- 投稿日:2025/09/29
- 更新日:2025/09/29

「3Dプリンターを使って副業できないかな?」
そんなふうに考えたことはありませんか?
私は2025年にBambu LabのP1Sを購入して、メルカリショップスで3Dプリント品を販売し始めました。
結果、初月から売上が発生し、今では月5万円前後の副収入を安定して得られるようになっています。
この記事では、私が実践した「商品アイデアの出し方」と「売上を伸ばすための販売戦略」を体験談ベースでまとめました。
これから3Dプリント副業を始めたい方の参考になれば嬉しいです。
1. 3Dプリント販売を始めたきっかけ
最初に副業として3Dプリントに挑戦しようと思ったのは、メルカリで工具を検索したときでした。
検索結果に「3Dプリンター製のパーツ」が数多く出てきて、
「この程度の形なら自分でも作れるかもしれない」と感じたのです。
そこからYouTubeで3Dプリント関連の動画を見まくり、知識を集めました。
見れば見るほど「これなら自分にもできる」と確信が持てるようになり、思い切って Bambu Lab P1S を購入しました。
私にとってはここが大きな一歩でした。
まずは機材を手に入れて「試してみる」ことが大切だと思います。
2. 最初の商品戦略:真似から学ぶ
最初からオリジナル商品を作ろうとしても、なかなか売れるイメージが湧きません。
そこで私は メルカリで実際に売れていた商品 を真似して製作・販売しました。
もちろん、完全コピーではなく「どういうものが売れているのか」を理解するための練習です。
この時点では「売れる型を知る」ことを目的にしました。
結果として、私の商品も少しずつ売れ始めました。
ただし競合も複数いたため、そこで私は「差別化戦略」を考えることにしました。
3. 差別化はまとめ売りで実現
私が実際に取った差別化戦略は まとめ売り(セット販売) です。
同じ商品でも「2個売り」や「3個売り」が多かったので、私は思い切って「10個まとめて」出品しました。
例えば工具用の小物パーツなら、現場でまとめて欲しい人も多いはずです。
少量だけ欲しい人 → 他ショップで購入
ある程度まとめて欲しい人 → 自分のショップを選んでもらう
この住み分けによって、効率的に売上を伸ばすことができました。
4. まとめ売り戦略の解説
3Dプリント品は「小さくて軽い」ものが多いため、実は送料が材料費より高くなるケースがよくあります。
そこで有効なのが まとめ売り(セット販売) です。
具体例:3個セットと10個セットの比較
3個で400円の場合
商品価格:400円
手数料(10%):40円
送料(らくらくメルカリ便ネコポス):210円
材料費:約30円
利益:120円
10個で1000円の場合
商品価格:1000円
手数料(10%):100円
送料(ネコポス):210円
材料費:約100円
利益:590円
どちらも発送方法は同じ「ネコポス」なので、梱包・発送の手間は変わりません。
それなのに、まとめ売りにするだけで利益は約5倍 に跳ね上がります。
この仕組みを活かすことで、
少数で欲しい人は他ショップへ
大量で欲しい人は自分のショップへ
という住み分けができ、安定して利益を確保できます。
5. オリジナル商品への展開
既存商品を販売しているうちに、「もっと自分ならではの商品を出したい」と思うようになりました。
そこで実践したのが 日常や本業の中で感じる不便をメモする ことです。
私は工事関連の仕事をしているのですが、現場で「こういう部品があれば便利なのに」と思う瞬間がよくあります。
その小さな気づきをメモしておき、後から3Dプリンターで形にしました。
その中の一つの商品がヒットし、まとめ売りにしていたこともあり、半年で 約3000個販売 という実績につながりました。
6. アイデア出しのコツ
ここで私が実践している「商品アイデアの出し方」を整理します。
身の回りの不便を観察する
「ここがちょっと不便」「ここを改善できないかな」という視点で日常を見る。
本業や趣味から派生させる
仕事や趣味で「こういう小物があれば助かる」と感じたものを試作する。
👉 特に3Dプリントは小ロットで作れるので、失敗しても大きなリスクになりません。
思いついたらすぐに試作するのがポイントです。
7. 売れるまでの基本的な流れ
初心者が3Dプリント販売を始めるときの流れをまとめると以下の通りです。
商品データを作る(モデリング)
スライスして印刷
商品写真と説明文を用意する
商品を販売してみる
需要が確認できたらセット化・在庫強化する
最初から大量生産する必要はありません。
少しずつ改善しながら、売れるパターンを作っていくのが成功の近道です。
8. まとめ
最初は売れている商品を調べて真似していきましょう
差別化ポイントは まとめ売り戦略
アイデアは 生活や本業の不便 から拾う
売れる流れを作れば、副収入として安定していく
私自身、こうした考え方で取り組んだ結果、初月から売上が出て、今では月5万円ほどの収益につながっています。
もしあなたが「3Dプリンターで副業をしてみたい」と思っているなら、まずは身近な不便を一つメモすることから始めてみてください。