- 投稿日:2025/07/21

なぜ黒字なのに倒産するのか?──原理を知っておこう
結論から言うと、企業は「利益」ではなく「現金」がないと倒産します。たとえ損益計算書(P/L)で黒字だったとしても、手元に現金がなければ、支払い(仕入れ代金、借入返済、家賃など)ができず、事業は立ち行かなくなります。
たとえば、かつて上場していた不動産企業「アーバンコーポレーション」は、黒字経営にもかかわらず資金繰りの悪化で倒産しました。こうした事例は、日本でも珍しくありません。
在庫を持ちすぎると危ない理由
せどりでありがちなのが、「まとめ買いで仕入れ単価が下がるから!」と在庫を大量に抱えてしまうこと。これが黒字倒産の大きな要因です。
売上は立っている(利益も出ている)。でも在庫が売れ残って現金化できない。支払いのタイミングがきてもお金がない。
→ 結果、倒産…
という流れです。
会計の視点から見ると…
商品を売って初めて、P/Lに売上と費用が計上されます。在庫はP/Lに載らず、B/S(貸借対照表)の「棚卸資産」に積み上がるだけ。

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