- 投稿日:2025/10/08

はじめに
株式投資や資産運用を始めると、必ず耳にする言葉のひとつに「生活防衛資金」があります。生活防衛資金とは、病気や失業、災害など、人生で予期せぬことが起きたときに生活を守るための資金のことです。一般的には、生活費の半年から2年分程度を現金やすぐに使える預金として確保しておくのが望ましいとされています。
一方で、株式市場や投資信託の価格が上がっていると、「この資金を投資に回していたらもっと増やせたのではないか?」と考えてしまう人も少なくありません。これが「機会損失」という感覚につながります。つまり、守るために取っておいたお金が、別の場所で増やすチャンスを逃しているように見えてしまうのです。
では、生活防衛資金と機会損失。この2つの間で揺れる気持ちをどう整理し、どのように向き合えば良いのでしょうか。初心者向けに分かりやすく解説していきます。
1. 生活防衛資金は「安心料」
まず理解しておきたいのは、生活防衛資金は単なる現金のストックではなく「安心料」であるということです。

続きは、リベシティにログインしてからお読みください