- 投稿日:2025/06/20

内視鏡専門医による「楽に胃カメラを受ける方法」
内視鏡専門医のりんご湯です。今まで一万件以上の胃カメラ(上部消化管内視鏡)を行ってきました。その中で日々患者さんに行ってもらっている方法です。
0:鎮静剤を使う
まずは鎮静剤を使ってもらいましょう。寝てる間に検査が終われば本記事の方法は使わずとも楽に受けれます。
しかし鎮静剤の使えない状況もあるでしょう。主な理由として
患者側
・リカバリー(鎮静剤が切れるまで休む)の時間が取れない
・自転車・車の運転予定がある
・高齢者等で鎮静剤の副作用の問題
病院側
・胃がん検診の胃カメラ(国のルールで鎮静剤を使えない)
・リカバリーの場所がない、時間がない。
上記などの理由で鎮静剤が使えない場合や、鎮静剤が効きにくい方(学長も?)であれば下記の方法が役に立ちます。
1:のどの奥で局所麻酔薬を効かせる
胃カメラを受ける前にドロッとした局所麻酔薬を含んでもらいます(まずい)。これをなるべくのどの奥の方に含みます。嘔吐反射は主に奥の方から起きるのでその部分に麻酔を効かせます。

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