- 投稿日:2025/06/07
- 更新日:2025/12/04
以前学長も紹介されていた「Google Notebook LM」(通称:エルちゃん)
https://libecity.com/room_list?room_id=President-Tweet&comment_id=w1bAglkuSbNKJXrtbh9O
でも、ソースを入力するのが面倒。
そこで紹介するのが「NotebookLM YouTube Turbo」という拡張機能。
これを使いこなせば、「FP学習のAI先生を簡単に作れるよ!」という話です。
※基本的な使い方は、学長がとてもわかりやすくまとめてくれているので、そちらを参考にしてください。
◆記事を書こうと思ったきっかけ
NotebookLMはYoutube動画もソースとして使用できるので、動画のURLを登録することで、その動画の内容にあわせてアウトプットを表示してくれます。
そこで、最近ようやくFP3級を取得しようと動き始めた私は、
「ほんださんのFP講座をすべてソースに登録したらいいんじゃない?ほんださんの説明むっちゃわかりやすいし、ポイントを抑えて説明してくれるから、ほんださんみたいなAI先生がいてくれたら最高!」
と考えました。
しかし、そこに大きな問題が。
NotebookLMにソースのURLを入力するには、1回1回動画のURLを貼り付ける作業を繰り返さなくてはいけません。
仮に、ほんださんの「FP3級爆速講義」の動画をすべて読み込ませようとすると、42本の動画のURLを貼り付けなくてはいけません。
「Youtube動画を開く」→「URLをコピーする」→「NotebookLMのソースに貼り付ける」
この作業を、42回繰り返さなくてはいけません!!
パソコン操作が好きな私でも、それは面倒くさいです。
そんな時に見つけたものが、「NotebookLM YouTube Turbo」というChromeの拡張機能です。
この機能を使用することで、たくさんある動画のURLを一気に取得することができ、比較的少ない動作でNotebookLMにソースとして登録することができます。むっちゃ便利です!!
今回は、NotebookLMの操作ではなく、その拡張機能を紹介します。
この方法が、少しでもリベの方々の助けになればと思い、記事を作成しました。
◆NotebookLM YouTube Turboってなに?
NotebookLM YouTube Turboは、Google Crhomeの拡張機能です。
この拡張機能を使うことで、こんなことができます。
●複数の YouTube URL を一括収集:
プレイリスト、マイ動画、検索結果などから一度にリンクをまとめて取得。
●手動コピペを回避:
タブを何度も切り替えたり、ひたすら URL をコピー&ペーストするストレスから解放。
●NotebookLM に直接貼り付け:
収集したリンクをそのまま NotebookLM のプロジェクトにペーストして、すぐに作業を開始。
◆最強のFP先生を作ろう!
▼NotebookLM YouTube Turboのダウンロード
まずは、NotebookLM YouTube Turboを用意します。
拡張機能を使用するには、その機能のインストールが必要です。
以下のリンクからダウンロードしましょう。(Googleのストアに飛びます)
https://chromewebstore.google.com/detail/notebooklm-youtube-turbo/lbelfipebhopddchngmplikbbdibjlmm
右上の「Chromeに追加」を押すことで、簡単にインストールできます。
▼動画リストのページへ移動
今回は「ほんださん/東大式FPちゃんねる」の「FP3級爆速講義」という再生リストを使用します。このページに移動しましょう。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLQQS8fV84KTOVIBmmZunhtwh9mbOlPCjc
リストには42本の動画がありますが、どれもわかりやすいです。

▼動画リストの取得
拡張機能は、右上のパズルみたいなボタンから使用できます。
そこをクリックすると、「NotebookLM YouTube Turbo」という選択肢があるので、クリックします。
次に表示される「Extract Youtube URLs」というボタンを押すと、リストにある動画のURLをすべて取得します。(上限は50個)
その後は、NotebookLMに移動します。「→Go to NotebookLM」を押すと早いです。
▼URLの貼り付け
NotebookLMで新規作成を選択肢、ソースを追加します。
その際に、「Youtube」を選択すると、URL入力欄に「NotebookLM YouTube Turbo」のボタンが表示され、コピーしたURLの数が表示されます。
そのボタンをクリックすると、コピーしたURLの中から、1つ貼り付けされます。
あとは、通常どおりに「挿入」ボタンをクリックすることで、この動画がソースとして追加されます。
またソースを追加からYoutubeを選択すると、次はコピーしたURLの数が減っています。この数は残りのURLの数を表しています。
クリックすると、最初とは別の動画のURLが貼り付けられます。
これを繰り返すことで、動画のURLを素早くソースとして追加することができます。
※複数の動画のURLを一括で追加することは、NotebookLMの仕様上できません。
ソースの入力が完了したら、「最強のFP先生」の完成です。
◆最強のFP先生に質問しよう!
実際に質問してみた結果がこちらです。
ポイントを抑えた説明が返ってきました。
まさに「最強のFP先生」です。
【質問】
係数ってどうやって覚えたらいい?
【回答】
係数を覚えるためには、単に名称を丸暗記するのではなく、その本質的な意味と、どのような場面で使われるのかを理解することが非常に重要です。FP試験では、係数の名前を覚えるよりも、その計算の意図や目的を理解する方が効率的であると説明されています。
以下に、係数を理解し、覚えるためのポイントをまとめます。
★丸暗記やゴロ合わせに頼らない
FP試験では、係数の名称を6つすべて覚えることの費用対効果が低いとされています。単語や数字を詰め込むだけの暗記は、脳内で情報が紐付けられていないため忘れやすく、ストレスの原因にもなります。「なぜなのか」を考えながら理解を進めることが、知識の定着と応用を可能にします。
★係数の目的とパターンを理解する
係数は、面倒な計算を簡単にするためのツールであり、計算そのものの本質ではありません。お金の動きには大きく分けて3つのパターンがあります:
・一定額の元本を運用して増やすパターン(積み立てはなし)。
・毎年積み立てて将来いくらになるかを計算するパターン。
・まとまったお金を取り崩していくパターン。
これらのパターンに対し、将来の金額を求めたいのか、現在の金額を求めたいのかによって使う係数が異なります。
★係数の名前の特徴からイメージする
4文字の係数(例:終価係数、現価係数):比較的簡単なケース(一定額の元本運用)を表します。
6文字の係数(例:年金終価係数、減債基金係数、資本回収係数、年金現価係数):積み立てや取り崩しなど、複雑な計算を伴うケースを表します。
「現」の文字:現在時点での金額や、毎年積み立てるべき金額など、「現在」に関する質問の場合、係数名に「現」の字が入るものを選びます(例:現価係数、減債基金係数、年金現価係数)。
「年金」の文字:年金のように、現役時代にコツコツ積み立てて老後に少しずつ受け取る、という形でお金が動く係数には「年金」という名前が付きます(例:年金終価係数、年金現価係数)。
★計算問題の攻略方法
係数の名前を暗記しなくても計算問題は解けます。
ステップ1:複利を無視した場合の係数の値を予想する。
ステップ2:予想した係数の値より、用いる係数が大きいか小さいかを判定する。「将来はビッグになる」:将来の金額を求める場合は、予想より少し大きくなる値を選びます。現在の金額を求める場合は、予想より小さい値を選びます。
ステップ3:係数表から選ぶ。この方法で、計算式を丸ごと覚える必要なく、問題の本質を理解して解くことができます。
※太字はNotebookLMの出力のままです。
◆まとめ
この記事では、NotebookLM YouTube Turboという拡張機能を使用することで、「最強のFP先生」を手軽に作る手順を紹介しました。
1:拡張機能「NotebookLM YouTube Turbo」をインストールする。
2:動画リストからURLを一括で取得する。
3:NotebookLMのソースに入力する。
NotebookLMは、ソースを追加・変更することで自分用にカスタマイズすることが可能です。
あなただけの「最強のFP先生」を、手軽に作ってはいかがでしょうか。
◆最後に…
NotebookLMは、やはり「こちらが聞いたことに答える」というスタンスが基本です。「あれなんだったっけ?」とか「どうやって覚えたらいい?」といったような、ある程度知識がある人が使うといいツールだと思います。
私みたいなFPの初学者については、まずはほんださんの動画を全て見ることで、FP試験の大枠を理解することが大切です。
そのうえで、復習ツールとして使用することが効果的ではないでしょうか。
ほんださんの動画、とてもオススメです。
ぜひ見てください。