- 投稿日:2025/07/08
- 更新日:2025/11/16
こんにちは!ぴろしです。
この記事では、AI時代にエンジニアを志すあなたへ、「AIが発達したら、エンジニアの仕事は本当に減るのか」「どう備えるべきか」を解説します。
まず結論
・AIだけで開発は完結しません。人間が「何を作るか」をAIに伝え、結果をチェックし、必要に応じて修正する工程は今後も残ります。
・ただし、従来のように「言われたとおりにコードを書く」だけの仕事は確実に減るでしょう。特に初心者が経験を積む場は少なくなる可能性が高く、早い段階で実績を作ることが重要になります。
今、AIはどこまで進んでいるの?
2025年には「エージェントモード」と呼ばれる機能が登場しました。AIが複数のソースコードを一度に読み込み、修正や機能追加まで自動で行ってくれる――まさに魔法のようなツールです。
しかし、便利さの裏側で「要件を正しく伝えられないと的外れな結果になる」「動作確認を怠るとバグが残る」といった課題は依然として存在します。結局のところ、AIと人間が手を組むことが必須なのです。
具体例:AIまかせにしたらどうなった?
ここで少し、自分の実体験を。
あるプロジェクトで、プログラミングを少しだけ扱える方(本業は別にある)が、AIを使い、わずか3日でWebアプリを完成させました。お相手さんは大興奮。「すごい時代が来た!」と話していました。
ところが機能を追加するたび、以前動いていた部分が壊れる事態が続出。AIは目の前の指示だけに集中し、拡張性や保守性まで考慮していなかったのです。
最終的に私が、「よりよいコードを作る」「長期的なメンテナンスをする」ということも考えて、設計を見直しました。この経験は、AIを使いこなすには人間の知恵が欠かせないことを教えてくれます。
それでも仕事は減る?――理由とこれから必要な力
ここまでで「エンジニアの仕事は無くなりはしない」と書きました。これは将来的に見ても間違いないはずです。
ですが、将来的に「エンジニアが"減る"」のは間違いないです。
まず、大量のコーディングを人海戦術でこなす必要が薄れ、少人数とAIで回せるようになります。
次に、AIがコード例や修正案を即座に提示するため、初歩的なミスを直す役割が小さくなります。
さらに、ビジネス側がスピードを優先し、「AIに書かせよう」という発想を強めることで、指示待ちのプログラマは使われにくくなるでしょう。
駆け出しエンジニアはどうすればいいか?
これを考えると、「これから頑張る新人エンジニア」はかなり厳しいことが予想されます。
「最初の実績と経験知識が大事なのに、それを得られる場所がない!」「どうすればいいの!?」となるかもしれないですね。
個人的に考えられるのは、「AIが使えない企業はあるから、そこを狙い打つ」というのがあります。
悲しい事に、AI使用不可の企業は間違いなくあるし、今後もあるだろうと思います。
例えば「COBOL」という非常に古い言語があります。いわゆる「化石」のような言語です。けど今でも、かなりニッチな所で使われています。COBOLを使用した現場は、少ないながらもあります。
それと同じように、「AI使用不可」な企業は、多分無くならないです。情報漏洩防止や、古い企業等、さまざまなケースがありますが、「AI不可」な企業は絶対出てくると思います。そういう企業相手の場合に、経験は出来ると思います。
あとは、「GitHubやポートフォリオに作品を載せ、自分の力を証明すること」「個人開発やコンテストに挑戦する」「学んだことを発信する」といったことは、今も大事ですし、これからも必要なことは変わらないと考えます。自立して行動する力ですね。
まとめ
AIがどれほど進歩しても、エンジニアは必要です。ただし、働き方は大きく変わります。AIに指示し、結果をチェックし、改善する能力こそがこれからのカギ。初心者こそ早めに行動し、小さくても実績を積み上げ、自分の強みを示しましょう。
以上です、お時間いただきありがとうございました!