- 投稿日:2025/09/28
- 更新日:2025/10/04

幼児期に読みたい!◯◯で身につくお金の感覚
金融経済教育推進機構J-FLEC(ジェイ・フレック)の絵本動画「かえた かえた」でお金の使い方を学べます。約7分の動画です。
【絵本読み聞かせ】かえた かえた/作:近藤瞳(Youtube)
物語の中でマネくんは、一生懸命集めた貝がらを使って、お母さんへの誕生日プレゼントを買いに出かけます。やさしい心の持ち主なので、貝がらを惜しまずに全部交換してしまうんです。そして途中で足りなくなったときには、ケーキ屋さんでお掃除を手伝うことで、欲しいものを分けてもらう場面も描かれています。
【動画を見た後】おすすめの親子の会話
マネくんの貝がらの使い方について。
→お母さんのプレゼントにお花や紙、フルーツを先に交換してしまったので最後は肝心のケーキが買えなくなってしまいます。
「あなたならお小遣いを1度に全部使うのはどう思う?」
「マネくんのお金の使い方は上手だったかな?」
など
お金がなくてケーキ屋で働くことについて。
→最後に小さな貝殻が1つしかなくなってしまい、自分が働くことでケーキを手に入れます。
「欲しいものがあるのに、お金がなかったらどうする?」
「マネくんが働いて手に入れたケーキをみて、お母さんはどんな気持ちだったかな?」
など
もしあなたならどうする?
→マネくんは一生懸命集めた貝がらで交換します。
「最後に貝がらがなくなっちゃったよ。貝がらを使わなくても良い方法はなかったのかな?」
「あなたならどんなものと交換したい?」
など
キャッシュレス時代にお金の価値をどう伝える?
実際に現金を使って買い物をして見せる。
リベシティではキャッシュレス決済をおすすめしていますので、毎回ではなく、子どもの好きなフルーツ1個を八百屋さんで買ってみたり、お豆腐屋さんでお豆腐を買うのもいいと思います。
そうすることで、物の価値がだんだん身についてきます。
保育園のおままごとも今では、2歳児でも「ペイペイ!」と言います(笑)
5歳でもお釣りの概念がない子もたくさんいて時代だなぁと思っています。
ICカードにチャージをするのを見せる。
「このカードの中にお金を入れたよ。」と言って、電車やバスに乗るときに、「ピッってすれば乗れるんじゃなくて、お金を払った音なんだよ。」と伝えます。
お金の話をきっかけに親子の会話を深めよう
「かえた かえた」は、お金を直接描くのではなく、「交換」という体験を通して、思いやりや工夫する力をテーマにしています。子どもたちは絵本の中での物々交換を通じて、相手を思う気持ちや「ありがとう」と伝える大切さを自然に学んでいきます。
親子で「自分ならどうするかな?」と語り合いながら読むことで、物語の世界を味わいながら、親子の対話も深まります。
この記事を読んで、小学校前の子どもたちに小さな発見とその保護者さんとの分かち合いの喜びをもたらすことを願っています。