- 投稿日:2025/08/27
- 更新日:2025/11/04

🔰 はじめに
人生を変えるのは、大きな決断ではなく“小さな習慣”です。
準備、説明力、健康、食生活…。日々の積み重ねが、仕事の成果やお金の余裕、そして人生そのものを変えていきます。
このシリーズ『成果を変えるミクロ習慣』では、僕が実際に試して効果を実感した“小さな習慣”を紹介します。
1つ1つはシンプルですが、積み重ねれば必ず成果が変わります。
👉 今回は「説明力編」。
人にうまく伝えられず悩んでいた僕が、具体と抽象・要素分解を通して説明力を上げた方法を紹介します。
🤔 伝えたいのに伝わらない
「人にうまく説明できない…」そんな経験ありませんか?
言いたいことはあるのに、相手にうまく届かず、モヤモヤする。
私自身もそうでした。
上司への報告や、患者さん・患者家族への説明で言葉がまとまらず、
「結局、何が言いたいの?」と返されてしまったこともありました。
そのたびに悔しい気持ちになり、「どうすれば相手に伝わるのか?」を真剣に考えるようになりました。
📌 失敗からの気づき
当時の僕がつまずいていたのは、話がまとまらないことでした。
そもそも報告をしたいのか相談をしたいのかを相手に伝えない
結論から言わず経緯から話し始める、前提条件を揃えないなど…
その結果、内容がまとまらず長くなる
そして相手が混乱してしまうという負のループ
最後には「で、結局なにが言いたいの?」と言われる…orz
上記の伝達方法しか手段を持ち合わせていなかったため自信をなくし相手に伝達することに対しただただ怖い。
そんな感情がついてまわりました。
当時は職場に電話がかかってきても取ることがないように電話から遠い位置にいたり、上司への報告を避けたりして本当散々だったなと思います。
そんな失敗ばかり繰り返していた私が見つけた解決策は、具体と抽象の往来、そして要素分解でした。
💡 具体と抽象を使い分ける
これはリベシティにいる多くの方が意識していることなのかもしれません。
お金の勉強フェスでステージに登壇されている方も利用していたテクニックだったと思います。
それぞれ解説します
具体とは
イメージしやすい“現物”や“事例”のこと
要は名詞で表現できるものです
👉 例:リンゴ、、赤、数字(1個、2個)
抽象とは
一方で抽象とは
共通点や特徴をまとめた“カテゴリ”や“大きな考え方”を指します
私はよくこの概念を説明するときはフルーツポンチを例として伝えます。
フルーツポンチが入っているボウルが抽象で、中に入っているフルーツが具体ということです。
チャットGPTにイメージ画像を作ってもらいましたので参考にしてみてください。
👉 例:果物、食べ物、栄養
いかがですか?
りんごを抽象化すると果物ということになります。
でもこれだと果物全般がりんごということになってしましますよね?
りんご=果物とするためにもう少し具体化させてみましょう
木になる赤くて丸い果物
こう表現すると概ねりんごを想像できる状態になるのではないでしょうか。
りんご=木になる赤くて丸い果物=果物
この思考の往来ができるようになると
例)
Q:りんご?なにそれ? と聞かれた場合(具体)
A:果物です(抽象)
Q:ズバリどんな果物なの?(抽象)
A:木になる赤くて丸い果物です(この場合は具体ですね)
このように相手に伝えることが可能となります。
これができるようになると物事の説明がグンと楽になります。
これがエンタメの方向に向かうと例えば笑点の大喜利なんかも具体と抽象で成り立っていますね。
漫才なんかもボケ(抽象)、ツッコミ(具体)ですね
具体だけの説明は話が長くなり全体像が掴めないですし、抽象だけだとボヤケてイメージが掴めない。
双方のバランスが大事なんですね。
📚 要素分解の習慣
この発想は、実は漫画から学んだことです。
『食戟のソーマ』で親子丼を「鶏肉・卵・割り下」という3つに分けて説明していたシーンがあって
これがめちゃくちゃ分かりやすかったんですよね笑
それ以来、私が説明する時は構成要素事に分けてから具体的に何を話したいのかを考えるようにしています。
例えば
目標設定(抽象でも具体でも可ですが目標は可能な限り具体化させた方がいいです)
↓
前提条件の共有(ここでは数字を扱った方が他者の共感を得られやすいです。)
↓
手段の説明(目標と前提が揃ってはじめて手段の話をします)
このように他者への説明においては、これだけの準備が必要になります。
しかも会話は自己と他者間において会話が進められた場合、必然的に相手の会話の構成要素をチェックしておくことになります。
これ会話中に頭をフル回転させてる感じになるので会話が終わったあとはかなり疲れます。
でも構成要素を意識しておくだけで相手が何を言いたいのか、自分が他者へなにを伝えたいのかが明確化されますのでやるだけの価値はあると思います。
これだと割り下も卵になっちゃってますね笑
✅ 今日からできる“説明力習慣”3つ
① 具体と抽象を行き来する
これが最も大事で、もっとも難しかったのですが、
具体と抽象を往復するというやり方が最も効果があったように思います。
兎にも角にも抽象化しまくります笑
●リベシティを抽象化すると?
●お金の勉強フェスを抽象化すると?
●お金を抽象化すると?
このような感じで思考を進めます。
② 構成要素を把握し分解する
これも抽象化トレーニングに近いのですが、数をこなしましょう。
たとえば
親子丼の構成要素はなに?
税金の構成要素は?
など物事を構成要素として捉えるようにすると相手の理解や欲求を理解できるようになります。
③ 聞き手の立場に立つ
こちらも当たり前といば当たり前のことですが
相手の立場となって話をしてみましょう。
自分の声が聞きにくくないか?
話すテンポは今のままでいいか?
内省しながら話をして相手にとって聞き取りやすい話をするように心がけてください
✨ まとめ
説明力は生まれつきではなく、習慣で鍛えられるスキルです。
「具体⇔抽象」「要素分解」「聞き手目線」――この3つを意識すれば、今日から会話の質は変わります。
小さな工夫の積み重ねが、大きな成果を生む。
今日から皆さんも共に積み上げて行きましょう!!
👉 次回予告
次回は 「健康資産編」。
3か月に1回の歯科検診という小さな習慣が、将来の大きな資産につながる理由をお話しします。
