- 投稿日:2025/06/13
- 更新日:2025/09/29

私自身が体験した「身近な人から持ちかけられた投資話」についてお話で、そこから学んだことについてです。
この話は、決して特別な自分だけが遭うものではありません。
少しでも資産を持ち始めた人、保険に入っている人、資産形成に前向きな人なら、誰にでも起こり得る出来事です。
保険加入がきっかけで始まった「親しさと油断」
以前、私はある生命保険に加入していました。
その際、お世話になったのはスーパーのテナントなどに入っている保険代理店の販売員の方でした。
保険に加入する過程では、多くの場合「年収」や「貯蓄額」などの個人資産について話す場面があります。私もそのとき、自分の資産状況を正直に伝えてしまいました。
それが、のちに“投資案件”を持ちかけられるきっかけになるとは、当時は思ってもいませんでした。
2年間かけて築かれた「信頼」からの落とし穴
保険に加入した後、その保険販売員とは連絡を取り合うようになり、徐々に親しい関係になっていきました。
ときには食事を共にすることもあり、「信頼できる人だ」と自然に思い込んでいたのです。
そんなある日、「今の保険よりも高利回りの投資案件がある」という話を持ちかけられました。
実際に利益を出している人がいる
配当も出ている
短期的に資産が増える
保険より効率よく資産が増える
という“おいしい話”が次々と出てきました。
相手が信頼している人だからこそ、疑う気持ちが薄れていたのです
私が気づいた3つの教訓
結果的に私は、その投資案件に手を出したもののお金は戻ってくることができました(稀なケース)
しかし、この一件から得た教訓は、今でも資産を守るうえでの大切な指針になっています。
① 資産情報を話す場は「見られている」と意識する
保険や金融商品を扱う人にとって、あなたの資産情報は“ビジネスチャンス”です。
たとえ善意に見える相手でも、情報は利用されるリスクがあるという前提で行動することが大切です。
② 親密な関係が「油断」を生む
人は時間をかけて信頼関係を築くと、相手を疑わなくなります。
しかし、詐欺を仕掛ける側はこの心理を熟知しています。
「信頼関係=安全」ではないという認識を持ちましょう。
③ 「資産を増やしたい気持ち」は危険なサインにもなる
相手に「もっと資産を増やしたい」「投資に興味がある」という思いが伝わると、それを利用しようとする人も現れます。
“お金を増やしたい”という気持ちは隠すべき武器だと心得てください。
自分の資産は、自分で守る
私はこの経験を機に、金融リテラシーを高める勉強を始めました。
そして今では、副業や自己投資によって自分自身で資産形成の土台を築くことができました。
資産の鍵は、自分で管理するものです。
そしてその鍵を二重ロックにするには、「知識」と「疑う力」が必要です
あなたも“ターゲット”になり得る
この記事を読んでくださったあなたがもし、
保険に加入している
資産に余裕がある
もっと資産を増やしたいと考えているならば、あなたも“詐欺のターゲットになり得る”
ということを心にとめておいてください。
お金を増やすこと以上に、お金を守る力が大切です。
私の経験が、あなたの「守りの資産力」につながれば幸いです