- 投稿日:2025/09/18
- 更新日:2025/11/15
今回はGoogleChromeなどのブラウザで使うGoogleドライブではなく、パソコン版についてご紹介します。
Googleドライブを「もっと便利に」使う方法があります
「Googleドライブなら知ってる。ブラウザで使ってるよ」 「でも、いちいちブラウザを開いてアップロードするのが面倒...」
そんな方に朗報です。実は、Googleドライブには 「パソコン版」 という、もっと便利な使い方があることをご存知ですか?
ブラウザ版とパソコン版、何が違うの?
多くの方が使っているのは 「ブラウザ版」 です
ChromeやSafariでdrive.google.comにアクセスファイルをドラッグ&ドロップでアップロード使いたいときにブラウザを開く必要がある
でも 「パソコン版」 なら、全く違った使い心地になります:
普通のフォルダと同じ ように使えるファイルを保存するだけで 自動的にクラウドに同期ブラウザを開く必要なくFinder(Windowsの場合、エクスプローラー)で直接操作できるようになります。
つまり、こういうことです
ブラウザ版での作業:
ファイルを作成・保存ブラウザでGoogleドライブを開くファイルをドラッグ&ドロップでアップロード他のデバイスでブラウザからダウンロード
パソコン版での作業:
普通にフォルダにファイルを保存(これだけ!)自動的に他のデバイスからアクセス可能
「同じGoogleドライブでも、こんなに違うの?」
はい、全く違います。
パソコン版を使えば、「クラウドサービスを使っている」という意識すらなくなります。
普段通りにファイルを保存しているだけなのに、気づいたらスマホからも同じファイルが見られる。そんな魔法のような体験ができるのです。
私も最初は「ブラウザ版で十分」と思っていましたが、パソコン版に変えてから作業効率が劇的に改善されました。特に複数のプロジェクトを同時に進めている方には、絶対におすすめしたい機能です。
【体験談】便利さを実感した瞬間と、やらかした失敗
私がGoogleドライブPC版の便利さを初めて実感したのは、急な外出先での会議でした。
家で作成したファイルを、スマホからその場で開いて説明できたときの感動は今でも覚えています。USBを持参し忘れる心配も、メールで自分宛に送る手間もありません。
しかし、最初は大失敗もしました。
初回のセットアップで「パソコン全体を同期」の設定をそのまま進めてしまい、デスクトップの一時ファイルやダウンロードフォルダの不要なデータまで全てクラウドにアップロード。
気づいたときにはGoogleドライブの容量が一気に埋まり、慌てて設定をやり直すことになりました。
この経験から学んだのは、「便利だからこそ、最初の設定が重要」ということです。
GoogleドライブPC版でできること
GoogleドライブPC版の最大の特徴は、PCのフォルダとクラウドが自動で同期されることです。
具体的にできること
デバイス間でのシームレスな作業:自宅で作った資料を、外出先でスマホやタブレットから確認・編集自動バックアップ:PC内のファイルがクラウドに保存されるため、PC故障時もデータが守られる共有の簡単化:フォルダ単位での共有設定で、チーム作業がスムーズにエクスプローラーでの操作:普通のフォルダと同じ感覚で使える
たとえば、朝の通勤電車でスマホから資料を確認し、気になった点をメモ。会社に着いたらPCで同じファイルを開き、そのままメモを見ながら修正作業を続ける、といった使い方ができます。
知っておくべきデメリットと対策
便利なGoogleドライブPC版ですが、注意点もあります。
主なデメリットと対策
デメリット → 対策
容量の圧迫 → 同期フォルダを必要最小限に絞る
同期の遅延 → 大容量ファイルは夜間にアップロード
有料プランの検討 → 15GB以上使う場合はGoogle One加入
複数アカウントの管理 → 用途別にアカウントを使い分ける
特に容量の問題は、私のような失敗を避けるためにも、最初の設定で「同期するフォルダを慎重に選ぶ」ことが重要です。
失敗しないインストール手順【詳細版】
私の失敗経験も踏まえて、初めての方でも安心してセットアップできるよう、詳しく解説します。
作業時間の目安:約10-15分
事前準備:確認しておくこと
まず以下を確認してください:
Googleアカウント:Gmailアドレスとパスワードを用意
パソコンの容量:Cドライブに1GB以上の空きがあることを確認
インターネット接続:安定したWi-Fi環境での作業をおすすめ
手順1:公式サイトからダウンロード
ブラウザを開いて検索
Google検索で「googleドライブ パソコン版」と検索
正しいページを見つける
検索結果の一番上に「ドライブをダウンロード」という青いボタンがあるページを選択⚠️ 注意:類似の偽サイトもあるので、URLが「google.com」であることを必ず確認
ダウンロード開始
「パソコン版をダウンロード」ボタンをクリックファイルサイズは約50MBです(数分でダウンロード完了)
手順2:インストール実行
ダウンロードしたファイルを実行
ダウンロードフォルダからMacの場合「GoogleDrive.dmg」、Windowsの場合「GoogleDriveSetup.exe」をダブルクリックセキュリティの確認画面が出たら「実行」をクリック
インストール開始
自動でインストールが始まります(約2-3分)「インストール中」の画面が表示されるので、完了まで待機完了すると自動でセットアップ画面が開きます
手順3:Googleアカウントでログイン
ログイン画面の確認
「ログインして開始しましょう」という画面が表示されますので普段使っているGmailアドレスを使ってログイン
パスワード入力
パスワードを入力後、「次へ」をクリック2段階認証を設定している場合は、スマホに送られてくる認証コードも入力

手順4:同期設定(最重要!失敗しやすいポイント)
ここが一番大切で、失敗しやすい部分です。慎重に進めてください。
初期画面で一旦停止
「マイドライブをこのパソコンに同期」という画面が表示ここで「続行」を押さずに、まず設定を確認します

フォルダ選択(超重要!)
「マイコンピュータ」の設定画面で「フォルダを選択」をクリックデフォルトで全てのフォルダにチェックが入っている場合があるので注意⚠️
推奨設定(初心者向け)
✅ 同期推奨フォルダ:
ドキュメント(書類フォルダ)や、新規作成した「仕事用」「副業用」などのフォルダ

ドキュメント(書類)フォルダのアクセス許可を求められるので「許可」します。
❌ 始めてで、同期しない方が良いフォルダ:
ダウンロード(一時ファイルが多い)デスクトップ(スクリーンショットなど不要ファイルが混在)ピクチャ(写真は容量が大きい)ビデオ(動画は非常に容量が大きい)
写真と動画は今回はスキップしましょう。慣れてきたら設定で追加してみてくださいね。
同期されるフォルダの確認です。「次へ」を選択。
手順5:設定完了と動作確認
設定の保存
フォルダ選択後、「次へ」ボタンをクリック
Finderを開いてドライブのファイルを表示する
クリックしてFinderにGoogleDriveがあれば成功!
中身を確認してみましょう。

テストファイルで動作確認
Google ドライブフォルダに適当なテキストファイルを作成5-10分後、スマホのGoogleドライブアプリから同じファイルが見えるか確認
手順6:フォルダの追加方法
右上の歯車マークから「設定」でマイMacbookAirの「フォルダを追加」をクリック。追加したいフォルダを選んでください。
よくある失敗パターンと対処法
❌ 失敗例1:「容量がいっぱいです」エラー
原因:不要なフォルダまで同期設定してしまった対処法:設定から同期フォルダを見直し、不要なものを除外
❌ 失敗例2:「同期が遅い」
原因:大容量ファイルを同期対象にしている対処法:動画や大量の写真は別の方法でバックアップ
❌ 失敗例3:「ファイルが見つからない」
原因:ストリーミング設定で、オフライン時にファイルが見えない対処法:重要なファイルは「オフラインで使用可能」に設定
後から設定を変更したい場合
設定は後からいつでも変更可能です:
タスクバーのGoogleドライブアイコンを右クリック「設定」→「マイMacbookAir」→「フォルダを追加」同期したいフォルダの追加・削除が可能
同期方法の選択(重要な違いを理解しよう)
☁️ストリーミング(推奨):
ファイルは主にクラウド(インターネット上)に保存必要な時だけPCにダウンロードされるPCの容量をほとんど使わないインターネット接続時に最高のパフォーマンス
☁️ミラーリング:
ファイルがPCとクラウドの両方に保存されるPCの容量を大きく消費するインターネットがなくてもファイルにアクセス可能
初学者の方は「ストリーミング」を選択してください
容量の心配が不要で、設定も簡単です
初回は慎重に、必要最小限のフォルダから始めることをおすすめします。
まとめ:15分の設定で、毎日の手間を解消しよう
GoogleドライブPC版を導入すれば、「USBを忘れた」「ファイルが見つからない」といった日常のストレスから解放されます。
導入後の変化
どのデバイスからでも最新ファイルにアクセス可能ファイル移動作業が完全に不要副業や学習の資料管理が劇的に楽になる
成功のコツ
最初は1つのフォルダだけ同期する不要なフォルダは絶対に選ばない慣れてから徐々に拡張する
今すぐやること
まずは公式サイトから「Google Drive for Desktop」をダウンロード。 この記事を参考に、週末の15分で設定を完了させましょう。
小さな一歩が、あなたの作業効率を大きく変えます。