- 投稿日:2025/08/31
- 更新日:2025/09/30

~ONUとルーターの違いを知ろう~
先日、主人からこんな質問がありました。
「うちってインターネットが2台あるの?」
我が家には“お弁当箱”のような機械が2つあります。ソフトバンク光を契約していて、どちらも「NTT」と書いてある機械。
ITに詳しくない方だと「これって同じものが2台?」と混乱しやすいですよね。
でも実はこの2台はまったく違う役割をしています。そして、知っておくことは 日常のトラブルから自分を守るITスキル につながるのです。
① ONU(光回線終端装置)
・「NTT」と書いてあることが多い
・光ファイバーで届いた信号を、家庭の機器が使える電気信号に変換する装置
・LANポートは1つだけ
・Wi-Fi機能はない
👉 インターネットの入口、光の信号を“翻訳”する機械。
💡 ONUって何の略?
ONUとは Optical Network Unit(オプティカル・ネットワーク・ユニット) の略です。
直訳すると「光ネットワーク装置」。
つまり「光回線の信号を、家庭のパソコンやルーターが使える電気信号に変換するための機械」です。
② ルーター(無線LANルーター)
・BuffaloやNEC、ソフトバンクなどのメーカー名が多い
・LANポートが複数ある
・Wi-Fiマークやアンテナがあることも
・家中にWi-Fiを飛ばして、複数の機器を同時につなぐ
👉 家族にネットを分配する役割。電気をコンセントで分け合うのと同じイメージ。
💡 モデムとONUの違いも知っておこう
実はONUは、以前「モデム」と呼ばれていた装置の“光回線版”です。
・ADSLや電話回線時代 → モデム(アナログ信号⇔デジタル信号を変換)
・光回線時代 → ONU(光信号⇔デジタルLAN信号を変換)
つまり役割の本質は同じで、どちらも「外の世界の信号を、家庭で使える形に変える装置」です。
時代が進み、電話線から光ファイバーに変わったことで、呼び名や仕組みも変わったわけです。
👉 こう伝えると分かりやすい:
「昔は電話線用のモデム、今は光回線用のONU。名前は違うけど“入り口の翻訳機”っていう意味では同じだよ。」
見分け方のポイント🔍
・「NTT」と書いてある → ONU
・Wi-Fiを飛ばしている → ルーター
┌───────────────┐
│ 📦 ONU(NTT) │ 光を電気に変える
└───────────────┘
┌───────────────┐
│ 📡 ルーター │ Wi-Fiを家中に分ける
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守る力につながる理由
・トラブル時に「どっちを再起動すればいいか」が分かる
・サポートに電話するときも「ONUとルーターがあります」と説明できる
・「モデム=昔のONU」と知っておくと、世代を超えて話が通じる
こうした小さな知識の積み重ねが、ITトラブルから自分や家族を守る力になります。
初心者さんでも「インターネットが2台ある?」と疑問に思った瞬間こそ、ITスキルを育てるチャンスです✨