- 投稿日:2025/07/05
- 更新日:2026/01/14
名著を3分で読んで身につけるシリーズ②
『DIE WITH ZERO』から学ぶ、後悔しないための「思い出の配当」最大化戦略
「証券口座の数字が増えるほど、人生が豊かになる」
そう信じて、私たちは一生懸命働きます。画面に並ぶ数字が1円でも増えることに、喜びや安心感を覚える人も多いでしょう。
しかし、ビル・パーキンスの名著『DIE WITH ZERO』は、こう問いかけます。 「そのお金、一体何のために貯めているの?」
今回は、この本が教えてくれる「人生の満足度を最大化する戦略」を、私が長野で暮らして気づいた小さな体験と共に記します。
🔹 お金は「思い出」をつくるための道具
『DIE WITH ZERO』が説くのは、お金の最終目的は“使い切る”ことです。決して無駄な浪費を勧めるものではありません。「人生を豊かにする経験に、意識的に使い切る」という投資の考え方です。
私もお金は「持っている時」ではなく、「何かに形を変えた時」に初めて価値が生まれるのだと実感しています。
🔹 「背景」を変えて出会った、静かな感動
私は、山好きの夫の山の近くに住みたいという願いを叶えるために長野での生活をはじめました。そこでは、思いがけずたくさんの配当を受け取ることができました。
思い出の配当①
今、この景色を眺められる幸せ。思い描いていた以上の風景が現実の景色になった瞬間です。引越して驚いたのは、都会では忙しくて見過ごしていたものが、すぐそばにある豊かさでした。毎朝浴びる太陽の光。鳥が身近にいる。夜空の美しさなど。大変な事もありましたが、それも大切な経験となりました。

思い出の配当②
春の桜や夏には菜園仲間から届く、獲れたてのキュウリやトウモロコシ。
水も美味しくて、ペットボトルの水を買うことがなくなりました。
人は親切で広々とした環境がある。冬の暖房費はかさみますが、夏の光熱費や生活コストを考えればプラスマイナスゼロ。実際に動いてみると、資金を抑えて楽しむ方法はいくらでも見つかるものです。
🔹 5年刻みの「バケツ」で、旬の経験を逃さない
この本の核心的なアイデアが「バケット理論」
人生を一定の期間(バケツ)に分けて、その時期にしかできない経験を詰めていこうという考え方です。変化を実感しやすい「5年刻み」で考えるのがお勧めです。
例えるなら、お金と時間は「旬の果物」のようなものですよね。
収穫の時期(=使うタイミング)を逃すと、腐ってしまったり、おいしく食べられなくなったりします。
「家族と共に絶景の散歩道を歩く」これは、今の私にとって旬のバケットリストの優先事項でした。
🔹 生きているうちに、喜びを循環させる
多くの人は「子どもや家族のために、遺産を残す」と考えるようです。 しかし、パーキンスは「生きているうちに贈る」ことの価値を説いています。
・子どもが新しい世界へ踏み出す時に、ベストなタイミングで支援する
・親が元気なうちに、一緒に同じ景色を見る旅行を実現するetc
お金を「今、この瞬間の喜び」に変えることで、その思い出は一生消えない宝物になります。全て先送りではなく、一番喜ばれるタイミングで循環させていく。これもお金の美しい使い方ではないでしょうか?

🔹 今を大事にしながら、未来も築く
もちろん、資産5000万円を目指す着実な蓄財は素晴らしいです。
その上で、“未来だけを見る”のではなく、今という瞬間も大切に
バランスよく進むことで「小金持ち山」への道のりは、より充実したものになります。登山の途中に見える植物や美しい景色を眺めることを忘れては、本末転倒になりかねません。

✅ 今すぐできる3つのこと
🙆♂️人生の「5年バケツ」を考えてみる
🙆♀️「今の自分」にしかできないことにお金を使ってみる
🙆♂️大切な人の笑顔のために、経験をプレゼントする
💬 最後に
「預金や証券口座の数字が増えると安心する」 それは、がんばって積み上げてきた成果です。 しかし、「経験が増えると、人生の純度が高まる」 これも捨てがたい成果です。
お金よりも心に残る体験は、時を超えてあなたを支え続ける
「思い出の配当金」になることでしょう。
「これからの5年」というバケツに、今、何を詰め込みたいですか?
「これにお金を使ってよかった!」「いつかこんな経験をしてみたい」という想いを、よければコメント欄で教えてください。