- 投稿日:2025/10/20
こんにちは。第2回目の記事は産後の骨盤矯正について💻️
私も2児の父親です👨
妻が出産した時はすぐに骨盤矯正を行いました。
出産後すぐには股関節を開くようなダイナミックな施術は出来ず、仙腸関節のAKAがメインですが、少しずつ筋肉へのアプローチも取り入れました👈
結論から言うと、大腰筋、大腿直筋、ハムストリング、内転筋、腰方形筋をターゲットに❗️以上‼️
あとは、アナトミートレイン的に肩甲骨周囲筋も大切です👀
今回は骨盤に絞って簡単に理由と、妊娠中から産後について書きましたm(_ _"m)
産後から腰痛になった方、もしくはより腰痛や肩こりが酷くなった。尿漏れが。。
様々な悩みの解決の糸口になれたら幸いです。
■ 産後の骨盤はどう変化しているの?
妊娠中から出産にかけて、女性の骨盤は大きく変化します。
安定期を過ぎる頃から出産に向けて仙骨が前に傾き、腸骨が外に開くように動きます。
これは、赤ちゃんが通る「産道」を広げるために起こる自然な変化です。
出産後は、この開いた骨盤が少しずつ戻っていきます。
仙骨が後ろに傾き(後傾)ながら、恥骨結合もゆっくり閉じていくことで、元の状態へと戻っていくのです。
ただし、このときに骨盤を支える筋肉のバランスが崩れていると、骨盤が正しい位置に戻らず、
・尿漏れ
・腰の痛み
・下腹部のぽっこり
・股関節や恥骨の痛み
などのトラブルが起きやすくなります。
■ 骨盤を整えるために大切な5つの筋肉
では、どの筋肉を整えていくことが大事なのでしょうか?
一会整骨院では、次の5つの筋肉を特に重要視しています。
お腹の奥にあるインナーマッスルで、上半身と下半身をつなぐ重要な筋肉です。お肉の部位でいうとひれ肉です🍖
この筋肉が収縮(力が入る)と骨盤が前に傾きやすくなり、反り腰、腰痛や姿勢の崩れにつながります。
ほとんどの腰痛が大腰筋の緊張が関与していると言っても過言ではありません。
太ももの前側の筋肉です。
妊娠中や産後は、赤ちゃんを抱っこしたり立ち座りを繰り返したりする中で負担がかかりやすく、硬くなりやすい部分。
ここが硬いと骨盤が前に引っ張られ、腰への負担が増えてしまいます。
大腰筋と同様、反り腰の原因となる筋肉です!
背中の下の方にある筋肉で、背骨から骨盤を左右から支えるタープの紐のような存在です⛺
骨盤のゆがみや左右差の原因になりやすい筋肉で、ここが緊張していると片側の腰ばかりに負担がかかります。
骨盤を水平に保つためには欠かせません。
また、腰方形筋は大腰筋と接し、腰神経叢支配ですから、ここが硬くなると腰部全体が硬くなります。また上殿皮神経の緊張から臀部から鼠径部の痛みも原因にもなりえます✏️
太ももの内側の筋肉です。
出産後は骨盤が開くことで、この内転筋が弱くなりやすくなります。
内転筋を使えるようになると、恥骨結合を安定させ、尿漏れ予防にもつながります。
内転筋は閉鎖神経なので、内転筋が硬いと腰も硬くなります。
太ももの裏の筋肉群で、骨盤の後ろ側を支えています。
ハムストリングが硬くなると、坐骨を後方に引っ張ってしまい猫背の原因になります。
また前屈時の腰痛の原因にもなりますので、柔軟性は大切ですね。
■ 産後の身体は「ゆっくり戻す」が大切
出産時はリラキシンというホルモンが出て、靭帯が緩み産道が広がります。しかし、靭帯を締めるホルモンはありません。
硬くなった筋肉は緩めて、弱くなった筋肉は鍛えて正しい骨盤の位置にすることが大事!
緩めるだけ、エクササイズだけでは不十分かと臨床上、経験しています。
焦って激しい運動をするよりも、まずは正しい姿勢と保持、腹式呼吸、軽い骨盤エクササイズから始めることが良き!
■ ちょっと補足:女性特有の「神経と痛み」の関係
実は、女性の体はホルモンや臓器の変化によっても痛みが出ることがあります。
たとえば卵巣が腫れてくると閉鎖神経を圧迫し、太ももの内側や母指(足の親指)の内側に痛みが出ることがあります。
また、思春期の女の子が「なんか膝の内側が痛い」と訴える場合も、同じ神経の影響であることがあります。
■ まとめ
産後の骨盤を整えるためには、
1️⃣ 大腰筋
2️⃣ 大腿直筋
3️⃣ 腰方形筋
4️⃣ 内転筋
5️⃣ ハムストリング
この5つの筋肉をバランスよく使えるようにすることがとても大切です。
さらに骨盤底筋群や大殿筋下部、下腹部のエクササイズを取り入れることで産後トラブルを回避することが出来るでしょう。
始まるという字は女が土台、だから男性は女性を大切にしなくてはいけない。
ゴルゴ松本さんが少年院で漢字の授業をした時の格言です🔥