- 投稿日:2025/07/06
- 更新日:2025/09/29

固定か、変動か──それが問題だ。
住宅ローンの話になると、よく出てくるこのふたつ。
「固定が安心」「変動が安い」──そんなふうにいろんな声が聞こえてくるけど、結局のところ、どっちが正解なんだろう?
我が家のローン事情と15年目の分岐点
我が家の場合、35年ローンのうち、最初に当初5年の固定金利、続けて10年の固定金利を選び、あわせて15年間、固定金利で返済してきました。そして今年、その固定期間が終わります。残る返済期間はあと20年。固定にするか、変動にするか──我が家も、まさにその迷路に入り込んでしまいました。
銀行の金利提示は「ギリギリ」だった
ここ10年ほどは変動金利がとても低く、固定金利で支払っていた我が家でも、「今後は変動に切り替えてもいいかも」と思うようになり、借り換えも視野に入れて、1年前と半年前の2回、ローンを組んでいる銀行の窓口を訪れました。ところが、実際に金利の提示が出せるのはギリギリのタイミングになってから、ということで、結局、金利が提示されたのは15年が終わる7月の1日でした。
高金利のトラウマと、変動への不安
ご存じのとおり、ここ数ヶ月で金利はじわじわ上昇しています。
一時は変動に傾いていた心も、またしても大きく揺れ動くことになりました。悩んで、調べて、人に聞いて、それでもやっぱりスッキリしない。
その背景には、今の家を購入する前──1990年代に、3%台後半の金利でマンションのローンを組んでいた経験があります。そのとき、元金の減りが本当にゆっくりで、高金利の怖さがいまだに記憶に沁みついているのです。
「借金なんかするんじゃねぇ」は手遅れでした
「借金なんかするんじゃねぇ」という、学長の言葉がリフレインしますが、学長を知ったのは1年前なので、時すでに遅し。あのときの選択が浪費だったとしても、今は一生懸命、借金を返すしかありません。
いざ、金利交渉──ちらつかせた我が家のカード
今回の結論としては──
現在借りている銀行から、基準金利はかなり高いものの、そこから大幅に値引いた金利を提示されました。とはいえ、今よりはだいぶ高い金利です。
そこで、いろいろなバックグラウンドをちらつかせながら金利交渉をしてみたところ、ほんの少しだけ下げてもらうことができました。
結果、今回は固定金利で契約を更新することに決めました。
これからも、ゆっくり返していきます
これからもリベシティで勉強を続けながら、長い返済生活に備えて、借り換えのタイミングも視野に入れつつ、夫婦で相談していきたいと思っています。
目標は、早期の繰り上げ返済。でも、その道のりはまだまだ長そうです。
期待に沿えるような「お得な結果」ではなかったかもしれませんが、あくまで我が家の場合として、少しでも参考になればうれしいです。