- 投稿日:2025/06/22

田内学さんの『きみのお金は誰のため』を読み、お金に対する見方が変わりました。
単なる資産形成のノウハウではなく、お金が社会でどんな役割を果たすのか、それが私たち自身の生き方にどう繋がるのかを、じっくり考えさせてくれました。
■『きみのお金は誰のため』はどんな本?:
お金の「なぜ?」が不思議と腑に落ちる
この本は、「お金って、そもそも何?」という疑問に、分かりやすく答えてくれます。
堅苦しい経済学の本とは違い、物語形式で、
お金がどうやって生まれ、どう動いているのかを教えてくれます。
■主な内容
* プロローグ:お金はどこへ行く?
* 私たちが使ったお金が、一体どこへ向かっていくのか。
* 第1章:お金はなぜ生まれた?
* お金がなかった時代から、なぜ私たちの暮らしに 「お金」が必要になったのか。
* 第2章:お金はどこから生まれる?
* 銀行や会社が、どうやってお金を生み出し、世の中に流通させているのか。
* 第3章:きみのお金は誰のため?
* 私たちが使うお金は、未来の社会への
「投票用紙」である。
* 第4章:未来が不安ならお金を稼ぐしかない?
* お金と未来への不安について、深く考えさせられます。
* 第5章:お金はなぜみんなから嫌われているの?
* お金に対するネガティブなイメージは、
実は誤解から生まれている。
* エピローグ:幸せとは何か?
* お金の向こう側にある、本当の「幸せ」とは何か、という問いかけで締め括られます。
■読後の感想
お金は単なる「モノと交換する手段」ではなく、社会の信用によって支えられ、未来を創る力を持っていると強く感じました。
お金の使い方一つ一つが、実はどんな未来を応援したいか、という意思表示だと知り、なるほどと思いました。
■読後の気づき:
お金は、もっと広い目で捉えるものでした。
これまでは、お金に対し「いかに貯めるか」
「どうやって増やすか」に意識が向きがちでした。
それは、経済的な自立を目指す上で欠かせない視点ですが、この本で、それだけでは足りないことに気づかされました。
●お金の本当の姿は「信用」と「未来」にある:
* お金はただの「道具」ではなく、その裏には社会全体の「信用」があり、その使い道が「未来」を形作っていくという見方は、新しい視点でした。
●消費や投資は「未来への投票」だという視点:
* 私たちが何かにお金を使うことは、その商品やサービス、ひいては、その企業や産業が描く未来に賛成票を投じることだ、という考え方を知り、自分の行動が、社会に影響を与えるのだと改めて認識できました。
●漠然としたお金の不安の正体:
* 「なんだかお金のことが不安…」という気持ちは、「お金がどう動いているのか、社会でどんな役割をしているのか」という仕組みを知らないことが理由だった、と気づかされました。
■これから心掛けたいこと:
お金と「より良い関係」を築く為に、この本から得た学びを、以下のように生かしていきたいと思いました。
●「未来を応援する」消費を意識する:
* これからは、買い物をする時に「このお金はどんな未来を応援しているか?」を
少し立ち止まって考えてみようと思います。
ただ安い、便利というだけでなく、私が「いいな」と思う未来に繋がるような商品やサービスを選ぶことを心がけます。
●「お金の循環」を意識した投資:
* 投資をする際も、単に利益を追求するだけでなく、その企業が社会にどんな影響を与えているのか、持続可能な未来に貢献しているのか、という視点も大切にしたいです。
私のお金が、より良い社会のサイクルの一部になることを願っています。
●「私だからこそ」の資金計画と未来設計:
* 持病で治療費が必要なので、健康状態の変化も踏まえた、より堅実で柔軟な資金計画がとても重要だと感じています。
これは、消極的な考え方ではなく、「今の私にできること」を最大限に活かし、どんな状況でも充実した日々を送るための、前向きな「準備」です。
お金の知識は、そうした人生の選択肢を広げ、不安を和らげる大きな力になってくれると信じています。

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