- 投稿日:2025/08/20
- 更新日:2025/09/29

事業を始めると、多くの人がこんな悩みにぶつかります。
「今月は売上が良かったけど、来月は大丈夫かな?」
「固定費は毎月出ていくのに、収入は波があって不安定…」
筆者自身も不動産賃貸業をやりながら、事業の波を何度も経験してきました。
そんな中で強く感じたのが、事業が安定するかどうかは“持っているもの/持っていないもの”で決まるということです。
今回は「成功する経営者が必ず持っている安定の収入源」について、分かりやすくお伝えします。
この記事がおすすめな人
✅️事業や副業を始めたばかりで資金繰りに不安を感じている人
✅️売上の波があるため「安定して続けられるか心配」な人
✅️将来的に不動産や投資を通じて、安定収入を作りたい人
《結 論》
まずは最初に結論から。
では紹介していきましょう。
成功する人はストック収入を持っている
事業の安定を決めるのは「持っているもの/持っていないもの」の違いです。
✅ 成功する人は ストック収入を持っている
❌ 苦しむ人は 高い固定費を抱えている
この選択だけで、日々の安心感も、事業の寿命も大きく変わります。
✅ 持っているもの:ストック収入
ストック収入とは「毎月、自動的に入ってくる収入」のこと。
・不動産の家賃収入
・士業の顧問契約料
・会員制サービスやサブスク
・システムや設備の保守管理料
こうした収入は、毎月必ず入ってくる収入です。
仮に事業が波打っても、最低限の固定費をカバーできるので、挑戦や投資も安心して行えます。
「今月もしっかり入金がある」という確実性は、想像以上に心を安定させてくれます。
一方で、成功する経営者が持っていないもの、持たないようにしているものあります。
❌ 持っていないもの:高い固定費
逆に、事業が不安定になる人が抱えているのは「高すぎる固定費」。
・広すぎるオフィスの家賃
・必要以上の人件費
・形だけの見栄を張った支出
これらは毎月必ず出ていくため、売上が落ちた瞬間に赤字に直結します。
固定費に追われる事業は、常に「次の売上」を追いかける消耗戦になりやすいです。
【重要】ポイントは「何を持ち、何を持たないか」
持つべきはストック収入(守りの収入源)
持たないべきは高い固定費(不安のタネ)
この判断だけで、事業の安定度が大きく変わります。
社員に還元してくれる会社に勤める重要性
上記のことを理解すると、持たないべきは『高い固定費』です。
経営幹部からしたら、できる限り最小限のコストで最大限の収益が出せたら良いなと思います。
いま勤めている方は、給料が自分自身の貢献度合いにしっかり反映されていますでしょうか?
もししっかり反映されていなかったら、転職やご自身で起業するなり、ほかの選択肢を目指したほうがよいでしょう。
ストック収入がある企業
ストック収入がある企業は、堅実に伸びていく傾向があります。
例えば、三菱HCキャピタルです。
リース事業を中核に、ファイナンス、レンタル、オートリース、不動産、環境エネルギー、航空機、ロジスティクス、モビリティなど多岐にわたる事業を展開する企業です。
実際に株価をみてみると、以下の通り。
右肩上がりで、下がるときもありますが、2025年現在は最高値圏となっています。
IRバンクで見てみると、
EPS、営業利益が多少前後ありますが、基本右肩上がりです。
芙蓉総合リースは、法人向けのリース・ファイナンスサービスを軸に、不動産、航空機、エネルギー環境、BPO/ICT、ヘルスケア、モビリティ、サーキュラーエコノミーなど幅広い分野でソリューションを提供する会社です。
株価をみてみると、以下の通り。
IRバンクで見てみると
こちらも売上、営業利益、EPSが基本右肩上がりです。
つまり、リースやレンタルといった定期的な収入がある企業は、とてもビジネスとして強いなというのが分かります。
自分のビジネスでストック収入にできることは?
ここで立ち止まって考えると、自分自身のビジネスで、ストック収入になるものはありますでしょうか?
もし仮にいま会社員で副業をはじめた人なら、会社からの給料もストックと言えます。
カメラマンで個人事業をしていた友達の話
筆者の友達で、副業でカメラマンを目指して頑張っている人がいました。
カメラでコンサルをはじめたようで、複数人に教えたりしていました。
その友達は、自分で部屋を借りていた(割といい賃料)のですが、自分はもし可能なら実家に住みながらチャレンジしたら?と伝えました。
しかし、受け入れることはなく、ある程度の収入がみえたため、会社をやめて個人で事業を始めました。
すると、そこにコロナが到来。
いままで会って教えていたカメラコンサルもコロナのせいで、休止。
収入源が、コンサルと自分のカメラで撮った写真の販売が主だったため、一気に窮地に立たされました。
その時に一番厳しかったのが、固定費(家賃)です。
なんとか持ちこたえたようですが、ある時から残念ながら連絡がとれなくなりました。
つまり、持っているべきストック収入を持ってなく、持ってなくていい高い固定費を持っていたのです。
ストック収入が『一歩先の自由へ』近づく
もしこれから事業をはじめようという方は、そのビジネスでストック収入になるものはなにか?
そんな視点で考えてみるとヒントがあるかもしれません。
フロー収入だけでなく、いかにしてストック収入を持つことができるか。
一発フローで当てて逃げ切るか?
フローで得た収入の一部をストック収入に変えるのか?
どんな方法があるか考えてみると面白いと思います。
まとめ
最後に今回の記事の内容をまとめます。
事業を安定させたいなら、
「ストック収入を少しずつでも持つ」
「高い固定費を抱えない」
この2つが鉄則です。
不動産はストック収入の代表例ですが、いきなり始めるのは難しい人も多いでしょう。
だからこそ、まずは個人事業であれば、家計や事業のお金の流れを整えること が最初の一歩になります。
法人であれば、すでにある程度収入がある状況が大半だと思うので、いまあるビジネスの中で何がストック収入かを見直してみるといいでしょう。
ぜひ一度立ち止まって、いま行っているビジネスはどんな収入源がメインなのかを考えてみましょう。
あとがき
コロナの時から一気にサブスクっていうワードが流行った気がしませんか?
いままでは、人が会えない、外に出ていけないなんて自体近年でほぼ起こったことなかったので、経営者も変わらず同じように日々業務を遂行してました。
しかし、コロナで、高い固定費のかかるオフィスは解約され、働き方も見直されるきっかけになりました。
あと10年はこないかなと思っていた世界が、一気に進み、いまでは在宅ワーク、テレワークも当たり前になり、オフィスのあり方も変わりました。
筆者もコロナ禍で苦労しましたが、比較的安定した収入がはいるビジネスモデルだったので、なんとか難を逃れることが出来ました。
でもいま振り返ると、街のお店が変わったなと感じます。
焼肉屋も、安楽亭や牛角は多く閉店した一方で、焼肉きんぐは店舗数が伸びています。(※Yahooニュース記事)
同じ焼肉店でもビジネスモデルが違えば、未来が変わります。
こういったビジネスモデルを見てみると、自分自身のビジネスの改善点を気づくきっかけになるかもしれません。
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最後までご覧頂き、ありがとうございました!(感謝)