- 投稿日:2025/08/03
- 更新日:2025/09/29

リベオフィスでいろいろな人と話していて、「Webマーケティング用語が難しい、理解できないと言われている」ことが多いです。
「Webマーケティングの専門用語がわからない、イメージできない」
ということでしたので、今回はWebマーケティングでよく使われる用語解説をわかりやすくしていきたいと思います💡😆
特に最初のハードルとしてあるのが、
Webマーケティングはとにかく「アルファベット3文字の用語」が多い!!
「CVRが低い」「CPAが高騰している」「SEOよりもLPOを優先しよう」
…こんな会話を聞くと、まるで暗号のように感じるかもしれません。
しかし、3文字はただの英語の頭文字をとっているだけのため、意味を理解すれば頭の中にすーっと入りやすくなるかと思います。
よく使う基本用語だけでも理解するだけで、
・現場での会話がわかる
・依頼元から出されるレポートの意味がわかり意見ができる
・わかることで興味が出てきて成長することへの楽しさが湧いてくる
など、いいこと尽くしなので、ぜひこの記事はわからなくなった時に何度も見直してみてくださいね✨
まずは8つだけ覚えよう!
① CV(Conversion)
意味:コンバージョン(成果)のこと
Webマーケティングにおける最終的な成果地点(ゴール)のことを表します。
例えば、
ECサイトなら購入してもらうことがゴールなので「購入完了」がCV、資料請求サイトなら興味を持ってもらうために資料請求してもらうことがゴールなので「資料請求完了」がCVとなります。
アプリなら「インストール完了」がCVになります。
このCVを目指し、自然検索や広告で件数を獲得することが基本となります。
CVの使われ方の例
・今月のCV数は先月より20%増えた
・広告のCV数をもっと増やしたい
CVを増やすことが、Webマーケティングの最大のゴールになります。
② CVR(Conversion Rate)
意味:コンバージョン率(成約率)のこと
サイトを訪れた(クリックしてくれた)ユーザーのうち、クリック数に対するコンバージョン数の割合のことを指します。
例えば、ECサイトにWeb広告経由で100クリックされて来訪されている中で5件の商品購入をされた場合、CVRは
5件➗100クリック✖️100%=5%
となります。
このCVRは結果を数字で見ていく上で最重要に近いほど見られる数値です。
計算式
CVR = CV数 ÷ 訪問者数 × 100%
使われ方の例
・自社サイトの改善で、CVRが2%→3%に上がった
・CVRを上げるには注文フォームを簡単にした方がいいのではないか
CVRが高くすることは、効率よくユーザーがゴールまで辿り着くようにサイト設計がされている、もしくはしっかりと見込み顧客に広告が行き届いていることを指していたりします。
③ CPA(Cost Per Acquisition)
意味:1件のCVを獲得するためにかかった広告費
Web広告運用をする上では必ず出てくる指標です。
広告をするからには、なるべく広告費用は抑えて件数は多く取りたいと思って、広告をかけると思います。
その広告をかけた費用に対して、費用対効果がよかったかどうかを見るのがこのCPAという指標になります。
Cost Per Acquisition(獲得という意味)、もしくはCost Per Actionの略で、「1件あたりいくらで成果が取れているか」を意味しています。
計算式
CPA = 広告費 ÷ CV数
使われ方の例
・CPAが目標より高いので、広告のターゲティングを調整してCPAを安くしていこう
・CPA1万円以内で獲得できれば原材料などを考えても採算が合う
CPAも経営をしていく上では必ず意識しないといけない指標ですので、ぜひ覚えてください☺️✨
④ CPC(Cost Per Click)
意味:1クリックあたりの広告費のこと、クリック単価ともいわれる
これも先ほどのCPAと同じ意味で、費用対効果を良くしていくために使われる指標です。
広告費用をクリック数で割り、1クリックあたりの単価を表したのがCPCです。
Web広告はGoogleのリスティング広告(一番上にスポンサーとして出ている広告)は、クリックされるたびに広告主に課金される仕組みのため、いかにCVしやすいユーザーにクリックしてもらうことが重要になってきます。
つまり、興味のないユーザーにクリックしてもらわないことが重要になります。
そのため、CPCの金額を見ることが多いです。
計算式
CPC = 広告費 ÷ クリック数
使われ方の例
・CPCが高騰しているので入札単価を見直そう
・CPCが高いのでこの言葉がリスティングのキーワードから除外しよう
・CPCは安いけどCVRが低いとCPAは下がらない
(もはや呪文のように聞こえるかもですが💦)
⑤ CTR(Click Through Rate)
意味:クリック率のこと
サイトまたはWeb広告が表示された回数のうち、
実際にクリックされた割合のことを指します。
このCTRが低いと最初に検索した時にサイトや広告は出るが、
クリックされていないので
・サイトの表題がユーザーが求めているものではないので響かないのか
・広告の表題や簡単な説明がユーザーのニーズと違っているからクリックされてないのか
など、いろいろクリックされない原因を探れるのでより改善するための行動をすることができるので、使用します。
計算式
CTR = クリック数 ÷ 表示回数 × 100%
使われ方の例
・バナーを変えたらCTRが上がった
・CTRが低い=広告が興味を引けていないサイン なので広告文の改善が必要
⑥ SEO(Search Engine Optimization)
意味:検索エンジン最適化のこと、広告の次にサイトが出る順番を上げること
ブロガーの人は必ず意識しなければいけないのがSEOですが、このSEOとはSearch Engine Optimizationの略で、日本語にすると「検索エンジン最適化」という意味になります。
やることはGoogle検索やYahoo検索で上位表示を狙うための施策です。
Googleで何かを検索した時に出る順番としては
リスティング広告
↓
SEOでランキングが高いサイト
が出ます。
このSEOは広告費をかけずに集客(サイトへのアクセス数増加)ができるため、長期的な集客には欠かせないものになっています。
一般的に僕みたいな仕組みを知っている人でもない限り、
Google検索で上位に出た=信頼があってみんなが使っているサイトなんだ
とバイアスがかかってしまうため、アクセス数も売り上げも伸びる傾向にあります。
なので、SEOで上位表示ができる人は重宝される存在になります✨
SEOでの具体的な改善例
・記事コンテンツを作成し、ユーザーが検索する言葉などを記事内に入れる
・タイトル、見出し、Webページの概要を簡潔にまとめたテキストの最適化
・内部リンク・外部リンクの整備
などがあったりします。
⑦ LPO(Landing Page Optimization)
意味:ランディングページ最適化のこと、サイト内容を改善していくこと
いよいよ本記事もそろそろ終盤です。
あともう少し、がんばってください🙌
次にLPOについてです。
LPOとはLanding Page Optimizationの略で、検索で表示されたサイトや広告をクリックされた先のページの改善をして、CVRを高める施策のことです。
画像参照元:https://ferret-one.com/blog/btob-lpo
いきなりランディングページ(LP)という言葉が出てきましたが、この意味は飛行機のランディングと同じ意味で、「着地するページ」つまり検索から着地されるページのことを意味します。
LPOは、サイト内でユーザーがストレスなくサイトを離れないように購入してもらう動線作りをしていくことをやっていくことを意味します。
リアルで例えるなら、コンビニに入った時に目の前にいきなり邪魔になるような置物があったら嫌だと思ってコンビニを出ちゃいますよね。
そんなストレスをWeb上でなくしていく施策のことをLPOといいます。
いくら広告の内容や見込み顧客に絞れていても中に入るとごちゃごちゃになっていたら機会損失にもなってしまいます。
その機会損失をなくすためにもLPOはWebマーケティングにおいては重要になります。
LPOによる改善例
・問い合わせフォームの入れる項目を短くする
・ページやタブ移動する形式をやめて、1ページで完結する構成にする
・新規ユーザーから信頼を得るために根拠となるデータや事例を入れて信頼感を高める
などがあったりします。
⑧ ROAS(Return On Advertising Spend)
意味:広告費用対効果のこと、CPAの全体バージョンみたいな捉え方でOK
長文もいよいよ本記事でラストです。
あともう少し、がんばってください🙌
最後はROASについて説明です。
このROASはReturn On Advertising Spendの略で、日本語にすると広告費用対効果の意味です。
かけた広告費に対してどれだけ売上が上がったかを表す指標で、Web広告を運用する時に使います。
前に説明したCPAと近い意味があり、
・CPAが1件獲得あたりの広告費用に対して、
・ROASは広告費用全体に対してどれぐらい効果があったか
を示すため、売上に対して広告費用を割り算して割合を出します。
対象の商材にもよりますが一般的には300%以上が標準で、広告をかけることで3倍以上効果があるなら広告はうまく機能していると判断したりすることが多いです。
計算式
ROAS = 売上 ÷ 広告費 × 100(%)
目安
ROAS300%以上で黒字ラインと言われることが多い
まとめ
ひとまず、ここまで読んでいただきましてありがとうございました!
それとお疲れ様でした🙌
ここまで書いてきた中で、鋭い方は気づいたかもしれませんが、実は法則性があったりします。
例えば、
・文字の真ん中にPがつく(⚪︎P⚪︎)場合は、P=Per(〜ごと)なので、割合(%)を示すことが多い
・Cから始まる言葉はCostの略が多い
・Rで終わる言葉はR=Rate(率)が多く、割合を示すことが多い
などです。
まだまだWebマーケティングは専門用語が多くはなりますが、正直現場では使わなくてもいい言葉や指標はありますので、まずは今日の基本用語を押さえておくと入り口としてはいいのではないかと思ってます😆
まずは今回紹介した8個の用語から覚えていただいて、Webマーケティングのハードルを下げてみてください。
一人でも多く、この記事をきっかけにマーケティングで稼げる人が増えると嬉しいなと思っています。
マーケティングの道にハマってきたら一緒に乾杯しましょう🍻
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!