- 投稿日:2025/07/07
- 更新日:2025/09/29

結婚後、親戚に勧められて入った生命保険
結婚後、主人の親戚の方から「入っておいた方が安心だよ」と勧められて契約した生命保険。何年も見直すことなく、「月々の出費のひとつ」として支払い続けてきました。
本当になんの疑問も持たなかったのです。
たしかに若いころは、5年に一度返戻金があり、「ちょっとしたお小遣いになるじゃない」と素直に思っていました。
でも、いつの間にか貯蓄性が薄れていき、私の加入の決め手だった「お金が戻る」という条件が、気づけばどこへやら……。
親戚の方に何度か説明を受けましたが、正直よくわからず。
その後、その方が保険の仕事を辞め、別の方が担当になったのですが、さらに話が見えなくなっていきました。
見直すきっかけになったのは、学長のYouTube
昨年の5月、リベ大の学長のYouTubeを聞いていたとき、
「毒キノコ」という言葉にギクリ。──もしかして、私も食べてる…?
そのとき初めて、「今の自分に本当に必要なのか」を真剣に考え直しました。
自分にとっての「リスク」と「安心」
死亡保障、医療保障、就業不能保険……
「自分がもし◯◯になったら?」と想定して、
それが起きたとき、本当に困るのか?
家族にどんな影響があるのか?
他の備え(貯金や公的保障)でカバーできるのか?
を冷静に整理しました。
ちょうどその頃、息子たちも社会人になり、学費の負担は終了。
もし私が今亡くなっても、家計が破綻することはありません。
住宅ローンは残りますが、私の退職金である程度は減らせそうです。
そんな中、毎月2万円の生命保険は、どう考えても無駄そのものに思えました。
保険を“手放す”という選択
見直しの末、「不要」と判断。
コールセンターに電話し、解約の旨を伝えると、手続きは拍子抜けするほどあっさり。翌週には、15万円ほどの返戻金が振り込まれました。
結婚して30年近く支払い続けて、最後は月2万円。
それで戻ってきたのが15万円……
「まあ、そういうものかもしれないけど」とため息が出るばかりでした。
手放してからはじめた貯蓄
保険をやめたことで、毎月の固定費が2万円減りました。
その分をそっくり貯蓄に回すことに。
1年と3ヶ月が経ち、貯蓄は45万円に。
医療費など突発的な出費には、このお金で備えるつもりです。
働いているあいだは、この“自分でつくる備え”を続けていこうと思います。
最後に:保険は「入ること」より「考え続けること」が大事かも
保険は「安心を買うもの」と言われますが、
その「安心」が本当に必要かどうかは、年齢や環境、価値観でどんどん変わっていくもの。
「とりあえず」で入りっぱなしにせず、
時々立ち止まって「本当に今の自分に必要か?」を見直してみる。
それが、本当の安心につながるのかもしれません。