• 投稿日:2025/09/06
  • 更新日:2025/10/01
アンドリュー・ノリス 著『起業家フェリックスは12歳』:本当に使えるビジネスの授業

アンドリュー・ノリス 著『起業家フェリックスは12歳』:本当に使えるビジネスの授業

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シロマサル@本の要約:ほぼ土曜日週1投稿

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要約
12歳の少年フェリックスがカード販売をきっかけに起業し、仲間との協力や失敗を経てビジネスを成功に導く姿を描いた物語。 ビジネスの仕組みや人生の教訓まで、子どもも大人も学びの多い一冊。 児童書だからといって甘く見てはいけない。 子供だましでは子どもさえも、ダマすことはできないのだ。

初めまして!シロマサルです。

知ることで、人生はもっと楽しくなる!

今回はアンドリュー・ノリス 著『起業家フェリックスは12歳』2023年発行をつまみ食いします。まさに超、超、要約。おもしろいので興味があれば読んでみましょう。

著者:アンドリュー・ノリス

1947年、スコットランド生まれ。アイルランドの大学を卒業後、イングランドで10年間、歴史教師を務めた後、作家活動に専念。テレビの子どもむけドラマの脚本などを手がけるかたわら、児童書を発表。『秘密のマシン、アクイラ』(あすなろ書房)で1997年度ウィットブレッド賞(現コスタ賞)児童書部門を受賞


「子どもでも起業なんてできるの?」

「そもそもビジネスって何から始めればいい?」

そんな疑問を持つあなたへ。

今回は、12歳の少年が起業を通して学んだリアルなビジネスの基本と、人間的成長の物語を一冊に凝縮した作品をご紹介。

「わたしの経験では、あらゆるビジネスは、たったひとりの、たったひとつのアイデアからはじまる」

アンドリュー・ノリス 著『起業家フェリックスは12歳』


お金を稼ぐということをテーマにした児童書というのは中々存在しない。

お金を稼ぐということがすべてになることは避けるべきだが、世間に出てお金を嫌でも稼いでいかなければならない。

この矛盾について我々は目を背けてきていることが良くわかる本でもある。

会社を立ち上げる際の参考書としてもおすすめできる。

もちろん、物語なので都合の良い部分もたしかにある。

だがそんなことを言っていては、何も始めることはできないではないか。

00000.png✅ 起業は日常のアイデアから始まる。

✅ 失敗と仲間が成長を促す。

✅ 子どもも大人も学べる本質が詰まっている。


起業家フェリックスは12歳

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はじまりは、ちょっとした思いつきだった。

アンドリュー・ノリス 著『起業家フェリックスは12歳』

起業の種は「好き」と「ありがとう」から

0.png⇒ ビジネスは身近な感動から生まれる。

友人にお願いして書いてもらった母への誕生日カードが大反響を呼び、販売へつながっていくところから物語は始まる。

何気ない日常の中にビジネスの芽が潜んでいることを示している。


デジタルを味方にする

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「あなたのビジネスにぴったりの宣伝の方法を見つけるには、いろいろとためしてみる必要がある」

アンドリュー・ノリス 著『起業家フェリックスは12歳』

⇒ オンラインショップで可能性は広がる。

webサイトをつくれる仲間を引き入れ、インターネットを活用することで顧客は全国に。

カード販売もSNSとWebで一気に加速していく。


この本の良いところ

0.pngビジネスを行っていくうえで起こりうるトラブルや考え方、メンタルを一通り網羅してくれている。

0000.png⇒ 自分にないスキルは仲間に頼れ。

⇒ 正確な財務記録の重要性。

⇒ 儲けの取り分について、正しく話し合う。

⇒ 納税を通して社会の一員に。

⇒ 成功だけじゃない、失敗も財産。

⇒ 仲間と信頼が最強の資本。

⇒ お金を稼ぐことに対して、世間との違和感。

⇒ 規模が大きくなってきたときの外注や雇用人数の変化。

⇒ どんなビジネスにも浮き沈みはある。

⇒ 顧客データには大きな価値がつく。

⇒ 買収の提案や交渉について‥‥など多岐にわたる。


最後に大事な問い「自分はどう生きたいか?」

Image_fx (9).jpg⇒ 人生は自分で選ぶ物語である。

「自分が語る物語は自分で選べる」

これは起業に限らず生き方の核心である。

お金を稼ぐということは他のプロの仕事にくらべてあまり尊敬されていない。

しかし、文明の大きな部分をビジネスが動かしている。

ビジネスをはじめてから、最初の100万円を稼ぐのは本当に難しいものだ。

ゼロイチだって難しいし、一回ですぐに手に入らない。


この目で、ビジネスが成長していくのを見て、問題を解決して、次に打つ手を考えるのが楽しくなる書籍である。

そして、手放す判断のなかにも面白さがあるのだ。

ビジネスをする上では、ときにきびしい選択は避けられない。

「あなたのビジネスがどんなものであれ、それはつねに変わっていくものだと断言する。そして、あなたもそれとともに変わっていかなければならない。」

アンドリュー・ノリス 著『起業家フェリックスは12歳』

このデジタル時代、お金も多くは電子化している。

口座の数値が変化するだけの日々もある。

実際に手にした硬貨やお札。

それで買いたかったものを手に入れたとき。

手に触れることが大きな思い出になることもある。


大人もたまには、読書感想文を書いてみてはどうだろうか?

「ときには、おしだされる前に、自分から優雅に一歩踏み出すほうがいい」

アンドリュー・ノリス 著『起業家フェリックスは12歳』


まとめ

リベシティ用サムネ.png✅ 起業は日常のアイデアから始まる。

✅ 失敗と仲間が成長を促す。

✅ 子どもも大人も学べる本質が詰まっている。

「あなたとともに働く人が機械でないことを、かたときも忘れてはならない。
人は病気になるし、失敗もする。
それに、ときには思いがけないバカげたことだってしでかすものだ」

アンドリュー・ノリス 著『起業家フェリックスは12歳』


⇒ 自分の物語をどう語るかが、人生とビジネスを決める。


知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれます。

是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!

見ていただきありがとうございました!😆

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