- 投稿日:2025/10/26
近年、警察官の制服や名刺・警察手帳は簡単に偽造可能となっています。
見た目だけで目の前の警察官を信用することは危険を伴う可能性があります。
そこで元警察官である私がおすすめする方法が、
所属警察署と氏名を聞きいて、警察署に確認の電話をする
という方法です。
この方法であれば、確実に警察官であることの確信を得られます。
警察署に確認の電話をする方法について
いちいち、確認されると警察官もイライラするのでは?と思うかもしれませんが、そんな事はありません。
警察官時代の私はむしろ、防犯意識が高くてすごいなと思っていました。
しかし、確認の電話をする方法にも注意点があります。
電話確認の注意点
ずばり、訪ねてきた警察官から電話番号を聞かないこと。
もし目の前の警察官らしき人物が詐欺師であれば、自身の仲間の連絡先を伝えてそれっぽく対応してきます。
ですので、所属警察署を聞いたら、自分でGooglemap等で調べて電話してください。
所属警察署や氏名を教えてくれないことはある?
これらを教えてくれないことはありません。
所属や氏名は聞かれた場合には必ず答えるようになっています。(根拠は色々と法律や規則などを複合したものだったような...忘れてしまいました)
ですから、所属や氏名を答えない時点で、110番通報して自身の身の安全を確保してください。
電話をかけられた警察署は迷惑?
当直(警察署での電話番)の時に時折そのような電話がありましたが、全然迷惑ではありませんでした。
電話を繋いだまま警察無線でその警察官に確認を入れたりして、少しでも不安がなくなればと思い対応していたことを思い出します。
そもそも警察官に話しかけられることはない?
多くの人はそもそも警察官と話すらしたことがないかもしれません。
しかし、実は年に1回警察官が家を訪ねてきています。
それは巡回連絡といって、その地域の住民の居住実態などを調査して、災害や事件事故などの有事の際に役立てるためのもの。
ふとした時に家に警察官がやってきて、家族の情報を教えてほしいと聞いてくるかもしれません。
慌ててすべての情報を教えるのはいいですが、それがもし詐欺師だったら...
まとめ|怪しいと思ったら警察署に確認しよう
巡回連絡でも、取締りでも職務質問でも何でもいいので、目の前の警察官が挙動不審である場合は所属警察署と氏名を聞いて、警察署に確認の電話をしましょう。
詐欺被害に遭ってしまうと、小金持ち山から一気に遠のきます。
この記事が少しでも皆さんの「守る力」の強化に役立つことを祈ります。