金会議”を開く
・出費の出所を共有化する
・子どもにも“お金教育”を少しずつ始める
👪 “なんとなく”使ってるお金を“みんなで使うお金”に変える意識を
<わが家の場合>口座やカードを減らしてわかりやすくしている途中
うちは口座やカードが多いので減らしてわかりやすくしている最中です。家計簿をつけていて、毎月末に各口座の残高を確認していますが、手間がかかるうえにわかりにくくなっているかもしれません。管理する口座やカードが減ると家計の見える化がより進みそうです。
子ども(5歳と3歳)が「〇〇が欲しい」と言い出しても「すぐにはおもちゃやお菓子を買えないよ」と伝えてその場の思い付きで買わないようにしてます。
まとめ:
家計が黒字にならないのは「浪費しているから」だけではありません。むしろ真面目に管理しているかたほど、「無意識の出費」が家計を圧迫してしまっているのです。
わが家の無意識の出費は子ども関連が多いです。
必要に応じて「家計の内訳を見直す」「固定費を減らす」「収入を増やす」 などの対策が重要です。
毎月の黒字化を目指す5つの見直しポイント
1.固定費だけで家計が圧迫されてないか確認
2.食費・日用品・レジャー費の“浪費だけど使いたいものやこと”はポイント払いで
3.本業収入が限界なら、副収入と非課税制度を活用
4.ボーナス・投資益を“あてにしない”暮らし方
5.家計の収支内容は家族で共有する
今はまだ大ピンチ家計ですが、ボーナスや株の売却益に頼らない黒字化を目指して頑張りますよ💪
試してみて効果のあった方法があったらまた書きますね。