- 投稿日:2025/06/10
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〜見逃さない、大腸からの静かなサイン
こんにちは、内科医のすずかです。
健診の結果で「便潜血陽性」と言われて、こんなふうに思ったことはありませんか?
「血なんて見えなかったけど…?」「もう一回やってみたて、陰性だったら問題ない?」「月経中だったからきっとそのせいでは?」
今回は、健診でよく見かける「便潜血検査」について、陽性と出たときにやるべきこと、そして“放置しない理由”をやさしく解説します。
🔍 便潜血検査とは?
便に「目に見えないほど微量な血液(ヒトヘモグロビン)」が含まれていないかを調べる検査です。
健診では、主に免疫法による2日法(2回分の便)を使用2回のうち1回でも陽性になれば、“陽性”と判定されます大腸がんの早期発見を目的とする非常に有用な検査です
❗️便潜血陽性=大腸がんなの?
いいえ、**必ずしもそうではありません。**出血の原因として、以下のような「良性の要因」も多くあります。
痔(いぼ痔・切れ痔)硬い便による一時的な擦過傷大腸ポリープ炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)
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