- 投稿日:2025/07/15
- 更新日:2025/10/09

その人を許すのは、その人のためじゃない。――「自分のために許す」ということ
「あいつだけは、一生許せない」
そう固く胸に刻みながら、生きづらさを抱えていませんか?
許せない相手の記憶 は、私たちの心に重りを増やします。
けれど――もしその重りを、
“自分の成長を支える土台” に変えられるとしたら?
・経験談 ―― 死ぬほど辛かった「いじめ」の日々
中学生の頃、僕は複数人にいじめられました。
毎朝、靴が隠される
休み時間は肩パンや蹴り
下校の道で浴びる陰口
消えてほしい」と言われた日の夜、
布団の中で本気で自分の存在を消そうとした。
あの1年半は、時間では計れない長さでした。
あなたもそんな経験はありますか?
社会人になっても “あの顔ぶれ” が脳内から消えず、
楽しそうなSNS投稿を見つけては胸がざわつく。
「絶対許さない」の感情が、僕自身の未来をうめていました。
地元を歩くのが怖い
街中でばったりあったらどうしよう
そんなことを高校卒業しても
ずっと考えてました。
・変化のきっかけ――「自分のために許す」という発想
ある日読んだ心理学の本に、こんな一文がありました。
Forgiveness is a gift you give yourself.
(許しとは、自分に与える贈り物だ)
“相手を許してあげる” のではなく、
“自分が心のスペースを取り戻す”
そう捉えた瞬間、僕の中で何かが外れました。
・許しが生んだ3つのギフト
1 〈感受性〉人の痛みにアンテナを立てられる
いじめ体験は 「痛みの辞書」 を僕にくれた。
相手の表情がくもる前に空気の変化を察知し、
不用意な言葉を飲み込む習慣が身についた。
初対面の相手でも、その人が嫌な言葉、嫌な行動
これが一瞬で察知できます。
2 〈優しさオーラ〉初対面でも話しかけられる
「表情や声に安心感がある」とよく言われる。
それは昔、自分が安心ゼロの環境で過ごした反動だと思います。
“かつて欲しかった態度” を無意識に周囲へ向けていた らしい。
仕事でもプライベートでも『新規の人』は、
必ず最初に僕に挨拶や話をかけてくれます。
どうしてなのか聞いたことがあります。
そしたら『ん〜なんかそういうオーラがある』と。笑
なんやねんそれ!って感じでしたけど。笑
3 〈関係の再構築〉加害者と「飲みに行ける距離」へ
同窓会で再会したいじめっ子たちと、今では一緒に飲むことがある。
許した瞬間、彼らを裁く裁判官の席から降り、
ただの「過去を共有する人間」同士になれた。
今では子供が同級生で家族ぐるみで遊ぶこともあります!
でもお互いその『いじめ』の部分は触れない
暗黙の了解みたいな感じですけど。笑
僕的には本当になんとも思ってなくて、
今では『僕を成長させてくれてありがとう』です
・ “自分のために許す” 3ステップ・ワーク
① 事実を一行で書く
例:「中2の○○に『消えろ』と言われた」
記憶のラベル化
② そこで得た“強み”を書き出す
例:「言葉の痛みを理解→優しさスイッチ獲得」
意味づけの再構築
③ “ありがとう”を自分に向けて言う
例:「あの経験があったから今の優しさがある」
記憶の再収納
ポイントは 「相手へではなく、自分に向けたありがとう」。
これで許しの矢印が 外向き→内向き に切り替わる。
・よくある疑問 Q&A
Q:許したら相手が得をしない?
A:許しはあなたの心の処理。相手を無罪にする行為ではない。
Q:忘れられないほどの傷は?
A:まず“許せない自分”を受け入れる。
何もかも全てを許す必要はない。
その与えられた傷で得れた『いいこと』を
思い浮かべる
Q:再び傷つけられたら?
A:境界線を引くのは別問題。
距離を置きつつ心を軽くすることは両立する。
・背中を押す言葉
「許しは、過去を置いて前に進むタクシーだ。」
料金は“あなたの決意”だけ。目的地は“自由な未来”。
ここで1つ僕が考えることを紹介しますね!
何か嫌な感情を自分に与える人と遭遇したら、
『あ、こいつ人生1週目だ!』と思ってます。笑
まだ平気で人を嫌な気持ちにしてる。 とか。笑
子供がイタズラするのを、
『子供だから仕方ないか』みたいに
『人生1週目だからそうなるよな』みたいに思ってます。笑
なんかちょっと楽な気がしません?笑
・次の一歩
❶今日、このページを閉じる前に 「許したい出来事」 を紙やメモに一行。
❷その横に 「得た強み」 を1つ書く。分からなければ「まだ探し中」と記す。
❸自分に向けて『よく頑張ってきたね、ありがとう』と声を掛けてみる。
許しは相手のためではなく、あなた自身を未来へ運ぶための乗り物。
最初は歩きでもいい。一歩進めば、景色は必ず変わる。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
僕的には、何でもかんでも許せばいいとは思いません。
だって大事な自分を傷つけたのだから。
ただ、傷つけられた僕らがいつまでも辛いって
ちょっと面白くないよね。笑
だから大事な自分のために『許す』
視点を変えてみるとそんな過去は、
あなたをどこまでも遠くに、高く運んでくれる。
優しい人が損をする世界なんておかしいと思う。
でもそうなる事が多いのが現実。
じゃあ『優しさ』ってなんだろう。
それは『自己犠牲』をしないgive(与える)こと
『持続可能』な範囲で相手に優しさを与える。
これは学長も言ってますね。
こうすれば僕らの『優しさ』は輝きだす。
大丈夫。今日もあなたは優しい素敵な人。
あなたの心が1gでも軽くなりますように🍀
明日をポジティブで踏み出せますように🍀
はすらい|心のほぐし屋🍀