- 投稿日:2025/07/30
- 更新日:2025/09/29

こんにちは、ぽっぽです。
先日、経営者との話し合いで、年俸200万円アップを提示され、その場でサインしました。
それまでに私が職場でどのような考え、接し方、行動をしたのかを記事にすることで、賃上げ実績のある職場(または賃上げする気のある経営者の下)で働いているあなたのお役に立てるかもしれないと思いました。
よろしければご覧ください。
前提
🔴私の職場は、地方都市の私立中規模病院です。
🔴今回は昇進したわけではないので、役職手当で昇給したわけではありません。単純に基本給が年200万円上がりました。
育休取るまで
正直、クレクレ君、テイカー気質だった気がします。
例えば、
1️⃣自分の専門領域から少しでも外れる患者さんは受けない
2️⃣いろんな職種の方が、医師である自分のために働くのは当然
3️⃣病院の経費で専門雑誌を買ってもらう
などです。
控えめに言ってヤベー奴ですね。
なので、日々の仕事は回っていくけど、なんとなく居心地の悪さを感じていました。
育休中
泣き止まない双子の抱っこをしながら、学長ライブを毎日聞いてました。
稼ぐ力に関連して、「先出し、他者貢献が大事じゃよ〜」と学長が繰り返し仰るのを聞き、これまでのようなクレクレ君では自分はもちろん、他のスタッフや患者さんにとっても良くないのでは?と思うようになりました。
すぐにiPhoneの「メモ」アプリで、自分が病院の収益をさらに高めるためにできることは何か、を箇条書きで羅列しました。
例を挙げると、
🟠自分の外来患者数を今より20%増やす
➡️集客は、SNSや地元公民館での講演
➡️自分の強みを活かして、骨粗鬆症の検査や治療
➡️地域の方々の骨折予防に貢献でき、収益も増やせる
ざっくりしてますが、自分が雇い主に対して何ができるかを考えてました。
育休明け
デイケアの利用者さんに骨粗鬆症についてのミニ講演を行い、お話を聞いてくださった50名のうち、15名くらいの方が私の外来に来て検査、治療をしてくれるようになりました。
外来患者数は育休前に比べ25%増えました。患者さんが増えるのは手放しで喜ぶことではないですが、それだけ需要があるのかなと受け止めています。
また、専門分野以外の患者さんも少しづつではありますが、受け入れるようにしています。もちろんわからないことは専門の先生に聞いたり、調べながら日々対応しています。
給与交渉
会議室にて
ぽっぽ👨⚕️(年俸30万円アップくらいしてくれたらいいな)
経営者👱♂️「年俸200万円アップでどうかな?」
経営者👱♂️「育休後のぽっぽの取り組みを見て、期待込みの昇給幅だよ。」
ぽっぽ👨⚕️「‥‥‥(呆然)」
ぽっぽ👨⚕️「ありがとうございます!」
そんな感じですんなりと昇給が決まりました笑
また、この日は経営者と話せる数少ない機会だったので、給与以外にもいろいろ話をしました。
例えば
🔴自分がどのように行動すれば病院やグループ全体の利益に貢献できるか
→外来をもっと頑張ろう
🔴骨粗鬆症治療の是非(高齢化社会で医療費が増大する日本において、正解なのか?)
→健康寿命を伸ばすことは日本社会にプラスになる
などを議論しました。
学長以外で経営者と呼ばれる方の話を聞ける機会は普段あまりなく、私にとってはすごく貴重な時間でした。
まとめ
今の自分に何ができるかを考え、行動した結果、年俸200万円アップを手にすることができました。
もちろんこの方法は、万人に当てはまるわけではないと思います。そもそも昇給できるだけの収益があるかどうか、あったとしても経営者が昇給する気があるか。その2点は最低ラインです。
それでも、他者貢献の気持ちを持って働くことで、少しずつですが院内での私に対する接し方は良くなってきているのを感じます。(主観しかない表現ですみません😢)
かねてより医療業界はインフレに弱いと言われてきました。その理由として、医療費抑制のために診療報酬の引き下げ圧が強く、利益を出しづらい面があります。今後も医療業界は逆風が強くなると思います。その中でも、自分の価値を認識し、アピールしながら、スキルを磨いていけるように精進したいと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました!