- 投稿日:2025/09/28

とあるショットバーにて…
東京都区内の外れ、もうすぐ県境という地域のとある駅前、雑居ビルの地下にスナックやバーなどナイトスポットが集まっている場所があります。
深夜まで酔客が地下に吸い込まれていきます。カラオケなどが設置されていて、店外まで賑やかな声が聞こえるようなお店もある中にポツンと1軒、薄暗い佇まいで看板すら目立たない小さなショットバーがあります。
店内はL字型のバーカウンターとテーブル席が1席。満員になっても10名程度しか入れない広さです。照明は薄暗く、JAZZの音楽が流れています。
バーカウンターの中にいるのは、白シャツと黒ベストを着用した中年の男性バーテンダー1名です。バックバーには、様々が洋酒が所狭しと並べられています。
私は日頃から飲み歩いている訳ではないですし、仲間との飲み会では普通の居酒屋に行くことが多いです。でも、何故か気持ちがモヤモヤして寝付けない時など、ふらっと深夜に出歩き、このようなお店に入ることがあります。一人でお酒を飲みながら物思いにふけることもあれば、気が向けばバーテンダーさんと話したり、差し障りない範囲で他のお客さんが望めば少し話したりします。でも、バーでは人と話をしている時でも、結局、頭の中では自分のことを振り返る自問自答をしているような気がします。これは私にとって、貴重な時間だと思っています。

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