- 投稿日:2025/06/20

「お医者さんって専門知識があるから、"医療ネタ"で副業すれば楽勝でしょう?」 「健康コラムとか、YouTubeとか、儲かるんじゃないですか?」
こんにちは、精神科医のうみです。こうしたお言葉をいただくたびに、私は心の中でこう呟きます。「もし、それが料理やガジェットの専門知識だったら、そうかもしれません。しかし…」と。
私たちの専門知識、つまり『医療ネタ』は、人の命や健康に直接結びついています。*だからこそ、他の専門職が自身の知識を活かして副業をするのとは、比較にならないほどの難しさと、厳しい制約が存在するのです。
今回は、なぜ医師が「医療をネタに」副業をすることが、世間で思われているほど簡単ではないのか。その裏側にある、3つの重い「壁」についてお話しします。
壁1:法律の砦 ―「医療ネタ」は厳重に保護(規制)されている
まず、最大の壁は法律です。他の専門家が「私の知見では、このツールが最高です」と自由に発信できるのに対し、「医療ネタ」は法律によって厳重に管理されています。

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