- 投稿日:2025/08/21
- 更新日:2025/09/29

はじめに
近年、自転車事故による高額賠償事例が増えており、全国で「自転車保険の義務化」が進んでいます🚲
2025年現在、ほとんどの都道府県で条例により「自転車を利用する人は保険加入が義務」と定められています。
※国土交通省によると未制定なのは「島根県」「長崎県」「沖縄県」で、それ以外の都道府県では、義務または努力義務とのことです
また、学校や職場によっても加入が必須とされることが多いです。
こう聞くと「自転車保険に加入しないと!!」と思いませんか?
しかし、実は人によっては自転車保険に入らなくても良い方がいるんです。
私も義務化と聞いて自転車保険に加入しましたが、自転車保険の中身と、自分が加入している保険を確認したところ、自転車保険は不要という判断になり、更新のタイミングで解約しました✨
今回は、どういう人が自転車保険が不要なのかについてお話したいと思います🗒️
1. 自転車保険の中身とは?
自転車保険=「自転車事故を対象にした保険」と思いがちですが、
実際には
個人賠償責任保険(他人にケガをさせた/物を壊した)+自分のケガの補償
という組み合わせです
つまり「自転車専用」のものではなく、
日常生活全般での事故に備える保険がほとんどです
2. 本当に必要なのは「個人賠償責任保険」
自転車保険の義務化で重要なのは「他人に損害を与えたときに備える」部分です💡
国土交通省では「都道府県等に対して条例等による自転車損害賠償責任保険等への介入促進を要請」としています
自転車で歩行者にぶつかり、数千万円単位の賠償請求が発生するケースもあります。(自転車事故による死亡例もあります!)
自転車保険の中身の後者「自分のケガの補償」は、医療保険や学校での傷害保険でカバーできることもありますし、
そもそも国土交通省で「自分のケガの補償」の部分までの加入促進はしていません💡
さらに医療保険については、リベシティの皆さんならご存知のとおり
必要な民間保険の条件「確率低損失大」には該当しませんので、加入されていない方も多いかと思います。
医療保険に加入している場合でも、自転車保険にある「医療保険」部分は重複していることになります。
自転車保険=個人賠償責任保険+医療保険
と中身が分かれば、
すでに「個人賠償責任保険」に加入している、または付帯していたら
自転車保険への加入は不要という結論になります
3. 実はもう入っているかも?個人賠償責任が付帯される保険
先ほど述べたように新しく「自転車保険」に加入しなくても、
すでに加入済みの保険でカバーされている可能性があります。
個人賠償責任保険が付帯されている可能性がある保険の例としては以下です
✅ 火災保険・家財保険
✅ 自動車保険(個人賠償特約付き)
✅ 損害保険
✅ クレジットカードの付帯保険
✅ 学校や自治体の共済・団体保険(PTA保険、こども総合保険、県民共済など)
✅ スポーツ保険
これらに「個人賠償責任保険」が含まれていれば、新しく自転車保険に入る必要はありません。
ただし、付帯してる保険によっては
・個人賠償責任保険の補償額が低い可能性
・補償範囲が本人に限られる可能性
もありますので、補償額や補償範囲は確認の上、必要に応じて個人賠償責任保険の最適化を検討いただけたらと思います。
まとめ
義務化されたからといって、慌てて新しい自転車保険に入る必要はありません。
大事なのは「個人賠償責任保険に加入しているかどうか」を確認することです。
重複して加入してしまうと保険料が無駄になってしまいますので、まずは自分や家族の加入状況をチェックしてみましょう。
ちなみに私は賃貸の火災保険に付帯されていましたので、自転車保険を解約し、年間6,010円浮きました✌️
この記事がどなたかの家計のスリム化の一助になれば幸いです✨
ありがとうございました。