ただの散歩が、距離を縮めてくれた話

■地味な趣味が、信頼のきっかけになることもある──「散歩」の話

「休日、なにしてるの？」
ふとした雑談の中で、部下にそう聞いてみたときのこと。

彼が少し照れくさそうに言ったのは──
「……散歩です」

その瞬間、思わず「おお、俺も！」と反応してしてしまいました。
不思議と嬉しくて、思わず笑ってしまったのを覚えています。

■“散歩好き”って、意外と通じ合うものがある

彼は異動してきたばかりで、まだどこか距離感がある雰囲気でした。
だからこそ、その「散歩」という共通点は、小さくても大きな接点。

・人混みはちょっと苦手
・目的がなくても歩いてるだけで落ち着く
・ふと見つけた知らない道にワクワクする

こんな「わかるわ〜」がいくつも重なって、ぐっと心の距離が近づいた気がしました。

■“ただ歩く”がくれる、やわらかな空気

その日を境に、彼とのやり取りには少しやわらかさが生まれました。

・雑談のきっかけは、だいたい散歩の話
・「あそこの線路沿い、よかったですよ」なんて情報交換も
・ちょっとした相談も、自然と混ざるように

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