• 投稿日:2025/08/06
  • 更新日:2025/10/24
WebライターのためのAIプロンプト術!7要素と記号ガイドで記事精度UP!

WebライターのためのAIプロンプト術!7要素と記号ガイドで記事精度UP!

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前向き@普段着着物好きWebライター

前向き@普段着着物好きWebライター

この記事は約11分で読めます
要約
WebライターがAIを活用するには、プロンプトの質が鍵。本記事では、押さえるべき7つの要素と、プロンプト管理効率化するタグ運用ルールもご紹介!さらに、記号ガイドも添えて、誰でも迷わずPDCAサイクルを回してプロンプトを改善する視点も提供。ぜひ、AIを「協働パートナー」に!

はじめに

「Webライターの記事作成でAIを活用したいけど、プロンプト(指示文)って難しいよね…」
そんなふうに感じてませんか?

実際、僕自身もAIを活用し始めて一年以上経っていますが、未だに難しく感じています。「プロンプトは奥が深いなぁ」って…。それでも実践していく中で、活用のポイントとなりそうな点にいくつか気付きました。

そこで今回の記事では、AI自体と協働してプロンプトの精度を上げ、それによって出来上がったプロンプトを最低限理解することで、PDCA(計画・実行・評価・改善)サイクルを回すコツを紹介します。

Webライター特化版!「これならできそう」って思ってもらえたら嬉しいです!

プロンプトは奥が深い!

よく「AIは良いプロンプト(指示文)を入れなければ、良い答えは返ってこない」と言われますね。

確かにそのとおり…。

でも、良いプロンプトを作れと言われたところで、誰もがはじめは初心者、なかなかできるものではありません。AIを自分の活用したい分野で使おうにも、「思ったような回答が返ってこない」と頭を抱えてしまうことも?

僕なりに思うプロンプトを書く上で大切なことは、
・曖昧な目的を定義するために、言語化し明確にする
・明確な目的をもって、具体的な指示と例を挙げ、適切な制限をする
・AIが理解しやすい一貫したフォーマットにする
・回答にフィードバックを与え、PDCAサイクルを回す
このあたりがポイントになりそうです。

「本当にプロンプトって奥が深い…」というコトで、延々と自問自答することになります。その取っ掛かりを作っていきましょう!

非エンジニアの僕でも分かる記号ガイド!

「曖昧な目的を定義するために、言語化し明確」にして、「明確な目的をもって、具体的な指示と例を挙げ、適切な制限をする」ためには、「AIが理解しやすい一貫したフォーマット」のプロンプトにする必要があります。

ただ、「AIにとっては分かりやすくても、自分が何を言っているのか分からなくなる…」となりそうです。と言うか、なります(笑)!

そこで、補足説明としてコードを知らない、非エンジニアな僕でも分かる「記号ガイド」も添えておきます。最低限これらを理解しておけば、プロンプト改善のPDCAサイクルも回しやすくなるかも?しれません。

”””
# 記号ガイド(Markdown 共通版)
### TAG_SYM_GUIDE_GB <!-- 記号ガイド(Markdown 共通版)。以後“TAG_SYM_GUIDE_GB”で参照可 -->

## 1. 引用と区切り
- `“ ”` … **引用符**:書籍や資料の一文を引用するとき(※環境の自動変換に注意)
- `「 」` … **タイトル・会話** を囲むとき
- `---` … **水平線(区切り線)**:内容ブロックの区切りに使用
- `|` … **表のセル区切り**:**表以外の区切りには使わない**
- `""" … """` … **長い引用やプロンプト全文** をまとめて囲むとき
- ⚠ 環境差で崩れることがあるため、**原則はコードフェンス(```)を推奨**
- `\`code\`` … **インラインコード**:コマンドやパスなど変更したくない文字列
- ※ バッククォートを**文字として**出したい場合は `\`` のように**バックスラッシュでエスケープ**
- ```markdown … ``` … **コードブロック**
- **最終稿やマニュアル納品時**は本文を **1 回だけ** `markdown` で包む
- **プロンプトの生テキスト**は言語指定なしの ``` を推奨
- ブロック最後に `<!-- end code -->`(**閉じ忘れ/混在防止**の目印)
- `<!-- ~ -->` … **HTML コメント**:画面に表示しないメモ。主にコードブロックの終端目印として使用

## 2. 見出しの書き方
- `#` … H1(記事タイトル)
- `##` … H2(章・見出し)
- `###` … H3(サブ章・背景タグなど)
- ルール:**見出しレベルは飛び級しない**(H2 → H3 → H4… の順を維持)

## 3. タグ(工程管理)
- `<<<TAG>>>` … **工程開始タグは山括弧 3 つ `<<<TAG>>>`** に統一(行頭)
- 例:`<<<R01>>>`(リサーチ)、`<<<A01>>>`(記事たたき台)
- ルール:**英字プレフィクス+2 桁番号(01–99)**
- 既存タグは上書きせず、番号を **+1** して管理

## 4. 箇条書き
- `-` … 半角ハイフンで統一(全角「‐」「ー」禁止)
- 入れ子は **2 または 4 スペース**でインデント(字下げ)を統一
- `+` … 同じ段内で語を連結する場合のみ使用(例:語A+30字解説)

## 5. プレースホルダー(入力前の仮のもの)とチェック
- `{項目名}` … 値を入れる前の空欄
- `[ ] / [x]` … チェックリスト(完了したら `[x]` に)

## 6. 数字・単位・約物
- **数字は半角&カンマ区切り**:例 `5,000 字`
- **数字と単位の間は半角スペース**:`3 件` `20 分` `1 週間`
- 句読点は **、。** に統一。三点リーダーは `…` を**2 連**(`……`)※多用しない
- 矢印(→ ←)は必要箇所のみ使用

## 7. 装飾
- `**太字**` … 強調(多用せず要点のみ)
- `> 引用` … SEO 記事では原則使わない(必要なら**本文で要約+末尾に出典 URL**)

## 8. 画像・リンク
- `![]()` … 画像は**別工程**(ここでは使用しない)
- `[テキスト](URL)` … 参照リンクは**文末に集約**
- NotebookLM 用リストは **URL だけ** 並べる(テキストは付けない)

<!-- end code -->
”””

【Webライター特化】最低限押さえるべき 7 要素とタグ運用早見表!

では、具体的に良いプロンプトとは何か?それには、以下のような最低限押さえるべき7要素があると思っています。
・役割
・目的
・背景
・タスク
・制約
・出力形式
・自己点検
この7つ。

簡単な指示なら下記のようなプロンプトだけでも十分です。太字部分を書き換えて使ってくださいね。

”””
# 7要素のプロンプト
- 役割:{(例)あなたは **Webリサーチャー** です
- 目的:{(例)メインKW「Webライター 始め方」をリサーチして 2,000 字で要約
- 背景:{(例)読者像: 未経験〜初心者の副業希望者
- タスク:{(例)① 上位 10 記事収集 ② 共起語整理
- 制約:{(例)丁寧語/断定禁止
- 出力形式:{(例)見出し(H2)+本文/箇条書き併用
- 自己点検:{(例)[ ] 共起語10語 [ ] 2,000字以内
”””

では、より難しいプロンプトを連続して実行するためには、プロンプトごとに名前をつけてあげる(タグ付ける)ことと、共通の運用ルールを決めてあげることです。新しいチャット(プロジェクト)を開いたら、はじめに先述の「記号ガイド」と合わせてこれらをAIに明示すれば、そのあとの作業がきっと楽になります。

以下に、僕が実際に(Webライターとしての)記事作成で使っているものをまとめます(特にエンジニアではないので、細部は大目に見ていただけると…)。

ただ、これで完璧などではなく、これからもどんどん改善と変化をしていくと思うので、あくまでも現時点の参考までに。何より、より自分色に染めて(改善して)もらえると良いですね!

”””
# プロンプトで最低限押さえる 7 要素 + タグ運用ルール早見表
### TAG_7ELEM_GB <!-- 7要素とタグ規則。以後“TAG_7ELEM_GB”で参照可 -->

## 1. 7 要素シート
| # | 要素 | 入力例 | 補足メモ |
|---|---|---|---|
| 1 | **役割** | あなたは **Webリサーチャー** です など | AI の立場 |
| 2 | **目的** | メインKW「Webライター 始め方」をリサーチして 2,000 字で要約 など | 成果物+ボリュームなど |
| 3 | **背景** | 読者像: 未経験〜初心者の副業希望者 など | 前提条件 |
| 4 | **タスク** | ① 上位 10 記事収集 ② 共起語整理 など | 手順を箇条書き |
| 5 | **制約** | 丁寧語/断定禁止 など | 禁止語・NG例などを入れる |
| 6 | **出力形式** | 見出し(H2)+本文/箇条書き併用 など | 表やリストも可 |
| 7 | **自己点検** | [ ] 共起語10語 [ ] 4,000字以内 など | 完了後 `[x]` に |

## 2. 工程タグ運用ルール一覧(変更履歴の管理)
| 用途 | プレフィクス | 記法例 | 説明 |
|---|---|---|---|
| 背景追加 | `BG_` | `### BG_01` | 追記→`BG_02`/上書き→`BG_03` |
| リサーチ | `R` | `<<<R01>>>` | 02, 03…と連番 |
| ロジック・ドラフト | `A` | `<<<A00>>>`(ロジック) `<<<A01>>>`(下書き) |
| リライト | `RL` | `<<<RL01>>>` | フィードバック反映 |
| レビュー | `E` | `<<<E01>>>` | 原稿チェック |
| 最終稿 | `F` | `<<<F01>>>` | 納品直前 |
| 一時メモ | `TMP_` | `### TMP_メモ` | 公開前に削除可 |

**共通ルール**  
1) **英字+2桁**で番号管理
2) 既存タグは触らず**番号+1**で派生
3) 参照は「`BG_02 を参照`」のように**タグ名のみ**記載
4) 背景を追加する時は `BG_番号↑` で追記し、後続プロンプトで**タグ参照**
5) **執筆・リライト中はプレーンテキストを基本** (中間成果はコードブロック不要)
6) なお、ワードプレス入稿な場合は**最終稿やマニュアルを納品する時だけ**
```markdown
(記事全文)
<!-- end code -->
上記形式に全文を**1回だけ包む**とよい
"""

繰り返しになりますが、AIに対して「このプロジェクトではこういうルールで動く」という初期設定を与えるものです。

フィードバックしてPDCAサイクルを回す!

そうしてルールに則ってプロンプトを実行してみると、何かしらの気付きや不満点が出ることが大いにあります。そんなときは、遠慮なく「良くないね」ボタンを押すべし、です(もちろん、「いいね!」も)

それによって、AIはより賢く、自分色に染まっていくのです。

具体的には、特に記事完成後に下記のようなプロンプトをいれて、PDCAサイクルをぶん回しましょう。

”””
記事作成中(もしくは上記のプロンプトについて)にいくつかの不満点や気になる点があります。
・不満点:{ (例)〜〜〜の部分の手順が手間です
・気になる点:{ (例)段落ごとの接続が不自然な文章になっています
これらの内容を加味して、プロンプトの評価点・問題点を明記した上で、修正案を提案してください。なお、PDCAが回しやすいように、大幅な変更は希望しません。今後、すこしずつ改善できるように配慮してください。
”””

ここで出力された回答は、全部採用する必要はありません。取捨選択していきましょう!

まとめ

というワケで、最期に簡単にまとめます!

今回の記事では、WebライターがAIを活用して記事作成するために、プロンプトの質をあげるコツを紹介しました。

記号ガイド:プログラマーでなくても分かり、誰でも迷わず使える構成
最低限押さえるべき7つの要素:役割・目的・背景・タスク・制約・出力形式・自己点検を押さえる
タグ運用ルール:プロンプト管理を効率化するための名前付け
PDCAサイクル:プロンプトを改善する視点も大切

AIを「ただのツール」ではなく「協働パートナー」として育てていくプロセスを実感できたら嬉しいです。ぜひ、自分色に染めちゃってください。

最後までお付き合い、ありがとうございました!

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