- 投稿日:2025/09/25
- 更新日:2026/02/17
高台に住んでいるのに、ゲリラ豪雨で床上浸水
「自宅は坂の上の方にある。うちには浸水など関係ない」
と、思っていたのですが。
先日、ゲリラ豪雨で、町全体の下水が追いつかず、水が氾濫。
・洗濯機のホースから逆流。
・玄関の扉のすき間から水が侵入
・駐車場の勝手口からも下水道からきた雨水が入り込む
そして気づけば、1階が床上浸水。
幸い大きな被害はありませんでしたが、
駐車場にたまった泥の片づけは、想像以上に大変でした。
もしも、あと数センチ、水が上がってきたとしたら、
1階の部屋まで浸水し、カーペットなども全滅するところでした。
「本当に危なかった」と冷や汗をかく経験になりました。
この体験で強く感じたことがあります。
・「自分の家は大丈夫」という思い込みが一番の落とし穴だということ。
・被災に備え準備はしていたが「非日常」に対する備えのみであったこと。
都市部の住宅でも、
思いもよらない形で浸水は起こり得ます。
この記事では、私が実際体験し感じた「やればよかった事」を紹介します。
みなさんのご自宅に、同じことが起こらないことを望みますが、
「万が一が起きたとき」
きっと、役に立てると思います。
ぜひ、最後までお読みください。
床上浸水の実体験エピソード
(↑我が家の、駐車場にある通気口。ここまで水がきたことがわかる痕跡)
突然の浸水に直面すると、頭が真っ白になります。
うちは戸建ての3階建。
あの日、3階でリモート会議をしていた私の元に、同じく在宅ワークをしていた夫から
「会議中ごめん」
「ちょっと降りてきて」
「1階が、浸水してる」
とLINEが。
会議中ということもあり、一瞬頭が真っ白になりましたが、
一旦会議メンバーに断って会を離脱し、
1階に降りると、見たことのない無い状態が広がっていました。
まず、玄関のたたき部分。
水槽のように水がたっぷり溜まった状態で、そこから溢れた雨水が、
1階の床を濡らしていました。
床はびしょびしょ。
夫が何枚もバスタオルを引いて、水を拭き取っている状態でした。
結局、雨が弱まったことで水は自然と引いていき、
事なきを得ることができました。
ただ、大変だったのは水が引いた後。
泥だらけになってしまった駐車場のモノの片付け。
こびりついた土を取るために、ホースで水を出しながら、地面をブラシでこすり、なんとか現状を復帰しました。
軽度の被災|やっておけばよかった事
1.安全確保と写真の撮影
何よりも、まずは、安全確保。自分と家族の命を守ることが最優先。
感電や停電のリスクがあるような、電化製品やブレーカーには触らない。
小さなお子さんや、高齢の方がいるご家庭では、
できるだけ早く2階や3階など、安全な場所へ避難する。
「片付けよりも避難」を優先する気持ちを持つことが大切です。
そして安全確保ができたら、まずやってほしいことが「記録を残す」こと。
これが、後からの大きな助けになります。
・スマホで被害の状況を撮影(床や家具の高さ、浸水している様子)
・時間や状況を覚える、ないしは簡単にメモしておく
後日の火災保険や罹災証明の申請では、
こうした写真やメモがとても役立ちます。
今回、あまりに突然の出来事で、片付けるまで私はこれに気づかず、
床上浸水した証拠も、ほとんど無い状態で状態復帰してしまいました。
もちろん、跡が残らなかった事は、幸いなこと。
ですが、やはり、後の手続きで「本当に浸水したの?」と疑われてしまうたび、記録は残しておけばよかった、と後悔することになりました。
2. 水の侵入経路確認
水がどこから入ってきたのかを把握し、落ち着いたのち、メモに残しておくことも重要です。
・洗濯機のホースの逆流
・玄関や扉のすき間
・排水口からのあふれ
・階段1階からあふれた
「どこから侵入したか」を知っておくことで、次回への備え、応急対策を考えるヒントになります。
また「なぜここから水が?」という意外な点があれば、別の問題を抱えているかもしれません。
3、普段の片付け
浸水が引いた後、駐車場に置いていた大きめの物入れの中身が泥水で濡れてしまったので処分することになりました。
が!見返すと殆どが不要なモノばかり。(使えるけれど不要な園芸用品など)
結果、要らぬ手間が増えてしまったなと思いました。
普段から、不要なモノは極力減らしておく事が大事だと痛感しました。
保険の意外な落とし穴と、意外と忘れがちな見舞金
「浸水したら、火災保険が何とかしてくれるだろう!」
と、思っていました。ところが、実際は違いました。
私の加入していた火災保険は、
・「雨水による浸水」は対象外
・さらに「床上45cm以上の浸水」が条件
つまり、今回の被害は補償の対象にならなかったのです。
「え、保険って全部助けてくれるものじゃないの?」と、
正直ショックを受けました。
一方で、意外だったのが、保険以外の補償や見舞金です。
・勤め先の会社からの見舞金
・自治体からの災害見舞金
これらが想像以上に手厚く、本当に、助かりました。
「自費でカバーできない部分を、地域や会社が補ってくれる」
──そんな仕組みを、体験して、改めて思い出しました。
この経験から学んだことは、
・保険は「万能ではない」
・見舞金や補償は意外と多方面から出る可能性がある
・定期的に「保険の契約条件を見直すこと」が大事!
年に1回くらいの機会でもかまいません。
保険や会社の規約を読み返すだけで「もしもの時の安心度」が変わります。
備えの盲点リスト(持っておけばよかったモノ)
今回の浸水で一番思ったのは、
「防災グッズ=非常食や懐中電灯」という思い込みがあったことです。
実際に役立ったり、「あればよかった」と痛感したものは、
もっと身近な日用品でした。
1. 新聞紙
新聞紙は本当に万能でした。
・床に敷けば吸水・消臭効果がある(泥臭さを、一晩でほぼ消臭)
・床はもちろん、靴や荷物を乾かすのにも、使える!
購読していなくても、非常用に数部ストックしておく価値があります。
2. バスタオル(多めに持っておく)
水を吸うのにバスタオルは欠かせませんでした。
一時的な止水や水拭きにも活躍します。
3. ビニール袋(バケツ代わりにも)
汚泥やゴミの一時保管、水を運ぶバケツ代わり、などなど、
片付けのときに大活躍します。
厚手のゴミ袋を、多めに備えておくと安心であると感じました。
4. デッキブラシ
泥水の後片付けで大活躍。
雑巾やモップでは歯が立たない泥汚れも、デッキブラシなら力強くかき出せます。
備えの盲点まとめ
非常食や懐中電灯など、被災時への備えも、もちろん大事ですが、
被災「後」の掃除や片付け、で必要な道具も、そろえておくと安心であることを痛感しました。
また、基本的な備えがこれからという方は、東京備蓄ナビを参考に、ご自身に合った備蓄を備えていくのが良いと思います。
備蓄ナビで基本を揃えつつ、さらに一歩踏み込んで、ご自身の自宅であれば、どのような片付け・復旧が想定されそうか、ChatGPTと壁打ちするなど、もしもの時を1度想像しておくことを、おすすめします。
子どもに持たせたいミニ防災セット
今回の経験をきっかけに、
「子ども自身がすぐ使える備え」が必要だと強く感じました。
親がそばにいないときに災害が起きるかもしれない──
その想定をしておくことが、家族を守ることにつながります。
私は、子どものランドセルにジップバッグにまとめたミニ防災セットを常備することにしました。
リベQ&Aで、救急・医療・教育系の知見や、被災経験ある方に知見を募集し、下記を入れることにしました。
ミニ防災セットの中身(うちの場合)
・三角巾(ハンカチとしてだけでなく、ケガの応急手当や、防寒にも)
・ティッシュ、ウェットティッシュ(衛生面・簡易マスク代わりにも)
・絆創膏(小さなケガの処置に)
・ビニール袋(ゴミ入れや雨よけに)
・小型ライト(暗い場所で安心できる)
・笛(助けを呼ぶ)
・レインコート兼エマージェンシーシート(雨対策・体温保持)
・防災カード(名前・連絡先・アレルギー情報を記入)
・カイロ(これから寒くなるので)
これらはすべて、
ランドセルの隅に入る程度のコンパクトなものばかりです。
防災カードは、NHKポケット防災カードを活用。
171の使い方や、家族の連絡先など、パニックになってしまっても、落ち着いて避難・連絡ができるようにデザインされています。
キャラクターも描かれていて、とても可愛らしいのでおすすめです。
他、リベQ&Aでいただいたアイデアですと、
・メガネやコンタクトの常備
・胃腸薬や鎮痛剤等の常備薬や女の子なら生理用品(避難所に物資が届くまで時間がかかるため)
・ラムネやチョコ、ようかんなどの非常食アイデア
・ガム(非常食兼口腔ケアとして)
この辺りも、あると非常に便利だなと感じました。
リベQ&Aでご回答いただいた皆様、本当に、ありがとうございました‥!
💡 ポイント
・子どもと話して「学校に持っていけるもの」「自分で使えるもの」を選ぶ
・定期的に中身を見直し、防災カードの情報を、更新するなど
まとめ:今日からできる一歩
今回の床上浸水を通じて、私が痛感したことを改めてまとめます。
・「自分の家は大丈夫」という思い込みは危険
・被害直後は、まず落ち着いて命の安全確保!
そして、証拠記録→水の侵入経路確認、水汲み・床拭き を忘れず動く
・火災保険は万能ではない!
条件を確認し、会社や地域の見舞金も調べておく
・非常食だけでなく、片付けや掃除に役立つ道具を備える
・子どもが一人でも安心できるよう、ミニ防災セットを準備
大切なのは「一気に、大げさに、備える」ことではなく、
今日からできる小さな一歩を積み重ねることだと思います。
例えば、新聞紙をストックしておく。
あるいは、保険証券を引っ張り出して条件を確認してみる。
たったこれだけでも、いざという時の安心感は大きく変わります。
どうか、この記事があなたの「備え」を、
一つでも見直すきっかけになりますように。