- 投稿日:2025/09/05
- 更新日:2025/09/29

急増する“ネットバンキング開設詐欺”
最近増えている、ネットバンキング開設を装った詐欺の実態を紹介。
特に巧妙な手口が使われており、被害者自身の名義で口座に送金するよう誘導される点が危険。
詐欺の仕組みとプロセス
手口の流れ:
・詐欺師が特定のリンクや通知で“銀行からの案内”を装って接近。
・ネットバンキング口座を「本人名義で開設」させた後、被害者にわざと自分の口座へ送金させる。
・見た目は自分で振り込んだように見え、発覚が遅れる。
なぜ巧妙なのか?
被害者が自身のアクションとして送金したため、警戒心が薄れやすい。
本人名義の口座のため取り扱いが振り込め詐欺よりも回収が難しい可能性。
身を守るための“チェックポイント”
正規の連絡か確認する
銀行の公式サイト・アプリから通知内容を必ず確認。
個人情報やログイン情報を聞かれたら、まず銀行に直接問い合わせる。
リンクやURLには要注意
発信元が不明なリンクはクリックしない。本物のサイトのURLと比較して怪しい場合は無視。
振込先の確認を徹底する
“自分名義の口座への振込み”という文言があれば、第三者の関与や犯罪利用の可能性を疑う。
不審時には警察や相談窓口へ相談
日本では「金融庁」や「消費者ホットライン」(局番なし188)などへの相談も有効。
実際の被害事例から学ぶ
“被害者名義による口座開設詐欺”は、他の手口と比較しても特に回復が難しいケースです。
複数の方が「自分名義だから安心」と思い込んだ結果、資金の回復が困難になっています。
万が一の対処法まとめ
思い当たるメール・SMSを受信した
→メールを削除。URLをクリックしない
既に開設・振込してしまった場合
→銀行・証券口座管理会社に凍結届け。警察に被害届を出す
疑わしい通知が続く場合
→家族、友人、リベシティーに相談
まとめと今後の傾向
・ネットバンキング詐欺は、従来の還付金詐欺などとも異なり、被害者の心理や行動を巧みに利用している点が危険。
・今後は、公式アプリのプッシュ通知やSMSでの偽装通知にも注意が必要。
・「自分名義だから」と安心せず、どんな名義でも依頼される行動には慎重に対応を。