- 投稿日:2025/10/07
- 更新日:2025/10/07

世界最高の投資家「ウォーレン・バフェット」は、その90年以上の人生で培われた数多くの教訓を残しています。
長期投資による圧倒的な成功を収めた彼の哲学は、シンプルでありながら本質を突いており、僕に多くの気づきを与えてくれました。
この記事では、僕の大好きなバフェットの名言を「投資」「仕事」「人生」の3つのテーマに分けて紹介します!
ウォーレンバフェットとは
ウォーレン・エドワード・バフェット(Warren Edward Buffett)
生年月日:1930年8月30日
職業:投資家、経営者、資産家、慈善活動家
彼は世界最大の投資持株会社「バークシャー・ハサウェイ」の筆頭株主であり、同社の会長兼CEOです。(今年末にCEO退任予定)
バフェットは長期投資を基本スタイルとし、長年に渡ってバークシャー・ハサウェイに高い運用成績をもたらしています。
地元ネブラスカ州オマハで質素な生活を送っているため、敬愛の念を込めて「オマハの賢人(Oracle of Omaha)」と呼ばれていることで有名です。
投資に関する名言
ウォーレンバフェットが投資で重要視していることは、以下の3点です!
①長期的な視点で投資せよ
②投資は自分の頭で考えろ
③下がったときにこそ買え
ではそれぞれに対応する名言を、以下で紹介しましょう。
①長期的な視点で投資せよ
10年、20年、50年経っても、みんなが欲しいと思うものを作っていく事業なのか。
これが、私が投資判断するうえでの基準だ。
買い付け前に両眼を閉じて、いま正に投資しようとしている企業の10年後の姿をじっと思い抜く。
たとえ証券取引所が10年間閉鎖されることがあっても、喜んで持ち続けたい銘柄だけを買え。
喜んで10年間株を持ち続ける気持ちがないのなら、たった10分間でも株を持とうなどと考えるべきではない。
時機を逸することへの対策は、長期にわたって株を持ち続け、景気が悪化して株価が下がっているときでも決して売らないことである。
どれだけ優秀な才能や努力を持ってしても、時間のかかるものはある。
9人の妊婦を持ってしても、1ヶ月では子供は生まれない。
好きな株式保有期間は「永遠」
今日・明日・来月に株価が上がろうが下がろうが、私にはどうでもいい。
多くのプロの投資家や学者たちが、毎日の株価に一喜一憂する。
しかし株価やマーケットの動向を毎日・毎週・毎月追うことで、投資が成功すると私は考えていない。
近視眼的な投資では理性を失い、結果としてお金と時間を失う。
誰かが日陰に座れているのは、誰かがずっと前にそこに木を植えたからだ。
②投資は自分の頭で考えろ
独力で考えなかったら、投資では成功しない。
投資は力仕事ではない。
人一倍、読み、考えなくてはいけない。
相談して決めようと思うとき、私は鏡を見る。
市場動向や他人の意見につられて株の売買をするな。
それっぽいことを言ってくるオタクには注意しろ。
地下鉄で通勤している連中の助言を、ロールスロイスでやってきた人々がありがたく拝聴する場所はウォール街以外にない。
ウォール街や証券会社のセールスマンに「今の推奨銘柄は何でしょうか?」と聞くことは、床屋に行って「今日は散髪したほうがいいかな?」と聞くようなものだ。
③下がったときにこそ買え
株が下落したときに売ってはいけない。
むしろ買うべきだ。
株価が50%下落してもパニックに陥らないこと。
そういうときにこそ、ありがたく買うこと。
バークシャーが買いを入れるのは、他の投資家がレミングのごとく一斉に売りに傾くときだ。
株は単純。
みんなが恐怖におののいているときに買い、陶酔状態の時に恐怖を覚えて売れば良い。
我々は人が貪欲になった時に慎重になり、そして人が慎重になった時だけ貪欲になるように心がけている。
多くの人は、みんなが株式市場で加熱しだすと興味を持つ。
でも本当は、みんなが興味がない時に興味を持たないといけない。
株式を買う理由のもっともバカげているのは、値上がりしてから買うというやつだ。
仕事に関する名言
ウォーレンバフェットが仕事で重要視していることは、以下の3点です!
①得意な仕事に集中せよ
②大好きなことを仕事に
③一緒に働く人間を選べ
ではそれぞれに対応する名言を、以下で紹介しましょう。
①得意な仕事に集中せよ
自分が理解し、自信が持てる範囲にとどまること。
最も重要なのは、自分の能力の輪をどれだけ大きくするかではない。
その輪の境界を、どこまで厳密に決められるかだ。
やる価値のないことなら、うまくやる価値もない。
事業の多角化は、無知を隠す一つの手段だ。
本当に重要なことだけを選んで、それ以外には「ノー」と断ることも大切だ。
成功者と「超」成功者の違いは、超成功者はほぼすべてに「ノー」と言うことだ。
やり方を心得ていることすべてを、すばやくやる。
ためらったり、考え直したりはせず、とにかくやり遂げる。
アメリカの大金持ちは、50社のポートフォリオ投資で財をなしたわけではない。
彼らの莫大な個人資産は、1つの優良ビジネスを突き詰めることによって築かれた。
ある分野の第一人者、たとえば優秀なスポーツ選手や有名な芸能人が畑違いの事柄にまで首を突っ込んで、一般大衆に身の施し方をあれこれ指南しようとする風潮に、私は強い違和感を覚える。
②大好きなことを仕事に
大事なのは、自分が好きな事をとびきり上手にやることだ。
お金はその副産物に過ぎない。
いま楽しめないものを、今後10年間に楽しむことが出来るだろうか?
たぶんそれは無理なので、いま好きなことをやりなさい。
我々は、収益(結果)よりも過程の方が全然楽しいんだ。
熱意こそ、抜きん出る対価だ。
履歴書を良くするために、好きでもない仕事ばかりするのは馬鹿げてる。
まるで「年寄りになるまでセックスをとっておく」みたいなものだ。
あなたを愛する顧客と、あなたに満足する顧客がいれば、その事業はとても上手くいっているといえる。
そのために、自分の仕事への愛情が大切になるのではないか。
③ 一緒に働く人間を選べ
一番尊敬している人のところで働け。
邪悪な人間と組んで、うまくいったためしはない。
あなたより優れた友人と付き合うのが良い。
あなたより良い振る舞いをする仲間を選べば、あなたはその方向に行くだろう。
人を雇う時には正直さと知性、エネルギーという3点に着目せよ。
そしていくら知的でエネルギッシュな人物でも、正直でなければダメだ。
私は一日中、いつもワクワクしている。
なぜなら自分が本当に愛してやまない人たちと一緒に、自分が本当に愛する仕事をしているから。
人生に関する名言
ウォーレンバフェットが人生で重要視していることは、以下の3点です!
①難しいことをするな
②金で幸せは買えない
③信頼を大切にすべき
ではそれぞれに対応する名言を、以下で紹介しましょう。
①難しいことをするな
簡単なことをやれ。
人生においては、ほんのいくつかのことを正しくやれば良い。
並外れた結果を出すために、並外れたことをする必要はない。
私が成功した理由は、飛び越えられるであろう30センチのハードルを探すことに精を傾けたから。
ビジネススクールはシンプルなものより、難しく複雑なものを称賛する。
しかし、シンプルなものの方がより効果的だ。
どうもひねくれた人間の性質なのか、簡単なことを難しくしたがる傾向がある。
②金で幸せは買えない
幸せと金は別物である。
金はある程度まで、人をおもしろそうなところへ連れて行ってくれる。
しかし金があってもあなたを愛してくれる人の数が増えたりはしないし、より健康になれたりもしない。
どれほど金を持っているか、去年どれほど稼いだかということを尺度にして人生を歩んでいくなら、遅かれ早かれ厄介な問題に巻き込まれるだろう。
③信頼を大切にすべき
自分が今やろうとしている行動が新聞記者の目に止まってもよいか、自分の妻や子供、 友人が読む新聞の一面を飾っても恥ずかしくないかどうか。
よく考えて行動して欲しい。
たとえ法的には問題がなくとも、 普通の市民の立場から見ておかしいと思われる行動は一切とらない。
周囲の人からそれなりの評判を得るには、20年かかる。
だがその評判は、5分で崩れる事がある。
まとめ
ウォーレン・バフェットの名言から学べるのは、成功の本質は決して複雑なものではないということ!
投資では長期的な視点を持ち、仕事では自分の得意分野に集中し、人生ではシンプルに生きる。
これらはすべて、私たちが日々の中で実践できる普遍的な原則です。
世界最高の投資家が90年以上の人生で築き上げてきた哲学は、短期的な利益や派手な成功を追い求めるのではありません。
誠実さと信頼を大切にしながら、自分が本当に好きなことに情熱を注ぐことの重要性を教えてくれます。
バフェットの言葉を胸に、あなたも自分なりの成功への道を歩んでみてはいかがでしょうか?