- 投稿日:2025/09/20
- 更新日:2025/10/08

はじめに
共働き世帯は増えてきたものの、一般的には男性が正社員フルタイム、女性がパート等で家庭を担う形のイメージが根強く残っています。
私も最初は自分がフルタイム+夜勤の本業と即応予備自衛官も続けて家計を支え、妻にはパートをしながら子どもの面倒を見てもらうつもりでした。
しばらく生活していると⋯
👩「やっぱり私も働きたい⋯」
と泣かれてしまい、これは一大事!?と思い知り夫婦二人で話し合いました。
我が家の前提と背景
私は二人の連れ子がいる状態で再婚しているので、少し特殊なケースかもしれません💦
それでも、子育てが落ち着いて子どもが小学生になった後の生活を想像していただけると、参考になる部分もあると思います。
17年の積み重ねと一度の離職
妻は元々歯科衛生士をしており、新卒から結婚するまで約17年ずっと同じ医院で働いていました。
その医院では長く勤めていたので、顔なじみの患者さんからも「◯◯さんに診てもらえると安心する」と慕われていました。
そんな職場で積み重ねたキャリアと信頼関係は、いつも笑顔で頑張っていた妻にとって大切な財産なのではないか?と感じつつも、私が家計を支えるようにして、妻は一度仕事を離れることになったのです。
すれ違いの始まり
子どもは小学1年生と3年生の息子がいます。
妻は子どもが学校に行っている間だけ近くの食品工場にパートに行ってもらい、私は夜勤もしていたので、夜も子どもの面倒を見てもらっていました。
当時妻はとても頑張ってくれていました。朝は子どもの見送り、夜は食事を作って子どもを見守ってくれています。
私もそれに答えられるようにと夜勤も残業も副業も、精一杯頑張っていました。
その自分も頑張っているんだという思いが、悪い方に進んでいたんだと思います。
話し合いを始めて
数ヶ月経ったある日、子どもが寝静まった後いつもの二人だけの時間に妻から「歯科衛生士として働きたい」という気持ちを打ち明けられました。
その時の私は、「それでも僕が働いた方が稼げるし、今まで通り頑張ってほしい」という気持ちが先に立っていたのを覚えています。
何を話し合ったか
そこから2ヶ月位の期間2人で何度も話し合いをしました。
一番大きな問題は
✅️どちらが子どもを見守る時間を確保するのか?
✅️その上で世帯での収入が確保出来るのか?
が焦点になります。
まずは妻が、自分の専門を活かせる「歯科衛生士に特化した求人サイト」から、正社員かつ高収入に絞り込んだ医院の情報をいくつも調べてきました。
その姿に、「どうしても歯科衛生士を続けたいんだ」という強い気持ちを感じたのを覚えています。
もちろん収入面ではパートより大幅に上がります。
けれども、正社員となると子どもの朝の見送りや、学校から帰ってきた後の世話は難しくなります。
一方で私も、当時はフルタイム勤務に加えて夜勤もあり、さらに即応予備自衛官としての訓練も重なって、10連勤・20連勤は当たり前。子どもと過ごす時間はほとんどゼロでした。
そんな私に妻はこう提案してきました。
👩「土日も開いている医院なら手当も出るし、休みの日にはバイトして副業もできる。その分、あなたに子どもを見てほしい」
「自衛隊はやめて、体を休める時間も取ってほしい」
妻の言葉を聞いて、「自分が働いて家庭を支えたい」という覚悟と、私の体調を気遣う気持ちを感じ取りました。
私の気持ちの変化
その話を聞いて大変悩みました。
正直なところ、本業には強い思い入れはなかったのですが💦、自衛隊では分隊長を任されるようになり、「仲間から信頼されているのだから応えたい」という気持ちが芽生え始めた矢先だったのです。
家庭と仕事、どちらも大切にしたいけれど両方を完璧にこなすことはできません。
悩みに悩んだ末に、「子どもが子どもであるのは今しかない」「妻の意思は固い」というように考えていき、少しずつ私の心は「家族を優先する」という方向に傾いていきました。
実際の行動
こうして私は本業の会社に時短勤務へ変更を申し出て、こちらは大きな会社でもあったので、柔軟に対応してもらえました。
自衛隊の方にも家庭を優先したいという思いを伝え、退任の手続きをすることになりました。
そこからの妻の行動は早かったですね!
医院見学から面接、即採用で一ヶ月もかからなかったと思います。
私も子どもを見送ってから時短勤務をし、食事はYouTubeの料理動画を見ながら用意して家族の帰りを待つ生活になります。
リベシティに入ったのもこの時期ですね😃
こうして私たちは、最終的に「妻が正社員フルタイムで働き、私が時短勤務で家庭を担う」という形に切り替えることにしました。
行動の結果
やはり世帯収入は下がりました。
それでも“世間の普通”ではなく“我が家の最適”を選んだことで、夫婦としての絆がむしろ強まったのを感じています。
妻の生き生きした笑顔を見る事は私も嬉しいですし、子どもとの時間を確保できたのは大きな喜びになりました。(時々父ちゃん嫌い!と言われるのは悲しいですが😢)
妻との話し合いの中で「稼ぐだけが夫の役割ではない」と気づいたのは大きな変化だと思います。
あの時泣いてた妻が、今では「あなたを専業主夫にするために働くから!」と笑顔で宣言してきます😅
けれど僕も稼ぐのは諦めません。
家族との時間を確保しつつ、稼ぎ方を模索していきます!
終わりに
ここまで読んでいただきありがとうございました。これを読んだあなたがもし夫婦の働き方に悩んでいるなら、世間の普通に囚われることなく
✅ どちらが子どもを見るのか?
✅ どのくらいの収入があれば安心なのか?
✅ お互いにとって譲れないものは何か?
というように一つ一つ時間をかけて、最適な夫婦のあり方を考えていきましょう👍️
※即応予備自衛官制度の概要は公式ページへ⋯https://www.mod.go.jp/gsdf/reserve/sokuou/