- 投稿日:2025/07/05
- 更新日:2025/10/07

名著を3分で読んで身につけるシリーズ②
『DIE WITH ZERO』ビル・パーキンス 著より
「貯金が増えるほど、人生が豊かになる」
そう信じて、私たちは今日も一生懸命働いています。
でも、ビル・パーキンスの名著『DIE WITH ZERO』は、
こう問いかけます。
「そのお金何のために貯めているの?」
🔹 お金は、思い出をつくる道具
『DIE WITH ZERO』が教えてくれるのは、お金の最終目的は“使い切る”こと。
それは、無駄に浪費するという意味ではなく、
「人生を豊かにする経験に、意識的に使いきる」という考え方です。
お金を使うことで得られる体験や思い出こそが、
人生の本当の資産になるのです。
🔹 “人生バケット理論”ってなに?
この本の面白いポイントのひとつが「バケット理論」。
人生を10年ごとに「バケツ(期間)」に分けて、
その時期にしかできない経験を、ちゃんと詰めておこうという考え方です。
たとえば
20代は、体力や柔軟性があるから冒険旅行へ
30〜40代は、家族やキャリアとのバランスを取りながら心の充実を
50代以降は、自分の時間を使って深い学びや交流を
各バケツに適した「経験の投資」をしていくと、
人生がバランスよく豊かになっていきます。
🔹 お金と時間の“旬”を逃さない
例えるなら、お金は「旬の果物」のようなもの。
収穫の時期(=使うタイミング)を逃すと、
腐ってしまったり、誰かが代わりに食べてしまったりします。
つまり、ただ貯めておくだけでは“おいしい時期”を逃すんです。
ビル・パーキンスはこう言います
「死ぬときに残高ゼロが理想。
でも、それは“経験”がたくさん詰まったゼロであれ」
🔹 生きているうちに、愛を渡す
多くの人は「子どもや家族のために、遺産を残す」と考えます。
でも、パーキンスはそれよりも、**「生きているうちに贈る」**ことの価値を説いています。
たとえば、
子どもの進学資金を、ベストなタイミングで支援する
親へのプレゼント旅行を、体が元気なうちに実現する
お金は「今使う」ことでこそ、最大の喜びと意味を生むのです。
🔹 今を大事にしながら、未来も築く
もちろん、資産5000万を目指すことはすばらしい目標です。
しかし、“未来だけを見る”のではなく、今という瞬間も味わいながら進むことが本当の意味での「小金持ち山」への登山になることは、承知の通りです。
だから、みんなこのバランスの取り方に悩むんですよね!
✅ 今すぐできる3つのこと
⚫️ 人生の10年バケツを考えてみる
⚫️「今年しかできないこと」にお金を使ってみる
⚫️ 自分と誰かの笑顔のために、経験を贈る
💬 最後に
「貯金が増えると安心する」
それも、まちがいではありません。
けれど、「経験が増えると満たされる」
これもまた、人生の真実です。
私も長野への引越しで、お金を使いましたが、
案外周りも未知のチェレンジをしているし、やってみると
資金を抑えて、楽しむ方法がみつかりました。
どうか、あなたの今がより輝くような
お金の使い方をしてみてください。
お金よりも心に残る体験は、時を超えて一生の宝物になります。
あなたらしいお金の使い方──どんなものが思い浮かびますか?
②へ続きます!!