- 投稿日:2025/08/25
- 更新日:2025/09/29

はじめに:Webライターは必ずPREP法を使うわけじゃない
「PREP法って必ず使わないといけないの?」
「PREP法で記事を書いてみたけど、なんかしっくりこない…」
このような疑問を抱いている方もいるのではないでしょうか?
結論、Webライターはどんな場面でも必ずPREP法を使う、というわけではありません!
PREP法を使う場面が多いのは事実ですが、それだけじゃないんです。
これからWebライターを始める方は、PREP法だけでなく、当記事で解説するSDS法も使ってみることをおすすめします!
本記事では、PREP法とは何か?SDS法とは何か?、そしてPREP法とSDS法の違いや使い分け方について解説するので、ぜひお読みください。
そもそもPREP法とは?
PREP法とは、文章を書く際に使われるフレームワークの1つです。PREP法では、結論・理由・具体例・結論の流れで、「主張」したいことを伝えます。
【PREP】は以下の英単語の頭文字を取っています。
・P=Point(結論)
・R=Reason(理由)
・E=Example(具体例)
・P=Point(結論)
Web記事を書く際にも、PREP法は用いられています。Webライターにとって、PREP法で文章を書けることは必須スキルの1つです。
PREP法を使うメリットは「主張」が伝わること
「WebライターはPREP法を使え」とよく言われています。
なぜPREP法で書くのかというと、「主張」が伝わりやすくなるためです。
Web記事の読者は、基本的に文章をちゃんと追わず、流し読みしかしません。
PREP法で書くことで、流し読みの読者に対しても、記事で言いたいことをしっかり伝えられます。
PREP法では最初に「結論」をズバンと言い切ります。「結論」を冒頭に持ってくることで、この記事では何を言いたいのか、全文を読まなくても理解することが可能です。
その後に「理由」⇒「具体例」と続くことで、「なぜその結論に達したのか」、説得力を持って読者に伝えられます。
そして、最後にもう一度「結論」を書くことで、何を言いたいのかを読者に再認識させます。
このようにPREP法は、「主張」を分かりやすく伝えるのに最適なフレームワークとなっているのです。
だから「WebライターはPREP法を使え」とよく言われます。
PREP法は「主張」する場合に使う
PREP法は何かを「主張」する場合に使うのが基本です。
なぜなら、先ほども解説した通り、PREP法は「主張」を伝えるのに適したフレームワークになっているから。
たとえば、当記事の【PREP法を使うメリットは「主張」が伝わること】の項目は、PREP法で書かれています。
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このようにPREP法は、主張したいものがある場合に使います。
SDS法とは?
実は文章を書くフレームワークは、PREP法だけではありません。もう1つ有名なものに、SDS法というのがあります。
SDS法は、要点・詳細・要点の流れで、読者に「事実」を伝えるフレームワークです。
【SDS】は以下の英単語の頭文字を取っています。
・S=Summary(要点)
・D=Details(詳細)
・S=Summary(要点)
最初に「〇〇とは何か」要点をまとめます。その後、〇〇についてより深く解説し、最後に要点を再びまとめるのがSDS法の基本的な流れです。
一番伝えたいことを最初と最後に持ってくるという点は、PREP法もSDS法も一緒ですね。
「主張」ではなく「事実」を伝える場合はSDS法を使う
PREP法は「主張」する場合に使うフレームワークですが、SDS法は何らかの「事実」を伝える場合に使うのが基本です。
文章に「主張」がないのに、PREP法を使ってしまうと、おかしいことになります。なぜなら、『用語の意味』などを解説する場合、R=Reason(理由)を伝える必要がなく、SDS法で事足りることが多いためです。
たとえば、当記事の【そもそもPREP法とは?】の項目は、SDS法で書いています。
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この項目では「PREP法とは何か?」を説明しています。
「PREP法のメリット」などを主張したいわけではありません。
そのため、SDS法を使っています。
✅️この項目では「事実」を伝えたい ⇒ SDS法を使う
✅️この項目では「主張」を伝えたい ⇒ PREP法を使う
まとめると、このようになります。
「主張」であってもPREP法を使わない場合もある(一応…)
(少しマニアックな話です)
『「主張」をする場合は、PREP法で書くべき』と解説しました。
しかし、実際は「主張」する場合であっても、PREP法に完全に従って書くわけではなく、型を少し崩すこともあります。
たとえば、最後の『P(結論)』を省略したり、『R(理由)』と『E(具体例)』をごちゃ混ぜにしたりすることも、一応あるにはあるんです。
PREP法はあくまで「基本となる型」であり、「この形式で絶対に書かないといけない」というわけではありません。
しかし、これからWebライターを始める方は、ひとまずPREP法に忠実に従って書くことをおすすめします。いきなりPREP法を崩そうとすると、失敗してしまうためです。
初心者の方は、PREP法とSDS法を使い分けることだけを考えましょう。
まとめ:WebライターはPREP法とSDS法を使い分けよう
当記事で言いたいのは、PREP法とSDS法を使い分けた方が良いということです。
✅️この項目では「事実」を伝えたい ⇒ SDS法を使う
✅️この項目では「主張」を伝えたい ⇒ PREP法を使う
PREP法の方が、使う場面は圧倒的に多いです。
でも、最初から最後まですべてをPREP法で書くと、おかしなことになる場合もあります。
「Webライターとは何か?」とか「PREP法とは何か?」など、「主張」ではなく「事実」を伝えたい場面では、SDS法が適している場合が多いです。