- 投稿日:2025/06/13

〜“自己免疫”とのかかわりと、気をつけたい読み方〜
こんにちは、内科医のすずかです。
健康診断や病院の採血結果で「リウマトイド因子が陽性でした」「抗核抗体が高めですね」と言われたことはありませんか?
「え…私、リウマチなの?」「どこも痛くないけど…抗核抗体の数値が高いなんて病気になっちゃう?」
今回は、**リウマトイド因子(RF)と抗核抗体(ANA)**という検査の意味と、陽性だったときの考え方をやさしく解説します。
🔍 リウマトイド因子(RF)とは?
リウマトイド因子(Rheumatoid Factor:RF)は、自分の体の成分(IgG)に対して作られる「自己抗体」です。
関節リウマチの患者さんの約70〜80%で陽性になります。ただし、リウマチ以外の病気や、健康な高齢者でも陽性になることがあります。
📌 陽性=必ずしも「関節リウマチ」というわけではありません。
🌼 RFが陽性になることがある例
関節リウマチ:高率で陽性(ただし、早期は陰性もあり)

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