- 投稿日:2025/08/23
- 更新日:2025/11/15
👋はじめに
こんにちは、リベシティ住民のともきです!
今回の記事は、僕が「退去費用」で理不尽な請求をされそうになった実体験を元に書いたものです。
結果的には、
・当初33万円の高額請求を受け、
・地元の消費生活センターへの相談や火災保険の活用、
・退去立ち会いを避ける など‥
両学長の教えを徹底的に実践することで、
最終的な支払い金額は約54,000円で着地しました。
この記事が、同じように退去トラブルで悩んでいる誰かの役に立てば嬉しいです。
📊1. はじまりは「一式」の謎見積もりから
2025年6月、僕は地元の賃貸アパートを退去しました。
退去後に届いた見積書には、なんと…
クロス張替え:一式33,000円
フローリング修繕:一式38,500円
ここまででも合計71,500円と「一式」のオンパレード。
さらに、2年未満退去の違約金(45,000円)や細かい諸経費などを含めると、
最終的に請求金額は30万円を超える内容でした。
🤔2. 「㎡単価で出してください」→まさかの拒否!
ここで僕はすぐに動きました。
国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」を調べたり、両学長著作『改訂版 お金の大学』のP.108〜P.115を確認していく中で、明確にこう書いてあることを確認しました。
:「張替えや修繕費は「㎡単価」で計算すること」
僕はすぐに管理会社(賃貸アパートのオーナー様)に連絡し、
「㎡ごとの内訳で再見積もりをお願いします」と依頼。
しかし、返ってきた返答はこうです。
「今回は少量施工ですが、通常単価計算をすると、職人さんの出張費や日当、人件費などがかかるため、今回の場合は一式での見積もりが一般的です。」
えっ…それガイドライン違反やん。
でも何度伝えても、この一点張りで全く取り合ってくれませんでした。
その後も、管理会社とメールでやり取りをするのですが、回答は全く変わりませんでした。
🏛3. 地元の消費生活センターに駆け込んだら…
これはもう第三者の力が必要だと感じ、地元の北九州市の消費生活センターに電話相談をしました。
対応してくれた担当者さんは、とても丁寧で親身に対応してくださいました。
これまでの経緯を相談したところ、
・「㎡単位で見積もらないとダメ」
・「一式での見積もりはガイドライン違反」
・「代理弁済(保険会社への直接請求)は、借主の同意なしにやってはいけない」
と明確に“指導”してくれました。
しかも、その内容をそのまま管理会社に伝えていいとのこと!
それでも対応してもらえなかったら、福岡県司法書士会の「賃貸借トラブル・ホットライン」を紹介してくださいました。
今回は利用することはなかったのですが、消費生活センターの名前を出しても対応できない場合の連絡先を知ることができました。
🚀4. 管理会社の態度が一変
この消費生活センターの助言をもとに、以下のような旨のメールを丁寧に送りました。
【消費生活センターからの明確な指導】
・原状回復費用の算出方法については、国土交通省のガイドラインに従い「㎡単位」で行う必要がある。
・「一式見積もり」や「傷がついた箇所のみ」の請求方法は、ガイドラインに反しており、不適切である。
・「職人の日当や施工費が出ないため㎡単価での見積もりが困難」といった理由による一式見積もりは、合理性がなく、明確にガイドライン違反であるとの見解をいただいております。
・また、管理会社が借主に事前の確認なく費用を確定し、代理弁済(保険会社への直接請求)を行うことは認められない。
→ 借主の了承がない限り、代理弁済は絶対にしないようにと、強く指導されております。
すると…態度が180度変わり、㎡単位での見積書を提示してくれたのです!
もう、びっくりですよ。
あんなに頑なだったのに、“消費生活センター”の一言の重みは本当に強力でした。
🏠5. 火災保険も活用しよう!申請は丁寧に
退去費用トラブルの救世主になるかも…と思っていた「火災保険」ですが、最初は門前払いを食らいました。
いやもう、正直言って「え、保険ってそういうもんなん!?」とショックでひっくり返るかと思いましたよ…。
🚫初回の返答は「対象外」の一点張り
火災保険会社からの初回の回答は、こんな感じでした。
「損傷は退去後に発見されたものなので、保険期間外。だから支払えません。」
うーん、ちゃうねん…。損傷を“発見した”のは退去時やけど、“起きた”のは明らかに生活中やで?
そんな気持ちをぐっとこらえて、ここから粘りの再交渉が始まります。
✉️メールで誠実に、丁寧に、でもハッキリ主張!
「保険の申請は誠実にが鉄則」と学んでいたので、以下のように丁寧にメールを送りました。
・損傷は保険期間内の生活中に発生したこと
・写真と見積書を添えて、客観的な根拠を提示
・虚偽ではない誠実な申告であることを強調
・「発見日」ではなく「発生日」が補償の判断基準では?と冷静に主張
・それでも納得できない場合は「消費生活センターへ相談することも視野に入れている」と伝える
いやぁ、このメールを書くとき、リベ大動画で何回も学んだ「冷静かつ論理的に」っていう言葉を、心に10回くらい唱えました(笑)
🎉再審査の結果、保険金が下りました!
すると数日後、なんと!保険会社からこんな返答が!
「クロスの損傷は一撃性の事故と見受けられ、保険対象として33,000円×78.5%(賃借人の負担割合:入居15.5ヶ月分)=25,905円をお支払いします。」
やったー!ついに報われた!!
もちろんフローリングは「生活傷」として対象外だったけど、それでも約26,000円もカバーしてもらえたのは大きな前進です。
💡学び:最初に断られても諦めない!
「最初に“ダメ”って言われたからって、それが本当の終わりじゃない」
これは今回の件で僕が得た大きな教訓のひとつです。
保険会社も、申請者の主張や資料、伝え方次第で判断を見直してくれます。
だからこそ、「誠実に・具体的に・丁寧に」伝えることが超大事であることを今回の退去費用の件を通じて学びました!
🥵6. 退去立ち会いを拒否した理由とその効果
僕は退去立ち会いを断りました。
理由はただ一つ:
「その場で不利な要求やサインをされるのが怖かったから」
実際、これが正解でした。
両学長の書籍や動画でも「退去立ち会いは危険」「証拠を残すにはメールでやり取りを」と学んでいたので、
・鍵はポスト投函で返却
・やり取りはすべてメールで記録
この方法で、相手の理不尽な要求を“言った・言わない”で逃げられないようにできたのが、交渉を有利に進められた一番のポイントだったと思います。
📈7. 最終的な支払額と内訳
最終的な退去精算書内訳はこちらの通り👇
・内容金額違約金(2年未満退去)45,000円
・クロス張替え(保険適用)25,905円
・フローリング修繕38,500円
・火災保険(クロス貼り替え分)による差引返金額▲25,905円
・6月分の日割り計算16日分
返金額▲29,653円
・最終支払金額53,847円
当初の請求は30万円を超えていましたが、正しい知識と行動で、ここまで減額できました。
🤝8. 感謝とこれからのあなたへ
今回の経験を通じて、心から感じたことがあります。
・両学長の本・動画はめちゃくちゃ役立つ
・交渉は絶対にメールで!電話NG!
・退去立ち会いは極力避けるべし
・困ったら絶対に地元の消費生活センターに相談するべき!
そして何より…「知識がある人間は、カモにされない」ということです。
🦁最後に:リベシティと両学長にありがとう
両学長の発信がなければ、間違いなく僕は30万円以上払っていたと思います。
でもリベシティというコミュニティにいたからこそ、踏みとどまることができました。
本当に、心から感謝しています。
そしてこの記事が、1人でも多くの人の助けになりますように。
退去費用は「交渉できる」んです。戦えるんです。
諦めないで。
忙しい中、皆さんの時間をいただき、最後まで本記事をご覧いただき、
本当にありがとうございました🙇♂️
追記:下記の前回執筆した記事もありますので、お気軽にご覧ください✨
(記:ともき@Webライターに挑戦中!|作成日:2025年08月22日)