- 投稿日:2025/07/15

病院に行くのってなんだかいつも気乗りしないですよね。体調が悪くなければあまり行く機会はないですし正直あまりお世話になりたいところではありません。それでも私達は重い足を運んで病院に行かなければいけないことがあります。受診する病院を選択するとき、皆様はどのような基準で決められますか?私も含めた多くの人はインターネットの口コミや友人知人からの情報、自分の居住区から物理的に近い場所にあるなどの理由が多いのではないかと思います。今の時代情報が沢山ありすぎて、色々調べているうちにどこが良いのかわからなくなってしまう可能性もあります。私も病院のホームページとにらめっこすることがたまにあります。個人のクリニックなどでは院長先生の経歴を熟読したりして笑。でも受診する病院を選択するうえで1番大切なことは何だと思いますか?私が大事にしていることは主治医となる医者との治療方針が自分の受けたい治療と一致していることだと思います。それとプラスその先生のお人柄が良ければ最高ですよね。私は以前、国立病院で子宮筋腫の手術前治療のために月に一度ホルモン剤(GnRHアゴニスト製剤)を注射していました。私にとってはこれが人生で2度目の子宮筋腫摘出術を受ける予定でした。婦人科はデリケートな分野でもあるし、受診のたびに少し負担を感じていました。でも国立病院だし小さな病院よりもなにかあったときも安心だよなと思いながら通院していたと思います。しかし、ある日の診察で担当の医師に言われた一言がとても心に強く刺さり、衝撃が走りました。私はこのままここで治療を受けることに疑問を感じました。そしてすぐにこの病院は絶対嫌だ。別の病院を探そうと決意したのです。担当の医師に言われた一言今思い出しても苛立ちを感じます。彼は私に「あなたはもう30代後半で子供を出産することはないだろうから子宮を全部取ったほうが良いです。手術もそのほうが安全です。」と淡々と言いました。確かに当時の私は結婚する予定も妊娠の希望もありませんでした。しかし、手術が簡単だからという理由で、私の大事な子宮のことまで勝手に決まられる筋合いはないと思いました。私は医師ではありませんが医療従事者として生計を立てているので身体のこと病気のことに関して少し知識があります。仕事を通して、様々な病気を患う患者さんと接する機会があります。そんな中で西洋医学だけではなく、人間の体や心を全体的、総合的に捉え、自然治癒力やバランスの回復を重視する東洋医学という存在や病気になる前に健康を維持し病気や怪我の発症を防ぐための予防医療に興味が湧き、色々模索しながら自分の生活に取り入れています。皆様に覚えておいてほしいことがあります。それは、目の前にいる医者の言うことが全てではないということです。お医者さんを否定しているのではありません。素晴らしい先生たちも大勢いらっしゃいます。あなたが治療を受ける前や治療中に少しでも疑問に思うことが出てきたのであれば、1人で悩まずにまず信頼できる人に相談してみてください。信頼できる人が近くにおられない場合は医療相談ができるサイトを探したり、セカンドオピニオンを求めてください。あなたの命は親からいただいたかけがえのないものです。自分を大切に扱ってください。あなたに合う医者は必ず見つかります。インフォームドコンセント(説明と同意)という言葉があります。医療現場で治療や検査を受ける際に、医師などから十分な説明を受け、内容を理解しあなた自身の意志で治療を同意することです。私達は治療内容をしっかり説明してもらい納得したうえで治療を受ける権利があるのです。私はその後、他の総合病院で自分が希望する子宮温存の手術を受けることができました。手術を執刀してくださった先生は腕もよくとてもユニークな方で手術の開腹の方法を「縦切りと横切りどちらがいい?」と冗談ぽく質問され、私に選ばせてくださいました。その先生には本当に感謝しています。

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