- 投稿日:2025/07/15
- 更新日:2025/07/15
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要約
父の終末期のエピソードです。マネリテの話は出てきません。
この記事の結論
終末期の人から出た言葉は、一言一句ききのがさないようにしたいと思ったというエピソードです。
特に「固有名詞」や「商品名」など。
私と父のエピソード
父がケア病棟に移った初日、私に向けてか細い声で放った言葉は
「ガリガリ君……買ってこい」でした。
私は病院の売店に行ってみましたが。けれど、そこに「ガリガリ君」はなく、代わりに、実家で父がよく食べていた「MOW」を買って病室へ戻りました。
父は「ありがとう」と言い、一口だけ食べて、あとは眠ってしまいました。
この時期の父は、食事が運ばれてきても、せいぜいお茶や牛乳を少し飲むだけ。だから私も「まぁ、そんなものか」と思っただけでした。

翌日、父の見舞いへ向かう途中で立ち寄ったコンビニで、ふと「ガリガリ君」が目に入りました。
「どうせ食べないだろう」と思いつつも、なんとなく手に取り、病室へ。
「ガリガリ君、買ってきたよー」と声をかけると、父の目がギラリと光り、「早く出せ!」と手を伸ばしてきたのです。
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