- 投稿日:2025/10/01
- 更新日:2025/10/04

せどりといえば「仕入れて売る」シンプルで即金性の高いビジネス。世の中すべてこれで成り立っていると言っても過言ではないはず...
ちなみに私は腕時計修理士経験(約20年)が長いため、時計を商材にしています。
しかし、長く続けていると気づきます。
仕入れや発送を止めた瞬間、収益も止まるということに。
しかし、これは時計せどりに限った話ではありません。
どのジャンルにも共通する悩みです。
でも発想を変えれば、ストック型の収益に変えられます。
そのカギが「情報発信」
私はせどり歴18年、時計修理士として20年活動してきました。
今は時計を仕入れて販売するだけでなく、電池交換やメンテナンス方法をYouTubeやブログで発信し、販売後も継続的に収益が発生する仕組みを作っています。
せどりの手法もネタになるため記事&動画を投稿し、人気コンテンツとなりました。
このやり方は時計せどりに特有のものではなく、他ジャンルのせどりにも応用可能です。
今日は私の実例を交えつつ、狩猟型のせどりを農耕型のビジネスへ変える方法をお伝えします。
ジャンルに関わらず、共通する考え方
時計せどりの場合、仕入れた時計に電池を入れて動かし、その様子を動画に撮影して発信しています。売却してしまえば手元には残りませんが、コンテンツは資産として残り続けるのです。
この発想は、他のせどりにも置き換え可能。
また、農耕型のビジネスは収穫(収益化)まで長い時間を要しますが、狩猟で即金が入るため、作物(コンテンツ)をじっくり育てて待っていられる利点があります。
せどりジャンル例
・ブランドリペアせどらー → 修理・メンテのビフォーアフターを発信
⇒リペアグッズの物販や買取系アフィリエイトリンク設置
・アパレルせどらー → トレンド解説や着こなしの工夫を発信
⇒セカンドストリートなどのアフィリエイトリンク設置
・アクセサリーせどらー→ 手入れ方法やブランドストーリーを発信
⇒セカストリンク設置やリペアグッズの物販
・家電や日用品せどらー → 実際に使ったレビューや比較を発信
⇒Amazonや楽天リンクを設置
商品自体は売ってしまえば手元を離れます。
しかし「その商品から学んだこと」「活用したノウハウ」を発信すれば、販売後も収益を生む“もうひとつの価値”に変わります。
修理スキルが時計以外に役立った例
店舗でバーバリーブラックレーベルのショルダーバッグを発見。よく見ると金属プレートが傷だらけです。
これを時計リペアで使用している工具で擦ると👇
作業時間は消しゴムのようなサビ取り工具でなでるだけなので、2~3分程度で終わります。傷が無くなるだけで購買意欲は向上しますし、写真撮影で綺麗に見えるため美品訴求可能。
コチラはヤフオク1円スタートで下写真の結果に。
ガムの味がなくなったら売る
私がよく使う比喩は、「ガムの味がなくなったら売る」感覚。
動画・写真撮影をしたらもう発信用としてはもぅ用済みです。
商品そのものは売却してしまい、手元には残りません。普通ならそこで役目は終わり。
ですが、情報発信をすることで「一度噛み終わったガム」が、継続して収益を生み出す存在に変わります。
これはまさに「一粒で二度おいしい」取り組み。
せどりを単なる転売で終わらせず、資産ビジネスへ進化させるための第一歩となります。
狩猟型から農耕型へ
一般的なせどりは「狩猟型」です。
獲物(商品)を探し、仕入れて売り、収益を得る。
即金性が高い一方で、常に動き続けなければなりません。
一方で情報発信を組み合わせると、農耕型の収益が生まれます。
コンテンツが作物ように積み重なり、時間が経っても新しい読者や視聴者が訪れて収益をもたらします。
もちろん畑を耕すには時間も手間もかかります。
・動画撮影
・写真撮影
・動画・写真編集
・SNS更新
・記事執筆
けれど、その労力は将来の「安心感」へ変化。
仕入れや発送をしない日でも、広告収益やアフィリエイトから収入が入る。これは狩猟型のせどりにはない大きな魅力です。
フロー型の働き方の人はストック型に憧れ、そのまた逆も然り。
人間の欲望は際限ありませんが、自分の作業量次第でどちらもゲットできるのがこのノウハウの魅力!
YouTubeとブログの役割分担
私自身はYouTubeとブログを組み合わせています。他にもTIKTOKやインスタでも構いません。
YouTube
作業風景をリアルに見せられる。
臨場感があり、視聴者の信頼を得やすい。
併せて動画内で概要欄へのアクセスを促し、アフィリエイトリンクとブログ記事を貼り付けて、収益の取りこぼしを最小限に抑えます。
ブログ
SEO検索&SNS(XやPinterest)からの流入で読まれ続け資産になる。
細かい解説やリンク導線が作りやすい。
記事内に動画(横型&ショート)を貼り付け、SEO対策。
物販は「もしもアフィリエイト」で、Amazon・楽天・ヤフーショッピング・公式サイトなどのまとめリンク作成が超カンタン。
狙ったアイテム以外が購入されても収益発生するのが魅力です。
両方を組み合わせると、相乗効果が生まれます。動画を見た人がブログに流れたり、その逆も起こります。
実際、私は1年半の発信でYouTube登録数千人規模の登録者が集まり、ブログも「副収入の柱」と呼べる程度の成果を出せています。
ワークフロー:せどりから発信までの流れ
ここで最後急に投資が入ります。
これで究極のストック収入(不労所得)を得られる仕組み。
実際に私が行っている流れはこうです。
①商品を仕入れる
②メンテナンスや動作確認を行う
③写真・動画を撮影する
④YouTubeやブログで発信する(ノウハウ化)
⑤商品を販売してキャッシュを回収する
⑥発信コンテンツは資産として残り続ける
この一連の流れを繰り返すことで、商品1つから「現金」と「情報資産」の両方を得ることができます。
メリットとデメリット
メリット
せどりの即金性と情報発信のストック性を両立できる
専門性や経験を発揮できる
積み上げるほど収益が安定する
デメリット
撮影・編集・執筆の負担が大きい
成果が出るまで時間がかかる
継続力が必要
「ラクに稼げる」とは言いません。むしろ超大変です💦
ですが、その労力の先に「働いていない時間にも収益が発生する安心感」があるのです。
まとめ:せどりを資産に変える働き方
せどりは本来、狩猟型のビジネスです。
しかし情報発信を取り入れることで、農耕型へと変えられます。
時計せどり → 電池交換や修理ノウハウを発信
ブランド品せどり → メンテや本物判別法を発信
アパレルせどり → トレンド解説や着こなしアイデアを発信
家電せどり → 実機レビューや比較記事を発信
ジャンルは違っても「売る前に情報を残すだけ」で資産化できます。
あなたがもし「せどりを続けているけれど、作業を止めたら収益も止まる」と感じているなら、今日から小さな発信を始めてみてください。
「狩りに疲れたら、畑を耕す」
そんな働き方を目指せば、安心して枕を高くして眠れる日がやってきます。