- 投稿日:2025/07/05
- 更新日:2025/10/05

はじめに:同じように悩む人のちからになりたい!
「節税になる」、「生命保険代わり」、「将来の年金になる」そんな言葉を信じて、新築ワンルームマンション投資に手を出したのが2017年のことでした……。
気づけば、合計3,400万円のローンを抱え、売却しようにも500万円以上の手出しが必要な状況になっていました。
「自分は騙されないだろう」その時は本気でそう思っていました。
この記事では、リベ大に出会ってから、約3年かけて負動産から抜け出した実体験をまとめていきます。当時のぼくのように、悩んでいる方のヒントになれば嬉しいです!
新築ワンルームマンションに出会った経緯
ぼくは大学病院で勤めている作業療法士です。
そこそこ大きい病院で働いていたためか、ある日突然「不動産投資に興味はありませんか?」職場の自分専用電話にかかってきました。
正直めんどうくさがりであまり興味はなかったのですが、
「税金高いですよね? 話だけでも聞いてくれませんか?」
と強烈な押しに負けて「話だけなら…」と地獄への片道キップをつかんでしまいました。
投資用ワンルームを2戸購入。場所は「行ったことすらない大阪」
営業マンに指定された場所は少しお高いレストラン。
「何でもお好きなものを頼まれて下さい!」
「その年でその年収はすごいですね!」
すごく「もてなされている感」があり、良い気になってしまいました。最初は話を聞く気もさほどなかったのですが、結果的にどんどん聞き入ってしまいました。
新築ワンルームマンション1室目購入
「節税になる」、「生命保険代わり」、「将来の年金になる」に加えて、
「サブリースもあるので、リターンも少ないですが、損するリスクもありません」
「面倒な確定申告などはこちらでします」
という説明と、
・長時間の拘束によりめんどうくさくなった。
・食事を奢ってもらって申し訳ない。
といった気持ちもあり1室目1,800万円を頭金10万円で購入してしまいました。
実際、1年目は確かに単純な「節税効果」が出ました。
減価償却費や諸経費を計上することで、給与所得と損益通算されて所得税や住民税が数万円還付金として戻ってきた記憶があります。
「やっぱり営業マンの言うとおりだったな」と安心してしまいました。
新築ワンルームマンション2室目購入
「節税効果実感して頂けたでしょうか? ただこのままでは節税効果が弱まってしまいます。」
この時には営業マンを信じ切ってしまっていたぼくは、1件目よりもスムーズに2件目の購入を1,400万円、頭金10万円で購入してしまいました。
この時に言われた一言が、
「こちらは課長以上の役職にしか扱うことを許されていない物件」です。
今思えば笑えるセールストークなのですが、当時のぼくは、
「そんなレアな物件を紹介してもらえるの?」とテンションが上がっておりました。
2室目購入から2年後の2020年、営業マンと連絡がつかなくなり騙されたことに気づく
「今年も確定申告の時期だ。営業マンに連絡しよう。」
LINEを送るも数日経っても既読がつかず…。おかしいと思いながら電話をかけるも出ない……。
今まで確定申告なんてしたことがなかったぼくはとても焦りました。
YouTubeなどで確定申告の方法を調べながら、多分めちゃくちゃなやり方で初めて自分自身での確定申告を行いました。
ここでようやく「これ、もしかしてヤバいかも」と自覚しました。
YouTubeで真実を知る(リベ大との出会い)
急激に不安になり、新築ワンルームマンション投資についてYouTubeなどで徹底的に調べ始めました。
ネガティブな情報がどんどん出てくる中で、
https://youtu.be/K1zInd495ec?si=V6YcCv68tzXbQ5WO
https://youtu.be/En9ZHw0YVqc?si=z4qa0W2Gd6QIVEsh
この辺のクールな頃の両学長に出会いました。
「全部、自分に当てはまるやん…」と血の気が引いたのを覚えています。
しかしこれをきっかけにその他にもお金にまつわる情報を1番わかりやすく、信頼できる形でまとめいた、リベ大YouTubeにドハマりしていきました。
イエウールで査定した結果、売却には500万円の手出しが必要(実際の動きはここからです)
前置きが長くなりましたが、ここから実際の行動をまとめていきます。
https://youtu.be/lo4llzEYdEY?si=3XVBZGY_T4c3ji3M
この動画を参考にまず現状を知ろうと「イエウールでの無料一括査定」を依頼しました。
結果は想像以上に厳しく、2件合わせて500万円近い持ち出しが必要という結果でした。
「完全に詰んだ」本当にそう思いました。
でも、そこから「どうすれば抜け出せるか」を真剣に考え直し、1歩ずつでも行動を始めました。
この頃のぼくは、貯金ほぼなく、毎月の赤字をボーナスで補填する家計状況でした。
まずは家計管理から
まずは学長がいつもおっしゃっている1丁目1番地の家計管理から行っていきました。今回は特に効果が大きかったものを説明していきます。
固定費の見直しは何よりも大きい
やはり最も大きかったと思うのはここです。特に家賃。当時は彼女と同棲していたこともあり、2LDK家賃約70,000円のところ(地域では少し高い)に住んでいました。単純計算で年間840,000円の支出です。
ここから駐車場込みで月40,000円以下の格安のアパートに住み変えました。これだけで月に30,000円、年にして360,000円支出が減りました!
ちなみにこれをきっかけに当時の彼女とは別れることになりました……。
保険の見直しも重要
ぼくは言われるがままに、生命保険会社のおば様の化粧代に課金していました。独身なのに、生命保険:約10,000円、個人年金保険:約20,000円、車両保険代込みの自動車保険代:15,000円、合計45,000円/月を支払っていました。これらの保険を車両保険を抜いた自動車保険のみに変更したことで、月間の保険料は約5,000円+程度に収まりました。月に4万円、年間にして、480,000円支出が減りました!
副業にも挑戦した
せどり
正直数字を雑に扱ってしまっていたぼくにはあまり向いていませんでした。当時はできていた楽天ポイントせどりやブランドせどりに挑戦し、安定はしていませんでしたが、月に10,000円プラスにできました。
こちらに関しては、引っ越して家が狭くなったところに在庫リスクがあったので撤退しました。
SNS運用・ブログ
趣味(卓球)について発信し、Xフォロワーは1,000人ちょっと、ブログ流入も少しありました。
しかし、趣味自体が
・ブログより動画プラットフォームが合ってると感じた
・SNSから友人に身バレし恥ずかしくなった
ことで辞めてしまいました。
今思えば、ワンルームマンション清算に向けて即効性が欲しかったぼくには、あまり向いていなかったと思いますが、主体的に動く感覚がついたと思っています。
ちみなみこちらは一度、500円くらいの収入が発生しました。
Webライター
こちらは仕入れ等の在庫リスクがないため、数字をそこまで丁寧に扱えなくても行え、
・本業でも文章を書く機会が多かった
・即効性があった
・クライアントがいる業務のため、期限があることでサボらなかった
こういった理由から非常に合っていたと思います。こちらも月10,000円〜稼ぐことができました。
ワンルームマンションを少しでも高く売る方法を勉強した
サブリースの解約
はじめは安心だと思っていて契約していたサブリースですが、
・利回りが低くなる
・買主の自由度が下がる
などの理由で価格が下がる原因になることがわかりました。
業者によっては解約にお金がかかることがあるとのことでしたが、ぼくの場合は、幸運にも解約金なしでした。
一括査定で競合させる&焦っている感を出さない
イエウールを使用している時点で一括査定になっていると思いますが、これも高く売ることに繋がります。
1社だと適正価格がわからないこともあり、買い叩かれる可能性がありますが、複数社あると交渉の土台ができ、値段が上がりやすくなります。
またこの時に急いで売ろうとしている姿勢を見せると業者は足元を見てきます。
「急いで売るつもりはない」、「いい値段で売れれば」
などの余裕を見せると相場より少し良い価格での提案を引き出すことができました。
信頼できる業者を見つける
これがもっとも難しかったと感じます。
業界構造上、「迷惑電話」「しつこい営業」など言われ、Googleの口コミ評価はどの業者もほぼすべて悪いです。
「一括査定の価格が高すぎたり安すぎたりしていないか」
「強引過ぎたり、やる気なさすぎだったり、電話の相手は信頼できるか」
総合的に判断していく必要があります。
家計管理を行い、副業を行うことで黒字家計になった
支出を減らしながら、収入を増やせたことで、今まではボーナスで何とか補填していた赤字家計から月々黒字の家計に持っていくことができました。
元々は全くと言っていいほどなかった貯金も2,000,000円貯まったところで再度「イエウールでの一括査定」を行いました。途中でサブリース解約などを行ったり、不動産市況が良かったりしたことも重なって、1件目の物件は残債+約2,000,000円での売却、2つ目の物件は残債−約3,000,000 円での売却が可能となり、手出し1,000,000円で売却できるタイミングがやってきました。(1件目はプラスは本当にラッキーでした)
・家計管理の徹底
・副業を通して収入アップ(微増でしたが…)
・主体的な行動力
この3点を身に付けたことで、新築ワンルームマンション投資では比較的傷の浅い結果が得られたと思います。(もちろん運もあります)
負動産は無駄じゃなかった
投資用ワンルームマンションにより、失った金額や時間は残念ながら戻ってきません。
「負動産投資やってて良かった!」とは今でも全く思いません。
でも、この経験があったからこそ、リベ大に出会い、行動を変えるきっかけになりました。
人生は諦めなければ、必ず好転させられます。
今後の行動次第でトータルプラスには絶対持っていけると信じています。というか持っていきます。
もし少し前のぼくのように悩んでる方がいらっしゃれば、これからの行動で見返してやりましょう!