- 投稿日:2025/08/18
- 更新日:2025/09/29

近年、SNSや動画プラットフォームの発展に伴い、個人が企業からPR案件を依頼される機会が増えています。特に「ショート動画制作」や「インフルエンサーとのタイアップ」といった案件は人気ですが、こうした需要を悪用した 「企業PR案件詐欺」 が急増しています。今回はその手口や見分け方、被害防止策についてです。
企業PR案件詐欺とは?
「企業PRを依頼したい」と装い、仕事を持ちかける詐欺です。
主な特徴は以下の通りです。
架空の企業や、実在する企業の名前をかたる「動画制作費」「紹介手数料」「掲載料」といった名目で前払いを要求する契約書や公式サイトを装った偽ページを提示して信頼させるインフルエンサーとの“架け橋”を演出するが、実際には存在しない
よくある手口の流れ
SNSのDMやLINE・メールで案件依頼が届く
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一般的な報酬を提示し、相手を安心させる(契約内容としても)
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「システム利用料」「契約保証金」など名目で送金を求める
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振り込んだ途端に連絡が途絶える
被害事例
・動画編集者が「大手企業の広告案件」と信じて契約し、登録料5万円を振り込んで音信不通になる。
・インフルエンサーが「有名ブランドのPR」と偽られ、事前費用を払ったが一切の案件が存在しなかった。
見分けるためのチェックポイント
・公式ドメインのメールアドレスか?(フリーメールは要注意)
・前払いを求めていないか?
・契約内容が不自然に曖昧でないか?
・企業名を検索して、公式HPやニュースに記載があるか?
防止策
・案件依頼が来たら、まずは公式サイトに問い合わせて真偽を確認する
・本社、公式サイトにアクセスをして担当者に確認事項についてと乗じて契約が正規のものか確認する
・前払い・保証金を要求されたら即座に警戒する(お金の話は付きもの)
・SNSのDMやLINEだけでやり取りを完結させない
・契約書は専門家に確認してもらうのも有効
まとめ
「企業PR案件詐欺」は、SNSで活躍するクリエイターやインフルエンサーほど狙われやすい詐欺です。報酬欲しさに目を奪われず、 「前払いを求められた時点で怪しい」 という意識を持ちましょう。正しい知識を持っていれば、被害を未然に防ぐことができます。
👉 この記事を読んで「怪しいかも?」と思ったら、すぐに一人で判断せず、周囲や専門機関に相談してください。