- 投稿日:2025/10/21
こんにちは!
広島を拠点に活動しているフリーランスWebコーダー、すけです!
前回の記事では「営業700件の時期」について書きましたが、今回はそのあと。僕が制作会社に所属していた約1年間の話です。
ご縁から始まった制作会社での1年
制作会社に所属したのは、2023年の秋から2024年の8月ごろまで。実はその会社、以前に業務委託でお仕事をいただいたことがあり、「うちで働かない?」と声をかけてもらっていたところでした。
営業の時期を経て、思うように結果が出なかった僕は、その言葉をふと思い出して、改めて連絡をしてみたんです。すると、「ぜひ!」と返事をいただけて、所属が決まりました。
まさにご縁でつながった次のステップでした。
業務内容は「テンプレートを使った制作」
業務内容は、テンプレートをベースにしたWordPressサイト制作。ブロックエディタを使いながら、ヒアリング内容をもとにページを構成していくような仕事でした。
デザインデータはなく、「この会社にはどんなページが必要か?」を自分で考えてつくるスタイル。
それはそれで難しかったけれど、“自分で考えて作る”感覚が身についていったのは確かでした。
よかったこと:構成力が鍛えられた
この経験で一番よかったのは、自分でサイトの構成を考える機会をもらえたこと。
「このページを先に見せた方が伝わるかな?」「この導線のほうがスムーズかもしれない」
そんなことを、未熟ながらも考えるようになりました。今思えば、この頃から少しずつ**「作る」から「考えて作る」**方向に変わっていった気がします。
つらかったこと:好きなことができなかった
一方で、つらかったこともありました。
僕はコーディングが好きなんですが、当時の業務は、ブロックエディタでの構築がメイン。HTMLやCSSを細かく書く機会がほとんどなかったんです。
それに加えて、デザインの経験がなかったので、色や余白の取り方などを判断するのが難しく、「これ、本当に自分がやっていいのかな…」と不安になることも多かった。
スキルが伸びていない気がして、焦りや葛藤があった時期でもありました。
苦手を知り、得意を見つけた
この時期を通して、自分の得意と不得意がはっきりした気がします。
サイトの中身を考えて、構築していくのは得意。でも、クライアントのイメージを形にするデザイン面は苦手。(今では、そこそこ^^)
この気づきは、僕にとってすごく大きかったです。「全部を完璧にやる必要はない」と思えるようになったし、自分の得意を伸ばす方向に集中できるようになりました。
もうひとつの気づき:「テンプレートも価値がある」
僕はずっと、「Webサイトは完全オリジナルで作るもの」と思っていました。(何なら、ここ最近まで)
でも実際には、テンプレートで十分な企業様・事業主様も多い。スピード・コスト・目的、どれを重視するかによって最適な形は違うんですよね。
テンプレートも結構きれいだし!
このとき初めて、“中間の選択肢”の価値に気づきました。クライアントによって求めるものが違う。その幅を知れたことが、今の提案スタイルに生きています。
収入の安定と心の余裕
この時期は、収入面で安定したのも大きかったです。とりあえず生活はできる。その安心感があったからこそ、制作会社での仕事に集中しながら、これまで続けてきた営業や個人案件にも落ち着いて取り組めました。
「副業から始めるのがいい」とよく言われますが、実際にやってみて、本当にそうだなと思いました。収入の柱が1つあるだけで、心の余裕がまったく違う。少し大変かもしれないけれど、焦らず力をつけたい人には、良い選択だと思います。
この1年で得たもの
この1年で学んだことはたくさんありますが、一言で言えば「バランス感覚」だった気がします。
完璧を目指すだけではなく、限られた条件の中で「ベスト」を出す。そして、自分の得意を活かす。
この経験があったからこそ、今は「提案型」の制作にシフトできたと思っています。
✨この1年で学んだ「バランス感覚」
行動を続けることで、ご縁が生まれた
考えて作ることで、構成力が伸びた
苦手を知って、得意を伸ばせた
テンプレートにも価値があると知った
安定が心の余裕を生んだ
どれも「完璧を目指すより、今できるベストを出す」経験だった。
この“バランス感覚”が、今の僕の働き方の軸になっています。
💬最後に
焦る時期もあるけれど、どんな経験も“次のステップ”につながっている。
苦手も迷いも、ぜんぶ未来の自分を形づくる大切なピースだと思います。