- 投稿日:2025/10/12
- 更新日:2025/10/12
■序章:違和感のはじまり
物価は上がり続け、世の中の相場も日々動いている。
それなのに、自分の家賃だけは微動だにしない。
数年前、「物価上昇のため」との理由で4,400円の値上げ通知と更新案内が届いた。
家計は苦しかったが、引っ越すつもりも無かった。
「今のご時世値上げも仕方がないか」と思い、了承してしまったのだ。
今思えば、あの時ちゃんと調べもしなかったのが悪かった。
そして2025年9月。
わたしは、いつものように学長ライブを聞いていた。
🦁「更新は断れるんやで」
朝早くからマッチョなライオンが軽快に話している。
🗻「……え?」(🗻=わたし)
何を言っているんだこのオスは?
一瞬何を言っているのか分からなかった。
なぜならわたしはあの日、届いた書類を穴があくほど確認した。
しかしそこには「断れる」なんて一言も書かれていなかった。
「何をバカな」と思いながらリスナーとのやりとりを聞き続けた。
🦁「賃料は下げられるで」
🗻「……な、なな、なんだとぉーーー!!?」
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