- 投稿日:2025/07/05
- 更新日:2025/09/29

■貯金のはじまり
うちは共働き夫婦+子ども2人の4人家族です。
子どもが生まれたときに、私が親にしてもらったように、大学の費用までは準備したいと強く思っていました。そこで、貯金を始めたのですが、まず考えたのが、いくら貯めると良いのか?ということで、そのころの感覚として、ひとまず400万円を目標に貯金をしていこうということでした。
そこで、色々計算を重ねて、無理なく貯金をしていく方法を考えて、思いついたのが「毎年1,000円ずつ増やしていく貯金」でした。
0歳は月1万円。
1歳は11,000円。
2歳は12,000円。
10歳は20,000円
17才は27,000 ──というように。誕生月に金額を1000円ずつ増やしていくのです。
年齢とともに少しずつ負担は増えるけれど、「急にドンと増える」ことがないので、意外と精神的な負担は重くなく18年間、子供ふたりともそれぞれ続けることができました。
■ 18年間で積み上がった金額は──
18歳になるまで(正確には0〜17歳まで)、毎月積み上げた結果、
合計は**3,996,000円(約400万円)**になりました。
目に見える形で「積み重ねた実感」があったし、
通帳の数字を見ながら、「ここまで育ったんだなぁ」としみじみしたのを覚えています。
■ でも現実は…県外の大学に進学して
子どもふたりとも、県外の大学に進学。
入学金・授業料・家賃・引っ越し費用・生活費 …
いろんなものが一気に重なって、**この貯金は“キレイになくなった”**
特に、子供は3歳違いですので、上の子が大学4年生、下が大学1年生の1年間は毎月の給料からどんどんお金が出ていく状態でした。いわゆるかかり時ですね。
■ 大学の費用は自分の時のほぼ2倍
大学の授業料は子供世代になるとほぼ2倍になるんですよね、これは私の父親から聞いたんですが、私の授業料は自分の授業料の2倍だったと、そして私の息子の授業料も私のときからの2倍でした。授業料だけは当たり前のように上がっていっているのが現実です。これからの時代は、授業料だけではなく他の費用も上昇することが予測されます。
■ もし、あの頃に「リベシティ」があったなら…
当時は「投資」なんて言葉もほとんど聞かなかったし、学校でも家庭でも、そういう知識を持ってる人はほとんどいませんでした。
もしあの頃に「リベシティ」や「お金の勉強」をしていたら──
この400万円を少しでも育てておけたのかもなぁと、今になって思います。
■ それでも、この方法には救われました
投資はできなかったけれど、
毎月「今の自分にできるだけ」を積み重ねてきたことは、
確かな自信につながりました。
そして何より、この方法はゆるくて、続けやすい。
「教育資金のために何かしたいけど、最終目標額を考えると躊躇してしまう」という方には、少額から初めて、子供の誕生月に家計見直しとともにアップ金額を夫婦で相談して決めていくのも良いかもしれません。