• 投稿日:2025/06/28
  • 更新日:2025/09/29
特殊詐欺とその実態

特殊詐欺とその実態

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ブロッカー薬剤師(詐欺ノウハウ図書館)

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要約
若者も被害に──拡大する特殊詐欺の実態とその対策

近年、特殊詐欺の被害はますます深刻化しており、警察庁の発表によると、2023年の被害総額は441.2億円にのぼり、前年比で70億円以上増加しています。かつては高齢者が主なターゲットとされていましたが、最近では20〜30代の若年層にも被害が拡大しているのが大きな特徴です。


なぜ被害が増えているのか?その背景

◆ SNS型投資・ロマンス詐欺の増加

SNSやマッチングアプリを使い、恋愛や投資を装って金銭を騙し取る「SNS型投資詐欺」や「ロマンス詐欺」が若者を中心に急増中です。

特に「お金を増やせる」「将来一緒に暮らしたいから投資して」など、感情に訴える巧妙な話術で、冷静な判断を奪っていくのが特徴です。


◆ 自動音声ガイダンス詐欺の巧妙化
銀行や宅配業者、自治体を装い、自動音声で個人情報やパスワードを聞き出す新手の詐欺も増加中。スマートフォンの普及により、誰でも簡単に被害に巻き込まれる可能性があります。


◆ インターネットバンキングの悪用
ネット銀行では振込上限の制限を超えて送金できるケースも多く、被害額が高額化しやすくなっています。1回の被害で数百万円単位が失われるケースも珍しくありません。


若者が狙われる理由

かつては「詐欺=高齢者が狙われるもの」とされていましたが、今や状況は一変。若者は詐欺のターゲットになりやすくなっています。その理由は主に次のとおりです:

経済的に不安定な状況から「楽に稼げる」話に惹かれやすい

恋愛感情を利用されることで判断力が鈍る

金銭的トラブルにより、犯罪に巻き込まれるリスクも

実際に「お金がない」というストレスがきっかけで、違法な手段に走ってしまう若者も少なくありません。しかし、その背後には「そもそも詐欺で騙されていた」という深刻な現実が隠れている場合もあります。


今すぐできる!詐欺から自分と家族を守る方法

お金の話が出たら“立ち止まる”習慣をつける

→ 「急いで振り込んで」と言われたら一度考えるクセを。すぐには行動しないことが大切です。

金融リテラシーを家族で高める

→ 特にお子様がスマートフォンを所持している家庭では、早いうちから「お金」と「危機管理」について教えておくことが重要です。

最新の詐欺手口を定期的にチェックする

→ 詐欺の手口は日々進化しています。警察や自治体、信頼できるメディアの情報を常にチェックしておきましょう。


守る力は“情報”と“習慣”でつくられる

スマホひとつでお金を動かせる時代だからこそ、詐欺師にとっても好都合な時代です。大切なのは、被害を「他人事」にしないこと。そして、自分と家族の金融リテラシーを育てることです。

詐欺に遭わないためには、相手の手口を知り、自分の判断力を信じることが大切。

もし「自分は大丈夫」と思っているなら、まずは「なぜ自分にその話が来たのか?」を一度考えてみましょう。

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