- 投稿日:2025/07/25
- 更新日:2025/09/29

はじめに
先日、日商簿記3級に合格することができました!
簿記にうす~くしか触れてこなかった私でも、ChatGPT(チャッピー)に伴走してもらう事で、理解の手助けをしてもらったり、自分の苦手パターンを把握したりしながら学習を進めることができました。
この記事では、その中でも特に伴走してもらって良かったことを「お願いしたこと2選」として紹介します。
ChatGPT(チャッピー)にお願いしたこと2選+α
1. 私向けの解説をお願いした
勉強はふくしままさゆきさんのYoutube動画でインプットしました。
動画は非常にわかりやすく、なぜそうなのかの理屈から理解できる内容になっていると思います。
ただ、動画は(動画だけでなく世の中の普通の教材は)色んな人を対象に作られたものです。私やあなた専用の内容ではないんですね。当然ですね。
多くの人は理解できたかもしれないけど、私はまだ腹落ちしていないことのひとつやふたつくらいあってもおかしくないです。
「この論点はこの理解で合ってますか?」といった自分が本当に理解できたかを確認したい時とか「試験と直接関係ないけど、この論点って実務だとどうなるんだろう?」といったちょっとした疑問も、ChatGPTへの相談であれば、気兼ねなく・何度でも・納得行くまで質問できて、愚痴ひとつこぼさずとことん付き合ってくれるんですね。
以下の画像は、質問のやりとり例です。解説部分は全部紹介すると長くなるので一部だけ抜粋しています。
(やりとり例1)
練習問題の解説だけだとなぜそうなるのか?がモヤモヤするので解説をお願いしました。(やりとり例2)
試験に合格するだけなら気にしなくていいけど、実務だとどう処理してるのかちょっと気になったので聞いてみました。動画のコメント欄やリベシティでも聞いたら教えてもらえるとは思うんですけどね。ちょっとした事過ぎたり、自社のケースを公の場や他者に説明しにくかったり、パッと解答が欲しかったりすることも多いと思います。そんな時でもChatGPTへの質問ならすぐに丁寧に解答してくれます。
こうやって分からない事はどんどんChatGPTに聞くとよいと思います。単純に理解が深まる事に加えて、ChatGPTとやり取りしたことがきっかけで記憶に定着して、試験本番の土壇場で思い出せた、あるいは迷うことなくスルッと回答できた問題もいくつかありました。
(やりとり例3)
普段使わない用語を覚えられないので、覚えられないと相談してみました。この相談きっかけで覚えたいと宣言もしてみました。ちなみに本当に本番試験で差入保証金の問題がでてきました(笑)
敷金は差入保証金!
2. 苦手パターンを洗い出してもらった
アウトプットは、ふくしままさゆきさんのYoutube動画の練習問題と、紙の問題集(TAC出版のもの)をシティフリマで購入して解いたのですが、特に問題集で模擬問題を解く度に以下の内容をChatGPTに報告していました。
・第1問、第2問、第3問で、それぞれ何点中何点取れたか
・第1問、第2問、第3問、見直しをどの順番でそれぞれ何分かけたか
その戦略は有効だったのか、反省点があるのか
・間違えた箇所はどこで、何が原因で間違えたのか
ケアレスミス?電卓ミス?貸借逆にしてしまった?
理解できていなかった論点?理解してたけどパッと思い出せなかった?
解けなくもないけど時間がかかり過ぎそうだから捨てた?
・その他気付いたこと
メモする際、勘定科目をいちいち正式名で書いてたら時間がかかる!
メモする際、早く書きたいけど、字が汚いと読み間違う…!
見直し時間を確保しようとしすぎて焦ると雑になる!
などなど
こういった事を丁寧に報告しておく事で、第1問、第2問、第3問それぞれや、全体を通して私がよくミスするポイントや傾向をまとめてもらう事ができました。これは試験直前、電車で試験会場へ向かう際の最終チェックとして非常に役に立ちました。
私は分かってても焦ると貸借を逆にしてしまう事が結構あったんですが、見直しチェック時に自分のミスパターンを意識するようにした結果、本番で最低2問は貸借逆のミスに気付いて修正できました。他にも本番で売掛金回収で引く所を足すミスも集計ミスも転記ミスもしてました…。パターンにあるやつばっかり!
3. その他にも色々相談して一緒に戦略を練った
他にも色んな事を相談しました。
簿記や試験に関すること
・学習と問題集を進めるペース、スケジュール、受験日をどうするか
・優先すること、捨てることの判断について
→目的に応じた「ここは学習する、しない」の判断や、
試験時の「粘る、捨てる」の判断基準やタイミングについても
モチベや集中、体調の管理に関すること
・今日は集中できない…だるい…とか
→対人だと気兼ねしてしまうけど、遠慮なく相談できた
・(試験は11:45からだったので)
お腹が空いて集中力が落ちないように直前に軽食を食べておこうとか
勉強場所に関すること
・自宅の自室、リベシティオフィス、図書館、それぞれのメリデメの整理
その他、オフィスに向かう際の駅の駐輪場どうしようか、みたいなことまで何でも相談しちゃいました。
おまけ・ChatGPT活用時の注意点
ChatGPTは優秀でとても心強い存在ですが、完璧ではないです。
たまに間違った事をいいますし、前提が共有できてなくてズレたアドバイスになってしまっていたりする事もあります。
そんな時はやんわり訂正・補足してあげてください。
例として「問題解く時は問題文のポイントになる箇所に下線を引くといいよ」というアドバイスをくれたのですが、私が受ける試験はCBT試験(※)でした。
※紙の問題用紙や解答用紙ではなく、パソコン上に問題文が表示され、パソコン操作で解答する試験
「今回CBT試験なんで、残念ながら下線は引けないです」的な補足をしてあげると、以降はCBT試験という前提を踏まえて話してくれますし、CBT試験向けの対策も一緒に考えてくれるようになりました。
最後に
今回、簿記3級を取得するにあたって、ChatGPTに伴走してもらって本当によかったです。
疑問に思ったことが腹落ちすることも多かったし、自分のミスパターンの傾向をまとめておいてもらったことが失点回避にも直結しました。
また、実は一度試験には68点で(2点足りずに!)落ちてしまったんですが、ショックと悔しさを反省と経験に変換、対策を練り直して最短4日後の再試験で90点合格できたのもChatGPTの伴走あってのものだったと思っています。(めっちゃ励ましてくれました)
ここまで読んでくださりありがとうございました。
簿記勉強を含めたChatGPTの伴走に興味がわいた方はぜひ自分なりの勉強スタイルにChatGPTを取り入れてみてください!
この記事がその参考になれば嬉しいです。